俳優・生田斗真さん(いくた・とうま 37歳)の妻で、今年3月に第1子出産を発表した女優・清野菜名さん(せいの・なな 27歳)が先日、大手芸能事務所『トップコート』への移籍を発表し、この事務所移籍の裏側を巡って様々な情報が飛び交っており、『日刊ゲンダイ』は園子温監督(その・しおん 60歳)の性加害報道が移籍の引き金になったと伝えています。
園子温監督は週刊誌『週刊女性』によって、複数の女優に対する性加害疑惑を報じられ、「主演女優にはだいたい手を出した」「俺はたくさんの女優に手を出しているけど、手を出したやつには仕事を与えている。だからほかの監督とは違うんだ」
などと豪語していたとの証言も掲載されていました。
この報道に対して園子温監督は、「事実と異なる点が多々ある」として発行元の『主婦と生活社』を提訴し、損害賠償事件に発展する事態となりましたが、週刊女性の報道がきっかけで、園監督の作品で主演した複数の女優に疑いの目が向けられています。
日刊ゲンダイによると、週刊女性の報道に対して特に敏感に反応しているのが広告業界といい、広告代理店関係者たちから「園作品の主演女優たちはCMに起用しにくい」との声が上がる中で、園子温監督と繋がりがある清野菜名さんの事務所移籍が発表されたとしています。
清野菜名さんはファッション雑誌『ピチレモン』のモデルオーディションに合格し、2007年~2011年まで同誌の専属モデルとして活動、高校に進学後はアクションもできる女優を目指してアクション部に所属していたほか、園子温監督と深い繋がりがあるアクション俳優・監督の坂口拓さん(さかぐち・たく 47歳)のもとで、様々なアクションの訓練を受けていました。
そして、2011年に『タンバリンアーティスツ』から『ステッカー』に事務所移籍し、女優への転身を決意するも仕事がなく、女優を辞めることも考える中で、キャストオーディションは不合格だった映画『TOKYO TRIBE』のアクションオーディションで園子温監督の目にとまり、いきなりヒロインに抜擢され、この作品で華麗なアクションシーンだけでなく、一糸まとわぬ姿も披露したことで大きな反響を呼び、女優としてステップアップしていきました。
<↓の画像は、園子温監督と清野菜名さんの写真>
これによって清野菜名さんも園子温監督との関係が疑われる中で、大手芸能事務所『渡辺プロダクション』系列の『トップコート』への移籍が発表され、これによって芸能マスコミなど外敵から身を守ることができるといいます。
芸能プロダクション関係者は、「広告業界やテレビ局により大きな影響力を持つトップコートに移籍すれば、今後、事あるごとに園監督の話を引き合いに出される心配が減ると思います。タレントたちが好んで大手芸能プロと契約を交わしたがるのは、スキャンダル対策がしっかりしていることも大きなメリットのひとつ」
だと語っています。
2016年7月には俳優・新田真剣佑さん(25)が『フライデー』によって、アメリカ・ロサンゼルスに5歳の隠し子がいるなどと報じられ、それも14歳の時に知人の既婚女性と不倫関係となり、子供をもうけたとの衝撃報道から大騒動に発展しましたが、真剣佑さんは2017年5月にトップコートへ移籍し、それ以降この件で騒がれることが無くなったといいます。
しかし、新田真剣佑さんは昨年4月末をもってトップコートを退所し、その直前には『女性セブン』によって不倫疑惑スキャンダルがスクープされるなどし、暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和さん(50)にも裏の顔を暴露され、イメージが著しく悪化しています。
清野菜名さんはこうした事態を避けるためにも、ナベプロ系のトップコートに移籍したとみられるそうですが、これに対してネット上では、
- まぁ大手芸能プロダクションに所属していればスキャンダルを揉み消してくれる
若しくはマスコミ各社に圧力を掛けて、報道させないようにする事は出来るだろうね。 - トップコート辞めた真剣佑は今、ガーシーに晒されて大変な状態になっているからな
- ガーシーが証明してるよね。テレビで一切取り上げられない。これが大手プロダクションの力です。
- 大胆な体当たり演技だったからね。カメラが回っていないところで監督からの「指導」が入っていたとの勘ぐりが生じても致し方のないところではある。
ただ、先走った先制パンチや過度なディフェンスの構築は、吉高由里子の例もあるとおり妙な捉え方をされかねない諸刃の剣。
だんまりを決め込んでおけば、業界内はともかく少なくとも我々一般人にヘンな印象を植え付けることはなかったと思うのだけど。何をするにしてもタイミングが悪い。 - 仕事のために自ら寄ってきたのならともかく、逆に監督側からセクハラまがいに仕事を餌に…というのであれば正々堂々と訴えてしまってもいいのでは?と思うけど、結婚したし昔のことをいまさらほじくり返されても嫌なのかもしれない。日本では被害者なのに誹謗中傷されるからな。
- 清野さん自身が結婚して子供が産まれたことによって働き方を考えた末でのことじゃないかな?
トップコートに所属されている方は結婚されてる方も多いし、子育てしながら働いている方もいるし、私生活と仕事をバランスよく働けそうだしね - 清野菜名さんがトップコートに入ったのは、木村佳乃さんがいるからかと思ってた。
配偶者がジャニーズ同士で、トップコートの雰囲気とか伝え聞いていたのかな。とか。 - 生田斗真と結婚して子供もいる彼女。今後、仕事に影響したり結婚生活に影響があれば大変だものね。
演技力がある人だから変な噂話で消えてほしくない。
などの声が上がっています。
清野菜名さんのトップコートへの移籍を巡っては、ネット上でも園子温監督の性加害報道との関連性を疑う声が多く上がっており、清野さんは園監督だけでなく坂口拓さんとも繋がっていて、『TOKYO TRIBE』で披露した体当たりの演技がきっかけで女優としてブレークしたのは事実ですし、園監督の過去の言動や移籍のタイミングなどから、疑いの目を向けられるのも仕方がないかもしれません。
園子温監督は『TOKYO TRIBE』の原作者・井上三太さんとの対談で、井上さんから「清野菜名は園子温に抱かれるべき」と言われると、「じゃあ、これからします(笑)。でもなんか最近オバハンぽくなってきたのは感じていますよ。それって生活ヤバくねえか?と思って。これは俺の、野太いやつを、注入しないとダメなんじゃないかと思って。」
などと語っていました。
<↓の画像が、雑誌対談記事の写真>
こうした過去の発言が改めて注目を浴び、清野菜名さんにも火の粉が降り掛かっていたのは事実です。
また、移籍先のトップコートには清野菜名さんと同じく、ジャニーズタレントの少年隊・東山紀之さんを夫に持つ木村佳乃さんが所属しているほか、杏さんや佐々木希さんも子育てをしながら女優業を続けており、事務所の社長が女性で、スタッフにも女性が多いことから移籍先としてトップコートを選んだとの見方もあります。
いずれにせよ、ナベプロ系のトップコートに移籍したことによって、園子温監督との関係などを今後メディアが報じることは減るとみられますし、今年は『キングダム2 遥かなる大地へ』など、4本の映画に出演することが発表されていますが、事務所移籍し今後女優としてどこまで仕事の幅を広げていくのか、これからの活躍も楽しみですね。