登山家・平出和也と中島健郎が滑落し安否不明。イッテQ登山部メンバーの事故に心配や無事を祈る声
登山家・山岳カメラマンの平出和也さん(ひらいで・かずや 45歳)と中島健郎さん(なかじま・けんろう 39歳)が、エレベストに次いで世界2位の高さ(8,611m)を誇るK2を登山中に滑落し、安否不明となっていることが分かりました。
中島健郎さんは、ピン芸人・イモトアヤコさんが出演する『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の人気企画「イッテQ!登山部」にもカメラマンとして参加しており、番組の視聴者からも心配の声が相次いでいます。
<↓の画像は、イモトアヤコさんと中島健郎さんの写真>
在パキスタン日本大使館は27日に、30代と40代の日本人男性2人がK2の7,500m付近で滑落し、パキスタン軍のヘリコプターが2人とみられる姿を確認したものの安否不明と発表したのですが、登山・スキー用品販売会社『石井スポーツ』が滑落した2人について、同社所属の平出和也さんと中島健郎さんであることを発表しました。
<↓の画像は、中島健郎さんと平出和也さんの写真>
石井スポーツの発表によると、平出和也さんと中島健郎さんはK2の未踏ルートだった西壁から登頂するプロジェクトに挑戦し、27日午前11時半ごろ(日本時間)に滑落したとベースキャンプから連絡があったとのことです。
地元当局がヘリコプターで救助に向かい、2人の姿を確認するも着陸できなかったため、現在は地上からの救出を試みているといい、石井スポーツは遭難対策本部を設置して情報収集を行い、在パキスタン日本大使館と連絡を取り、現地に社員を派遣することも検討しているそうです。
この発表を受けてネット上では、
- NHKBSでよく見るしイッテQ登山部でもあって登山に詳しくない私でも知ってる方…どうか無事であって欲しいです
- え!中島さん…。天国ジジイと共にイッテQ登山部を支えてくださってる中島さん。南極の映像今もよく見てます。お二人とものご無事本当にお祈りしています。
- イッテQ登山部でお馴染みの中島健郎さんが滑落だなんて……もう1人の滑落された平出和也さんと一緒に無事に救助されますように………山怖い
- まさかこの2人が…。ショックすぎて言葉にならない。出発前にご家族で登山されてるのを観ました。ただただ生きて帰ってきてほしい。
- 平出さんと中島さんなの?凄くショックなんだが。。中島さんは様々な登山の番組でよく見るから馴染みがあるし。なんとか無事に戻ってほしい。今回もテレビ番組の撮影だったのだろうか?
- 今回は登り始める前から何か嫌な感じがして、インスタを見るたびに悪天候のため断念して日本に帰って来ると良いと思っていた
二人共小さな子供達がいる どうか早く救助をお願いしたい 何とか生きていて欲しい
などの声が上がっており、登山家の野口健さんもX(旧ツイッター)で2人の滑落事故に大きなショックを受けていることを明かし、極めて厳しい状況だろうと推測しつつ「一縷の望み、奇跡を信じたい」と無事を祈っています。
平出和也さんは世界的に有名な登山家で、2005年に凍傷で足の指を3本失いながらも、2008年にインド・カメット峰(標高7,756m)の未踏ルート初登頂に成功し、日本人として初めて「登山界のアカデミー賞」の異名をもつ「ピオレドール賞」を初受賞。
その後も中島健郎さんと共に2017年の「ピオレドールアジア賞」、2018年と2020年にも「ピオレドール賞」を受賞しています。
中島健郎さんは平出和也さんと共に高峰の未踏ルートに挑戦する傍ら、2012年以降にイッテQ!登山部にも参加し、カメラマンを務めながらイモトアヤコさんの登頂をサポートしていました。
<↓の画像は、平出和也さんと中島健郎さんの登頂・登攀(とうはん)歴>
そんな2人は以前から未踏のK2西壁からの登頂を目指しており、2018年放送の『情熱大陸』(TBS系)は2人がK2の新ルートを探す旅に密着し、番組ではK2について、「高さこそエベレストより低いものの、厳しい気候条件や雪崩、滑落の危険性、遭難者が極めて多いことから世界で最も登るのが難しいとされ、“非情の山”とも“魔の山”とも呼ばれている。」
と紹介し、密着取材中にも中島健郎さんがクレバス(深い割れ目)に落下する場面もありました。
昨年にはNHKの密着取材を受けてK2西壁登頂への思いを語り、それから1年経って6月から遠征をスタートさせたようですが、6月以降にK2と同じくカラコルム山脈のスパンティーク(標高7,027m)で、日本人の登山家が死亡する事故が相次いで発生しており、6月に男性1人の死亡が確認され、もう1人は現在も行方不明のままで、7月3日には男性1人が下山途中にクレバスに滑落し亡くなっています。
平出和也さんと中島健郎さんはこれまでに、高峰の未踏ルートの登頂に成功してきたものの、K2の西壁登頂は困難としてトレーニングを重ね、コロナ禍での計画延期を経て6年かけて入念に準備を進めて挑戦するも滑落し、事故発生からすでに1日以上が経過した現在も安否不明の状態で、非常に厳しい状況ではあるのですが、どうか無事であって欲しいです。
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負の日テレ
そういう危険承知のうえで登山してるんだから同情はしません。
絶対はない。山の怖さです
海外での滑落は特に絶望的でしたが