俳優・渡辺裕之さん(わたなべ・ひろゆき 66歳)が3日に、神奈川県横浜市内の自宅地下にあるトレーニングルームで「縊死(いし)」し、渡辺さんの関係者は「事故ではない」と説明していることから、自ら命を絶ったとみられます。
ただ、現時点で死に至った理由、真相は明らかになっておらず、様々な情報や憶測が飛び交う中で、また新たに週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が、亡くなる数ヶ月前から渡辺さんの言動に様々な異変がみられ、意味深な発言をしていたことを伝えています。
渡辺裕之さんの訃報は亡くなってから2日後の5日に所属事務所が伝え、スポーツ紙の取材によれば、渡辺さんは3日午前中に地下のトレーニングルームに入り、それから数時間後の昼ごろに、妻で女優の原日出子さん(はら・ひでこ 本名=渡辺法子 62歳)が昼食ができたと伝えに行ったところ、ぐったりした状態の渡辺さんを発見し、その後死亡が確認されたそうです。
渡辺裕之さんに何度も取材を行ったというフラッシュは、死の真相を追って親交がある俳優に話を聞いたところ、「昨年末にお会いした時、とにかく元気がなくて心配だったんです。ご病気という感じではなく、何か精神的に落ち込んでいるような印象でした」
と、気になる異変を明かしたとしています。
今年公開の映画で一緒に仕事をした映像制作関係者も、「撮影現場で明らかに元気がなく、声にもハリがありませんでした。私も心配して声をかけましたが、『大丈夫ですよ』と笑っておられました。」
と証言しています。
さらに、今年3月に渡辺裕之さんの自宅で行われたバーベキューに参加したという芸能関係者は、「普段はめったに粗相をしないのに、この日は一人で立っていられないほど酔っ払い、締めのスピーチでは『みんなで集まれるのが本当に嬉しくて』と、急に泣きだしたんです。(中略)また、4月にゴルフに誘われたんですが、前日に『ごめんなさい、明日はキャンセルさせてください』と連絡が来たんです。今までそんなことはなかったので、すぐに電話をかけたけど繋がらなかった。理由に思いあたることはないんですが、コロナが蔓延していたころ一度だけ、『熟年離婚するかも』と言っていました。世間に対し理想の夫婦を演じるのが辛いと笑っていましたが、よくある冗談だと思いましたし……」
と、原日出子さんとの離婚の可能性を示唆するなど、気になる言動がみられたとしています。
また、渡辺裕之さんと長い付き合いの映画プロデューサーは、亡くなる1ヶ月前の深夜に渡辺さんから電話がかかってきたことを明かし、深刻そうな声をしていたことから、冗談半分に「何か困り事があるの?お金?まさか女性問題やクスリじゃないよね?」と問いかけたところ、笑いながら否定していたそうです。
ただ、「俺の責任なんだよな」とこぼし、何かトラブルを抱えている様子だったといい、渡辺裕之さんに何があったのか聞くも答えようとしなかったとのことです。
SmartFLASHはこのように、亡くなる少し前にみられた渡辺裕之さんの異変、気になる言動を関係者の証言をもとに伝えているのですが、この報道にネット上では、
- こんな記事は信用できない。また心の病でこんな事に、、としたいんだろうなぁ、。
- 人知れず、悩んでいたことがあったのでしょうね。誰もが皆いつか死ぬのに、わざわざ早めなくても…と思いますが、それ相当の何かがあったのでしょう。
- 人は完璧ではないから、糸が切れてしまったようにメンタルが弱くなるって事は多い。ご本人にしか分らない事は悩みは、よくあります。
おしどり夫婦で知られていたので悲しすぎる最期ですね。 - 本当のところはわからないけど、自死するにはそれなりの理由があったはず。そしてオシドリ夫婦と言われた人達ほど泥沼離婚するパターンもありました。外から見るのと内うちは違いますよ。
- 芸能人はファンから求められるキャラクター像があるから大変だと思います。ずっと無理していたんだろうな。
- 家族だからこそ話せないってこともある。弱いところを見せられないって人も少なくない。それは家族側の問題ではなくて、本人の考えや意思であると思うから、必要以上に自分たちを責めるようなことがないといいな
などの声が上がっています。
渡辺裕之さんが亡くなる少し前から異変がみられたとの情報は『スポーツニッポン』(スポニチ)なども伝えており、神経が細やかな人柄で知られていたという渡辺さんは2017年にレギュラー番組が終了した際に気落ちし、周囲に精神的な不安を訴えていたとし、1ヶ月前にも不安を明かしていたとのことです。
また、2~3ヶ月前に電話で話したという俳優・里見浩太朗さんも、その時はいつもに比べて声のトーンがやや低かったことを明かしています。
これらの情報から、人知れず大きな悩みを抱え込み、うつ状態にあったのではとの憶測が飛び交っているほか、渡辺裕之さんは昨年3月放送の『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で検査を受けた結果、大腸にポリープが2つ見つかり、ガンを発症する可能性もある要注意グループとされていたため、後にガンなど大きな病気が見つかっていたのではとの憶測もあります。
そうした中でSmartFLASHが新たに伝えている関係者の証言を見ると、精神状態が不安定だったという情報は信憑性が高いように感じる一方、夫婦関係に関しては話の流れが不明で、「熟年離婚」というワードは冗談で発した可能性も高いですし、表向きだけでなく夫婦仲は本当に良かったとの話もあるだけに、夫婦関係に関しては特に問題は無かったのではと思います。
そして、原日出子さんは現在もコメントを出せない状態にあるものの、6日は憔悴しながらも自宅を訪れた弔問客らに対応し、気丈に振る舞っていたといい、葬儀を終えた後に原さんが自身の言葉で気持ちを語るとされており、様々な情報や憶測が飛び交う中で、渡辺裕之さんの死についてどのようなことを語るのか注目したいです。