メジャーリーグ『ニューヨーク・ヤンキース』の“マー君”こと田中将大投手(たなか・まさひろ 31歳)が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて日本へ一時帰国したとの情報を現地メディアが報じ、ネット上では批判の声も上がるなど物議を醸しています。
田中将大投手は春季キャンプが3月中旬に中断後も、チームメイトと共にキャンプ地のフロリダ州タンパに滞在していたのですが、アメリカのスポーツ情報メディア『The Athletic(アスレチック)』によると、フロリダ州でも新型コロナウイルスの感染拡大が続き、タンパ近郊でも事実上の外出禁止令が出ており、田中投手は妻・里田まいさんと子供たちを連れて日本へ帰国したといいます。
<↓の画像は、田中将大投手と妻・里田まいさんの写真>
日本に帰国後は、日本政府が要請している2週間の待機対象になるものの、「自主隔離した後は、練習施設の環境は整っている」とも伝えています。
1日に電話会見を行ったヤンキースのマット・ブレーク投手コーチは、3月末に田中将大投手の通訳と連絡を取ったことを明かした上で、「田中とはここ2週間ほど話していないが(調整は)彼に任せている」と語っています。
ちなみに、メジャーリーグは日本時間3月27日にシーズン開幕予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期を決定し、現時点では正式な開幕時期は決まっていないものの、現地メディアは7月1日の開幕とシーズン100試合での開催を検討しているとも伝えています。
そうした中で、田中将大投手が日本へ一時帰国したことに対してネット上では、
- すまんが、今は日本に来ないでくれ。
- マー君でも当然2週間隔離だよね
- 特別扱いはダメだからね。ちゃんと2週間の隔離して
- まーくんだから特別と言うわけにはいかない。これは、海外旅行にいった連中と同じ。今は日本に入ってほしくない。
- いやー複雑。帰ってくるんだ…。その場で検査受けて結果出るまでその場にいてくださいね。特別扱いはできません
- 日本の方がリスクは低いからね。帰国後しかるべく防疫体制をとって自主練など頑張って
- ちゃんと検査して隔離さえされていれば問題はないと思うし、マーくんが僕でもちゃんと隔離されてますよ!とアピールして欲しい
それすら許されないのであれば完全鎖国になって日本は早々に乾上がるしかないわけだし - 日本人が日本に帰ってくるのは、帰国者に要請されている事項を遵守してくれれば、なんら問題はないよ。
それを守らない奴に対して、当局に強制的が付与されていないことが問題なんだよな。
しっかりルールを守って、しっかり調整してください。MLBは、当分開催されないだろうしね。
などの声が上がっており、田中投手家族の帰国を巡っては賛否両論となっています。
田中将大投手が滞在していたフロリダ州では、すでに感染者数が6700人を突破(アメリカ全土では21万人超え)しており、自宅待機や移動制限などもされるほど深刻な状況にあることから、日本へ一時帰国することを決めたのも理解できますね。
そして、日本政府はアメリカを含む世界各地からの入国者(日本人を含む)に対して、指定場所での2週間待機や公共交通機関の利用自粛を要請しています。
1日に行った新型コロナウイルス感染症対策本部の会合では、アメリカを含む世界49ヶ国・地域を新たに入国拒否対象に加え、該当する国に過去2週間滞在していた外国人については、3日から当分の間「入国を拒否」するとし、日本人に関しては空港でウイルス検査を実施すると強調しています。
ちなみに、入国制限強化を発表後の3月26日には、アメリカ・シカゴから成田空港に到着した全日空便の乗員乗客92人に対して、自宅待機要請などを行わずに検疫を通過させてしまうというミスも発生しています。
田中将大投手家族は恐らく、日本に到着後は指定場所などでの2週間待機を求められるとみられ、ウイルス検査なども行われるかもしれません。
それによって新型コロナウイルスに感染していないことが証明されれば問題無い一方、もし感染が明らかになった場合や、これから症状が現れた場合には今後さらなる物議を醸すとみられ、この状況の中で帰国したことに対するバッシングが過熱しそうですが、今後家族揃って何事も無いことを願うばかりです。