プロ野球の独立リーグ『BCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)』に所属する『群馬ダイヤモンドペガサス』の投手・安田尋登容疑者(やすだ・ひろと 22歳)が、強制性交と住居侵入容疑で逮捕されたことが判明し物議を醸しています。
埼玉県警狭山警察署の発表によれば、安田尋登容疑者は23日18時45分ごろ~19時5分ごろの間に、埼玉県内のアパートに暮らす10代の専門学生の部屋に侵入し、性的暴行を加えた疑いが持たれているとのことです。
安田尋登容疑者は、フードデリバリーサービス『Uber Eats(ウーバーイーツ)』の配達員をしており、玄関先で飲食物を渡すなどのやり取りをした後に部屋に侵入し、性的暴行をしたとされ、翌日に被害女性が県警の相談ダイヤルに「宅配にわいせつ行為をされた」と相談したことで被害が発覚し、防犯カメラ映像などから安田容疑者を特定したとのことです。
警察の取り調べに対して安田尋登容疑者は、「性交したのは間違いないが、無理やりではない」などと述べ、容疑を一部否認しているといい、安田容疑者はこれまでに数回、被害女性宅に飲食物を配達したことがあり、事件当日は会話を交わした直後に犯行に及んだそうです。
安田尋登容疑者の逮捕報道を受けて、『群馬ダイヤモンドペガサス』は公式サイト上でコメントを発表し、「球団としては現在事実関係を調査中ですが、事実確認出来次第、厳正なる対応で臨むつもりでおります。ご心配をおかけしている、群馬ダイヤモンドペガサスを応援して頂いているファンの皆様、株主、スポンサーの皆様に心よりお詫び申し上げます」
と謝罪しています。
一方、ウーバーイーツ側はこの事件について一部メディアの取材に、「ご注文の方、配達パートナーの方を含め個人情報については、登録の有無も含めて第三者にお答えできません」
とコメントしています。
そして、この事件報道を受けてネット上では、
- 何回か配達していて目を付けてたんだろうな。やっぱり受け取りはチェーンを付けたままじゃないと危険だね。
- こういうデリバリーサービスってどこの誰だかわからない人が運んでくるわけで、ドアを開けるのが怖いよね。
- 表立ってないだけで色々なトラブルがUberでは起こっているのかもしれない。
- 独立リーグとか野球選手とか関係なく、直接雇用でないウーバーでは、いつかこんなことが起こるだろうと思っていた。
- 自分の友人も大手ピザ店のデリバリーをしてるけど、玄関の扉のチェーンを外さずに受け取る女性が何名かいると聞いた。そのくらいしても良いかも
- 暴行しているのに無理やりではないと言っているところは往生際が悪すぎる。
持ってくる途中で料理にいたずらされてもわからないから自分はウーバーは頼まない。 - こういう人が混在する宅配業者に個人情報を曝け出す世の中はただただ恐怖ですね。
こういう場合ウーバーは完全に責任を取ってくれるのか、答えはNoであって、いかにもアメリカ的な自分の身は自分で守りましょうなのかしら。 - この件の一番の恐ろしいところは、住所も名前も知られてしまっているから、通報したら報復されるかもしれないということ。恐ろしかったことだろう。
- どれだけセキュリティしっかりしても、これは防げないわな。頼まないのが1番。もしくはドアの前に置いておくスタイルにしよう。
などの声が上がっています。
強制性交などの容疑で逮捕された安田尋登容疑者は、私立・狭山ヶ丘高校を卒業後に社会人野球クラブチーム『一球幸魂倶楽部』に入団し、昨年からBCリーグの『信濃グランセローズ』でプレーしていましたが、今年2月には『群馬ダイヤモンドペガサス』に練習生として入団し、今シーズンは8試合に登板して0勝0敗、防御率18.90という成績でした。
そんな安田尋登容疑者がウーバーイーツ配達員のアルバイトもしていた中で、女性宅に侵入して強制性交などの容疑で逮捕されたわけですが、デリバリーサービスの配達員による性犯罪などは以前より問題視されており、つい最近も男性配達員が女性客の自宅ポストに、「この前、Uberの配達をして顔を合わした程度だけど、気になったのでお声掛けしますね!」「もしよかったら一緒に食事に行ったり、Uber通さずに配達をしますよw 連絡待ってます」
などと綴った“ラブレター”を投函していたことが明らかとなり、物議を醸しました。
ウーバーイーツのガイドラインでは、配達員やサービス利用者が配達完了後に、電話やメッセージを送ったり、訪問するなどの行為は禁じられているとのことですが、今回のように配達時に事件が起こる可能性や、住所が明らかになっていることでストーカー被害に遭うなど、様々な事件が実際に発生しており、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスは需要が高まっている一方で、イメージは悪化しています。
今回のような事件を防ぐために、対面での受け取りをしないなどの対応が必要だと思いますが、サービスを提供する側も様々な対策を講じて、安心して利用できるように改善をしていってほしいですね。