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田代まさしの現在…4度目の覚醒剤使用で懲役刑、ムショ入り延期の救急搬送トラブル発生。週刊誌フラッシュが近況報道

田代まさしが刑務所入り前に病気で入院。薬物事件で実刑判決、収監前に糖尿病が悪化。現在の心境と今後を語る。

昨年11月に違法薬物事件で4度目の逮捕となり、裁判で実刑判決を下された元タレントの“マーシー”こと田代まさし受刑者(本名=田代政 64歳)が、刑務所に収監される前に糖尿病の悪化で救急搬送され、収監延期となっていたことを週刊誌『フラッシュ』の取材に告白しています。

田代まさし受刑者は昨年11月、宮城県内の宿泊施設と東京都杉並区内の自宅マンションで覚醒剤と大麻を所持した容疑で逮捕、その後の尿検査で覚醒剤の陽性反応が出たことで使用容疑でも逮捕されました。

今年2月に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の罪での初公判が行われ、検察側は懲役3年6ヶ月を求刑し、同3月に懲役2年6ヶ月(うち6ヶ月は保護観察付き・執行猶予2年)の実刑判決が下されました。

これを不服とした田代まさし受刑者側は控訴し、6月末から始まった控訴審で弁護側は減刑を訴え、検察側は控訴の棄却を求めました。

しかし、仙台高等裁判所は7月29日に開かれた控訴審判決で、一審の地裁判決を支持して控訴を棄却しました。

裁判長はその理由について、田代まさし受刑者がこれまでに複数回、覚醒剤などの違法薬物の所持・使用の罪で有罪判決を受けていることに触れ、「またしても違法薬物に近づいた。親和性や依存性は根深い」と指摘し、一審の判決では更生への意欲も考慮しており、懲役2年半のうち半年を執行猶予付きとしたのは妥当との判断を下していました。

一方の弁護側は、田代まさし受刑者が一審の判決後に再び薬物依存症の治療施設に入り、リハビリに取り組んでいるなどと更生に務めていることを訴え、刑務所に入れるのではなく社会で更生させるべきとして、全ての刑を執行猶予付きにすることを求めていましたが、この訴えは退けられました。

これによって田代まさし受刑者は3度目の刑務所入りとなるはずだったのですが、現在も刑務所に入っていないことが分かったとフラッシュは伝えており、取材をしたところ関東某所の釣り堀にて、釣りをしている姿をキャッチしたとのことです。

<↓の画像が、フラッシュ撮影の釣りをする田代まさし受刑者の写真>

フラッシュの取材に応じた田代まさし受刑者は、「8月6日に収監される予定でしたが、その2日前に体調を崩して救急搬送されたんです。検査の結果、普通の人なら70~100程度の血糖値が“670”と異常に高い数値で即入院しました。完全に『糖尿病』です。疲労がたまると膝の下がすごく痛くなったり、目が突然悪くなったりと、糖尿病の合併症が出ています。収監は病状が落ち着いてからということで、延期してもらっていました。治療を経てやっと血糖値が安定したので、ほどなく刑務所に行きます」と説明しています。

<↓の画像は、糖尿病治療を受ける田代まさし受刑者の写真>

また、4度目の薬物事件を起こしたことによって、「これでまた世界中から敵視される」「テレビに出られなくなる」「信頼してくれていた人たちにどう謝ろう」などと考え、頭がいっぱいになると明かしています。

その一方で、自身が重度の薬物依存症であることを理解し、かつてスタッフとして働いてもいた薬物依存のリハビリ施設『ダルク(DARC)』からは、「薬物依存症はWHO(世界保健機関)でも認めている病気の一種だから治せばいい」と教えてもらったといい、「自分の意思だけでどうにかできるものではないから、また一から治療を頑張ろうと思うんです」と語っています。

<↓の画像は、フラッシュの取材を受けた田代まさし受刑者の写真>

これまで4度薬物事件を起こしましたが、薬物使用をやめていた期間は少しずつ延びているとし、「こんなこと言うと、『おまえ、反省してないだろ!』って言われちゃうと思うけれど、薬物依存症は一生続くんです。その中で少しずつ勝てるようになってきたんですよ」とも語っています。

そして、支援者へのメッセージを求められると田代まさし受刑者は「キツイ質問だな(苦笑)」と言いつつ、「本音を言えば刑務所には行きたくない。過酷な環境だからね。子供たちを裏切ってしまったのも辛い。何を言っても『どうせまたやるんでしょ』と言われたら反論もできません。これまで何回も何回も裏切っているんですから。だから今後も裏切ってしまう可能性を完全には否定できません。でも、最大限努力します。そして出所したら薬物の怖さを伝えたい。俺ほど説得力がある人いないでしょ(笑)。だからもう少しだけ見守って下さい」と呼びかけています。

田代まさし受刑者は2001年末に薬物事件で1度目の逮捕、2004年に2度目の逮捕となり、懲役3年6ヶ月の実刑判決が下されました。

これによって妻とは離婚し家族を失い、2008年に出所し芸能活動を再開しましたが、2010年に交際中の女性と複数の薬物を所持、使用していた罪で逮捕、前回と同様に3年半の実刑となりました。

その後、2014年に仮釈放された田代まさし受刑者はダルクでリハビリし、職員としても働きながら様々な活動を展開し、2016年には元プロ野球選手・清原和博さんが覚醒剤事件で逮捕されたことで、NHKなどの報道番組に出演するなどメディア露出も増えていきました。

2018年時点では「8時に起床、9時にダルクに出勤、20時には帰宅・就寝」という規則正しい生活を送り、薬物の恐ろしさや更生がいかに困難なことなどを伝える啓発活動を行い、YouTubeチャンネルも開設、逮捕される数ヶ月前にはNHKの番組に再び出演し、薬物依存の恐ろしさなどを実体験をもとに語っていました。

<↓の画像は、逮捕前にNHKの番組に出演した田代まさし受刑者の写真>

しかし、4度目の逮捕をされた際にダルクから退会していたことを自ら明かしており、薬物使用を再開したことへの後ろめたさなのか、仕事が増えてきたことで離れたのかは不明ながら、逮捕される前には行動に様々な異変がみられたことが明らかになっています。

薬物依存症は周囲のサポートも必要ですが、結局は自分との闘いとなるため、これから2年にわたって刑務所に入り、出所後に再び薬物に手を出さないようにするためにはどうしたらいいのか、じっくり考えて薬物に手を出さない生活を続けてもらいたいですね。

田代まさし受刑者の4度目となる逮捕が判明した際には、ネット上でも批判や落胆の声だけでなく、薬物依存がいかに恐ろしいものかが分かったとの声も多く上がっており、田代受刑者が引き続き薬物依存症と闘い続け、その姿を見せることや実体験を語ることも重要だと思うので、出所後には再び啓発活動などを行っていってほしいです。

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