かつて『世界ウルルン滞在記』(TBS系)、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)などに出演していたお笑いタレント・清水圭さん(しみず・けい 本名=清水圭太 60歳)が、『吉本興業』をヒッソリと退所し、芸能界引退宣言をしていたことが明らかになりました。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』によれば、大手メディアは一切この話題を取り上げていないものの、清水圭さんは4月28日に公式サイト上のブログを更新し、芸能界引退を宣言していたといい、4月をもって吉本興業の公式サイトからもプロフィールページが削除されたそうです。
清水圭さんは公式サイト上でブログ閉鎖を報告し、その理由については、「特になく 強いて言えば、モチベーションがなくなったという 誠に個人的で勝手な理由です もはや、なにかを発信する立場でもないし なにかを発信して、ほんの少しでもだれかになにかをかんじてもらいたいという、ほのかな情熱のようなものも消えました」
と説明しています。
続けて、「ゴルフ誌『EVEN』の連載はいましばらく続くし 今やってるビジネスもあと何年かは継続するけど ここからは本名の『しみずけいた』くんとして フツーのおっさんから、やがてフツーのおじいさんになるべく 地味に静かに、人生を過ごして行こうと決めました」
と、芸能界引退も発表しています。
それから約2週間後の5月9日に再びブログを更新し、ファンから寄せられたコメントに感謝の言葉を綴り、数日以内にブログを閉鎖するとしています。
このように芸能界引退を公式サイト上で発表するも、大手メディアには完全スルーされている清水圭さんについて芸能ライターは、「1990年代には『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の曜日レギュラーや、『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)の準レギュラーを務めるなど、大忙しだったものの、2000年代に入ってからは徐々に露出が減り、近年は目立った活動がなくなっていました。ネット上では“消えたタレント”扱いされることも珍しくなかったほどです。とはいえ、一定の年齢層の視聴者にとっては、それなりに知名度のあるタレントだっただけに、こんなにひっそりと芸能界からフェードアウトすることになるとは…」
と語っています。
清水圭さんはかつて『清水圭・和泉修(圭修)』というコンビで活動し、同年代の『ダウンタウン』などと共に吉本興業から猛プッシュされ活躍、後に清水さんは活動拠点を東京に移してピンで活躍の場を広げていました。
<↓の画像は、コンビ時代の清水圭さんと和泉修さんの写真>
特に、タモリさん、ビートたけしさん、明石家さんまさん、所ジョージさんなど、芸能界の大御所たちに可愛がられ、数多くのレギュラー番組を持つ人気タレントでしたが、理由は不明ながら2000年代後半ごろから仕事が激減し、近年はテレビ番組に出演することはほとんどなかったため、ネット上では「干されて消えたタレント」として名前が挙げられることも少なくありませんでした。
ちなみに、清水圭さんの妻でタレント・香坂みゆきさん(59)は現在も、生活情報番組『なないろ日和!!』(テレビ東京系 月~木曜午前9時26分)で薬丸裕英さんと司会を務めるなどしています。
<↓の画像は、清水圭さんと妻・香坂みゆきさんの写真>
そんな清水圭さんに対してネット上ではかねてから、トークが全く面白くない、上から目線の言動が不快など、批判的な声が多く上がっていました。
2019年に吉本芸人の闇営業騒動が勃発した際には、芸人に対するパワハラ言動で物議を醸した岡本昭彦社長をブログで痛烈批判し、自身も過去に岡本社長から、「なにが文句あるんですか?言うときますけど、テレビ局もスポンサーも清水圭は要らんと言うてるんです。それを吉本がお願いして出られるようにしてあげてるんです。会社のやり方に文句があるなら、いつ辞めてもらってもいいんですよ」
などと、恫喝されたと告白し話題になりました。
ただ、その原因は自身の言動にあり、ダウンタウン・浜田雅功さんが主演したドラマ『明日があるさ』(日本テレビ系)の出演シーン、セリフが大幅にカットされたことからマネージャーに対して、「なんでこうなったのかの説明がなかったら、俺出られへんわ」などと、怒り混じりに不満を言ったことが発端とのことから、どっちもどっちとの声も上がっていました。
このように社長に対する不満を綴りながらも、清水圭さんはその後も独立することなく吉本興業に所属していましたが、芸人デビューから36年で芸能界引退を宣言し、この話題を大手メディアが一切取り上げない理由は、吉本興業からの圧があるのか、それとも引退発表したことすら気付かれていないのか不明ながら、全く話題になっていないというのは何とも言えないですね。
気になる清水圭さんの今後についてですが、2012年に『フーリッシュ』という会社を設立し、ゴルフウェアブランド『ラフ アンド スウェル(ROUGH & SWELL)』や直営店『ストレージ(STORAGE)』を手掛けています。
フーリッシュは2020年にアパレルメーカー『コスギ』の子会社になっており、恐らく今後はこうした事業に力を注いでいくのでしょうね。