フリーアナウンサー・滝川クリステルさん(39)のいとこで、実写ドラマ『弱虫ペダルSeason2』(BSスカパー! 金曜21時)の撮影でロードバイクを運転中、縁石に衝突して転倒する事故を起こした俳優・滝川英治さん(38)が、「脊髄損傷(せきずいそんしょう)」(略称:脊損)と診断されたことを所属事務所『えりオフィス』が18日に公式サイトで発表しました。
事務所の発表によると、15日に行われた『弱虫ペダルSeason2』の撮影中に自転車で転倒し、現場からドクターヘリで搬送され、病院ではすぐに手術が行われたそうなのですが、「脊髄損傷」と診断されたとのことです。
<↓の画像は、滝川英治さんが自転車転倒事故を起こした現場の写真>
手術を受けた滝川英治さんは現在も病院で治療を受けており、今後また元気な姿で戻れるように、しばらくの間は治療に専念することを報告した上で、事務所も滝川さんをサポートし、最善を尽くしたいとしています。
なお、『弱虫ペダルSeason2』の放送については、滝川英治さん本人と家族の意思を確認、尊重し、予定通り放送するそうです。
しかし、10月に出演予定だった舞台『Live Musical「SHOW BY ROCK!!」-深淵のCrossAmbivalence-』については、降板することを報告しています。
そして、滝川英治さんの今後については、ケガの回復状態を見てリハビリに移っていくとし、最後に「変わらぬ皆様からのご支援を頂ければ、本人の励みにもなると思います。我がままなお願いですが、引き続き滝川英治を応援頂けましたら幸いです。」と呼び掛けているのですが、今回の発表に対してネット上では、
- それってかなりヤバい事なんじゃないか、確か政治家の谷垣さんもまだリハビリ中のはずだし
- 滝川さん脊髄損傷とは・・・。一生に関わる問題ですし、公式さんには出来るだけ早く今後の事を、そして、滝川さんには一刻も早い回復を祈るばかりです。くれぐれも、これ以上役者さん達をを危険な目に、遭わせるのは止めていただきたい。
- 一生寝たきりとか、車椅子とか…?大丈夫でしょうか?何かしらの後遺症は残りそう。幸い麻痺がなくても、痺れが残るとか、音が脊髄に響くとかはあるだろうし。
- 程度が気になるね。私も今年腰椎破裂骨折し、ずっと寝たきりで大変でした。。動いてはいけないということが、これほど苦痛なのかと。
- どこの脊髄をやったかによって残る機能は違えど、本人としては今は絶望感が強くて余裕なんかないだろうな。家族や友人、ファンの声が精神的なサポートになって前を向いていけるように支えるしかない。なんとかリハビリを頑張って立ち上がれるよう祈ってます。
などのコメントが寄せられています。
滝川英治さんのケガの状態については、全身を強く打って重傷だと当初から発表されていたのですが、脊髄損傷だったとはショックが大きいものがありますね…。
脊髄損傷というのは、背骨(脊椎)を損壊し、背骨の中にある脊髄と呼ばれる神経幹を損傷してしまうことで、「完全損傷」と「不完全損傷」の2つに分けられ、完全損傷の場合には、損傷した部位から下は完全に運動機能や感覚機能などが失われます。
一方の症状が軽いものを指す「不完全損傷」は、脊髄の一部が損傷して一部の機能が残っている状態で、感覚知覚機能が失われてしまったものから、運動機能がある程度残ったものまであります。
脊髄については一度損傷してしまうと修復・再生されることはなく、これを回復させるための決定的な治療方法も現時点では無いため、本人の回復力、リハビリ治療が重要になってきます。
過去には、元プロ野球選手で野球解説者・タレントの赤星憲広さん、プロレスラーの中西学さん、本間朋晃さん、高山善廣さん、自民党の前幹事長・谷垣禎一さんなど、有名人の中にも脊髄を損傷するケガを負っている方は多くおり、損傷した部位、ケガの程度などで症状はそれぞれで、全身不随や下半身不随の状態の方がいる一方で回復している方もいます。
いずれにしろ脊髄損傷は重いケガで、現時点では今後どうなるのかは分からないのですが、滝川英治さんの回復力を信じるとともに、これから懸命なリハビリによって、少しでも体を動かせるようになることを祈るばかりです。