俳優・タレントの清水良太郎容疑者(29)が11日に、覚せい剤取締法違反（使用）容疑で逮捕されたことを受けて、父親でものまねタレントの清水アキラさん(63)が12日、所属事務所前で会見を行いました。
清水アキラさんは集まった報道陣を前に頭を下げて謝罪し、三男の清水良太郎容疑者の処遇については、自身が経営する芸能事務所『清水エイジェンシー』をクビ、解雇処分にする方針を明かしています。
清水アキラさんは清水良太郎容疑者に対して、「正直にしてほしい。嘘をつかないのが一番。これができないと人間として失格じゃないですかね」と語り、今後のサポートについて聞かれると「いや、自分の事務所はクビにして、自分で歩いてもらいたい」と答えていました。
また、号泣しながら「バカヤロー！って言って突き放したいですけど、家族ですから…。家族の中で、みんな一生懸命やってるんですけど、そういうやつも…。でも、家族なんですよね」と複雑な胸中を明かしていました。
＜↓の画像は、12日夜に会見を行った清水アキラさんの写真＞
清水良太郎容疑者を逮捕した警視庁目白署によると、10日13時40分ごろに、東京都豊島区西池袋にあるホテルで、デリバリー型のサービス業に勤務する30代女性から「男に薬物を飲まされた」という通報が入り、警察がホテルから出ようとした清水容疑者に職務質問を行い、任意で尿検査したところ、覚せい剤の陽性反応が出たといいます。
これを受けて、警察は11日に覚せい剤取締法違反（使用）容疑で緊急逮捕し、逮捕容疑は9月下旬以降に東京都内か周辺で、若干量の覚せい剤を使用した疑いなのですが、清水良太郎容疑者は取り調べに対して「覚醒剤については使った覚えがない」と容疑を否認しています。
また、薬物を飲まされたと通報した女性の尿も検査したそうなのですが、覚せい剤の成分は検出されず、体調不良を訴えたことから病院へ救急搬送されたとのことです。
逮捕報道後には、清水アキラさんや清水良太郎容疑者らが所属する個人事務所『清水エイジェンシー』の代表取締役社長で、アキラさんの次男・清水友人社長(33)が自宅前で報道陣の取材に応じており、逮捕までの経緯を明らかにしています。
＜↓の画像が、清水アキラさんの次男・清水友人社長の写真＞
警察の取り調べを受けた清水良太郎容疑者は10日17時ごろ、兄の清水友人社長が身柄を一時引き受けたそうで、その際には「（女性と）遊んでいる中でトラブルになった」と説明し、トラブルの詳細を問い詰めても「大丈夫、大丈夫」とはぐらかしていたそうです。
そして、翌日の11日21時ごろに警察官10名ほどが自宅に来て、清水良太郎容疑者を逮捕するとともに、家宅捜索が行われ何点か押収していったといい、その現場に居合わせていた清水アキラさんはショックを受けていた様子だったとのことです。
清水友人社長は清水良太郎容疑者に対して、「仕事も一緒にしているし、弟でもあるので信じてあげたい気持ちもあるけれど、検査の結果がそうなったのであれば、認めるところは認めてほしい。まずは人であれと言いたい。親の甘やかしとかいろいろあるかもしれないけれど、彼自身が甘いと思う」とコメントしていました。
清水良太郎容疑者は今年2月にも、闇カジノに出入りして違法賭博をしていた疑惑を週刊誌『フライデー』にスクープされ、これを受けて芸能活動を休止し、6月開催のライブで仕事復帰したばかりでした。
＜↓の画像は、復帰ライブでの清水良太郎容疑者の写真＞
その復帰の際にも清水良太郎容疑者は、「いろんな方に頭下げている父を見ると、頑張らなきゃいけないなと感じました」「生まれたばかりの子どもがいますので、妻も『こうなった以上しょうがないから、(活動休止中)この子の成長をゆっくり見よう』と。本当に家族が支えてくれました」といったことを語っていたのですが、再び自身の家族を裏切っています。
ちなみに、清水良太郎容疑者は昨年5月に一般女性と結婚、同11月に第1子となる長女が誕生しています。
闇カジノに出入りしていたことを報じられた際にも清水良太郎容疑者は、事務所を通じて一応謝罪コメントを発表、活動も一時休止したものの、闇カジノで違法賭博する現場の写真を撮られていたにも関わらず、違法な店だとは知らなかった、自分も被害者だと語るなど、罪の意識を全く持っていない様子でした。
新たに浮上した覚せい剤の使用疑惑についても、闇カジノに出入りするような人物、裏社会の人間との繋がりによって入手、使用するようになった可能性があり、もし闇カジノ騒動も被害者ヅラせずに真摯に向き合いしっかりと反省していれば、覚せい剤にも手を出さずに済んだかもしれません。
清水良太郎容疑者は初犯なので、今後起訴されたとしても執行猶予付きの判決が下るかと思うのですが、黒い噂は以前からあった方なので、今回の事件をきっかけに闇カジノへの出入りなど、余罪はないかしっかりと調べ尽くしてほしいものですね。