女優・真木よう子さん(34)が25日、クラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』で「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」をスタートせさ、出版のために出資金として800万円を募っているのですが、ネット上では批判的な声が噴出しています。
「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」は、今年12月29~31日に開催予定の同人誌即売会『コミックマーケット93(C93)』(略称:コミケ)に向けて、フォトマガジンを製作するために立ち上げたプロジェクトで、これは真木さん個人の活動だと強調しています。
製作するフォトマガジンは、「出版社を挟まず、皆様の御希望の写真、ワタクシの本音。等、多数載せる予定」とし、クラウドファンディングサイトで出資金を募って製作する理由については、「こうした雑誌を皆様と一緒に作り上げたいと思い立ったからです。」と説明しています。
完成したフォトマガジンはコミケにて、真木よう子さん自身が手売りを行うといい、全国の書店やネット上でも販売はせずに、『CAMPFIRE』とコミケにて販売する限定商品とのことです。
しかし、コミケに出展をする場合には参加申し込みが必要で、抽選でもし落選した場合には会場で販売が行えないため、落選した場合は直販で購入できるようにする予定とし、『CAMPFIRE』で出資した方には特典を付け、来年1月上旬に発送する予定だと説明しています。
現時点ではまだフォトマガジンのタイトル、内容も全く決まっていないため、意見や要望を募っているといい、寄せられた意見には全て目を通し、可能な限り応答するとのことです。
なお、フォトマガジンはA5サイズでオールカラー、本文320ページというボリュームとなっています。
出資者たちのリターンは7種類用意し最も安いのは5000円で、フォトマガジンに加えて、真木よう子さん本人がデザインしたという“ヤバイTシャツ”(サイズS)が付いたものです。
その上のリターンではフォトマガジンに加えて、オリジナルカレンダー(誌面未掲載のヤバイ写真使用)、直筆サイン、直筆の格言色紙(ヤバイ格言)、名前入りの感謝メッセージ動画(ヤバイメッセージ)が付くものが用意されていて、最高額50万円のリターンは、フォトマガジンの撮影ロケ地の決定権が付いています。
最高額の50万円コースはパトロンを2人に設定しているのですが、すでに定員に達しており、26日13時半時点でパトロン数は260人以上で、支援総額も340万円を超えています。
このプロジェクトは9月28日23時59分まで出資者を募り、オール・イン方式を取っているため、もし出資金が目標の800万円に届かなかったとしても、出資者たちには返金されずファンディングされる形になっており、『CAMPFIRE』によると、すでにフォトブックの製作は決定しているとのことです。
ちなみに、支援金の使用用途については、撮影費、撮影諸経費(スタイリスト、ヘアメイク、各ロケ地への交通費等)、印刷費、デザイン費、原稿料・校閲料、編集費といった雑誌製作にあたる諸経費、加えて出資者へのリターンの制作費・発送費、コミックマーケット93出展の準備に向けた諸経費などに使用すると説明しています。
(「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」のクラウドファンディングページ)
そして、真木よう子さんが立ち上げたプロジェクトに対してネット上の反応を見てみると、
- 企業とかじゃなく個人参加でしょ? 皆自腹切ってやってるのに。叶姉妹も自分でやってたじゃん。そりゃあ金額的な余裕は桁違いかもしれないけど、叶姉妹は色んな人に意見もらって、何が喜ばれるか凄く考えて計画してやってたから認められたのに。出資させて皆の意見で一緒に作るは何かコミケでは違う気がする。
- オタクでもなくサブカルに興味もない芸能人が、『知られざる金脈があった』とばかりにコミケに参加するのはいい加減にやめて欲しい。不愉快。
- コミケの何たるかをまったく理解していない奴!叶姉妹がイケるなら私もイケると大きな勘違いしてるのでは?真木よう子はいらない!
- 叶姉妹を見て、二匹目のドジョウを狙ったのかな?そう上手くはいかない。
- クラウドファンディングでコミケって何か嫌だなー。それならコミケじゃなく普通に写真集売ればいいのに。話題性欲しくて必死って感じがする。
- 当選したわけでもないのに宣伝。宣伝の中に他の参加者、スタッフへの気遣いがひと言もない。叶姉妹は応募の時点から低姿勢でまわりに教えてもらってましたが。
- コミケ用の本作るのに出資して下さいとか、ちゃんちゃらおかしいわ。プロの漫画家さんだって、コミケ出るときは自腹なのに。
- クラウドファンディングでお金を集めてから参加なんてコミケ精神に反する。たとえ赤字になろうとも、自分が出したいものを出す。それがコミケだ。コミケに出たい人は沢山居る、こんな人にスペースを貸し出すのは他のサークルさんにとって失礼
- この人の事よく知らないけど、オタクとかオタク文化とかを丸ごと馬鹿にされ、舐められてる感じがして不快感しかない。頒布物がフォトブックって…クラウドファンディングって…なんか気持ち悪い。。
- コミケを売名で利用するのやめて欲しい。クラウドファンディングなら勝手に個人で出せばいいのに。他の様々な分野のプロ達は個人趣味で出してる。一般の創作を楽しんでる人たちの邪魔でしかない
など批判的な声が殺到しています。
8月11日~13日に開催されたコミケでは、叶姉妹の2人が初めてサークルで参加し、自ら製作を手掛けたオリジナルTシャツと本の販売を行い、しっかりと事前準備を行っていたことやマナー・ルールを守った対応などから、絶賛する声が多数上がっていました。
その一方で、真木よう子さんに対しては多くの批判が寄せられているのですが、クラウドファンディングで800万円もの出資金を募り、フォトマガジンを製作、それをわざわざコミケで販売するということに対し、否定的な声や疑問の声が多く寄せられています。
コミケなどで販売される同人作品については、同じ趣味や志を持った同人が協力し、自費で製作をしており、真木よう子さんの手法や考え方は他のコミケ参加者への敬意が感じられず、コミケにはそぐわないものだと受け取られており、話題作りに利用しているようにも見えることから、批判の声が上がるのは仕方がないと思います。
ただ単にフォトマガジンを手売り、ファンと直接触れ合うことが目的なのであれば、わざわざコミケという場を選択する必要はなく、非常に混雑したコミケ会場で様々なトラブルを発生させ、他の参加者たちに迷惑を掛けてしまうことも十分考えられることなどから、もう一度コミケに参加するかどうかを考え直した方がいいのではないかと思いますね。