清水尋也が麻薬取締法違反で起訴、ばけばけやCM降板で違約金は数千万円に? 仲間も芋づる式逮捕で波紋

大麻所持で逮捕、起訴された俳優・清水尋也被告（しみず・ひろや 26歳）が24日に保釈されました。

清水尋也被告は24日に保釈保証金200万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸警察署から保釈され、黒のスーツ姿で正面玄関から姿を現すと報道陣に向かって、「この度は申し訳ございませんでした。今回、私の行為によって多くの方にご迷惑とご心配をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。私の俳優としての未来に期待してくれていた関係者、ファンの方を裏切ることになってしまったことを深く反省しております」と謝罪して深く頭を下げ、警察署を後にしました。

警視庁は今年1月に、「清水容疑者が大麻を使用しているのではないか」との情報提供を受けて内偵捜査を進め、7月10日ごろに大麻を所持していた疑いで今月3日に家宅捜索し、清水被告と同棲相手の20代女性を大麻の共同所持容疑で逮捕しました。

また、家宅捜索時にも大麻が見つかったことから再逮捕しましたが、検察は清水尋也被告だけ起訴し、同居女性に関しては不起訴としており、その理由は明らかにしていません。

この事件を受けて、清水尋也被告の所属事務所『オフィス作』は3日にコメントを発表し、「弊社では報道以上の情報を把握できておりません。これより弁護士を通して事実確認を進めてまいります。状況がわかりましたら関係者の皆様へ即急にご報告させて頂きます。ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。」と謝罪して以降、現在までに新たなコメントは出していません。

さらに24日には、清水尋也被告の自宅に複数回出入りしていた俳優・遠藤健慎容疑者（えんどう・けんしん 24歳）が、清水被告の自宅で大麻を共同所持していた疑いで逮捕されており、大麻の調達役とみられる20代の知人男性ら3人も同容疑で逮捕されています。

＜↓の画像は、遠藤健慎容疑者と清水尋也被告の2ショット＞

遠藤健慎容疑者は取り調べに対して、「尋也の家で大麻のようなものを見ましたが、それは私のものではありません」などと容疑を否認しています。

共に逮捕された清掃アルバイトの20代男性は容疑を認め、「清水被告とどの売人から買うか相談し、私が売人と連絡を取った。大麻の代金は清水被告が払ってくれた」などと供述しているとのことです。

遠藤健慎容疑者は起訴されるかどうかはまだ分かりませんが、この事件を受けて所属事務所『ヒラタオフィス』は公式サイトで謝罪コメントを発表し、事務所関係者はTBSの取材に対して「容疑が事実であれば『契約解除』」としています。

一方、清水尋也被告はこれまでの取り調べで、アメリカ・ロサンゼルスに留学していた2019年に初めて現地で大麻を使用したことや、帰国後も大麻を入手して使用を続けていたことを認め、「稼ぎが増えた24歳くらいから大麻を吸う量が多くなった」「今年に入ってから月に数回のペースで使用していた」などと供述しており、常習的に大麻を使用していたとみられます。

ただ、大麻の入手ルートは明らかにしていないと報じられており、「友人に現金を渡して買ってもらっていた」などと供述しているそうです。

そして、清水尋也被告はこの事件が原因で、出演予定だった29日スタートのNHK連続テレビ小説（朝ドラ）『ばけばけ』を降板となり、NHKは損害賠償請求について「必要に応じて適切に対応していく」とコメントしています。

また、『スポーツニッポン（スポニチ）』の取材によると、清水尋也被告は『ばけばけ』以外にも、すでに撮影済みの映画や自動車メーカーのCMもあるといい、これらも降板となれば数千万円単位の違約金が発生するものとみられています。

現時点ではまだ裁判期日は決まっていませんが、これまでの判例から大麻所持で起訴された場合の量刑は、初犯ならば懲役半年以上1年未満、執行猶予3年ほどがつくと見られていますが、とりあえず今後の裁判や、所属事務所など関係各所の対応に注目していきたいです。