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覚せい剤事件で逮捕の清原和博被告に懲役2年6ヶ月求刑! 執行猶予は4年前後? 盟友の佐々木主浩らが社会復帰サポートを約束

清原和博被告が初公判で涙ながらに謝罪! 検察は懲役2年6ヶ月求刑! 大魔人・佐々木主浩が情状証人で出廷し、更生のサポート約束

覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手・清原和博被告(48)の初公判が17日に東京地裁で開かれ、検察側が懲役2年6ヶ月を求刑したことが明らかとなりました。

その理由について、覚醒剤への常習性が疑われることが一番の理由として挙げられており、公判は即日結審し、判決は31日に言い渡されます。

清原被告は、紺色のスーツ姿に青色のネクタイ、白いワイシャツ姿で入廷し、裁判官に職業を聞かれると「今は無職です」と答え、起訴内容については「間違いありません」と全面的に認めました。

<↓の画像は、初公判に出廷した清原和博被告のイラスト>

検察側から清原被告の供述調書が読み上げられ、「引退後、私の生活は毎日乱れていた。目標をなくしてどうしていいかわからない状態だった」「左足が不自由になり、医師からは良くなることはないと言われてしまい、“戦地へ行ってけがをした兵士のような気持ち”だった」「いずれコーチや球団の監督になりたかったが声がかからなかった。心の隙間を埋めるために覚醒剤を使用した」などと清原被告は供述していたといいます。

被告人質問では「ストレスや不安は野球で解決できていたが、引退後は薬物に負けてしまった」と述べ、「本当に情けないです。ファンの方に対して本当に申し訳ないです」「プロ野球を目指す少年たちに申し訳ないし、野球界にも裏切り行為をして申し訳ないと思っている」と涙ながらに謝罪。

さらに、家族に対する気持ちを聞かれると「息子には申し訳なく思っています」と語り、覚せい剤を使用してしまった理由については、「引退すると社会で日頃のストレスやプレッシャー・不安の解決方法がなくなり、膝の故障もあってその頃から薬物に負けたと思います」などと述べています。

弁護側の情状証人として、元プロ野球選手で“大魔人”の愛称で知られる野球評論家・佐々木主浩さんが出廷し、電話で依頼を受けたことや、受け入れた理由については「親友のために役に立ちたい。助けてあげたかった」と述べ、2人の出会いや友人関係になった経緯を説明し、高校時代のエピソードなどを語り、清原被告の優しく温かい人柄を強調。

また、清原被告が覚せい剤を使用していた事については「知らなかった」と語った佐々木さんは、2014年3月に薬物使用疑惑が浮上した際に「本当にやっていないのか」と問いただしたことにも触れ、「“やっていない”と言われた」と当時のやり取りを披露。

検察側から「2回目もあったらどうするか」と尋問されると、「2回目はないと強く思いたい」「今後は僕に嘘をつかないと信じる」とキッパリと答え、今回の逮捕については「苦しい思いをしているなら、そばで相談を聞いてあげればよかった」と悔み、「(同被告は)野球人。彼と一緒に何かしら野球に携わることをやっていきたい」「名前は言えないが、彼を支援したいという先輩や後輩、同級生は大勢いる。同級生とは、彼と野球教室やボランティアをやっていこうと話しています」と今後の更生に向けて協力していくことを約束。

佐々木さんが証言中には、清原被告がハンカチで目を押さえる場面もあったといいます。

この他に、清原さんの父親である洋文さんの手紙も読まれ、「人の役に立つ人間として生まれ変わり、人生をやり直してほしいと思っています。親としてできる限りの支援をしたいと考えています」と綴られており、清原被告はうつむいたまま鼻をすすっていたとのこと。

さらに、弁護人は幼少から清原被告を見守ったとされる人物の手紙の一部も読み上げ、「和博君は番長というイメージとは裏腹にまっすぐな男です。阪神淡路大震災では積極的に支援をしてきました。私たちで(清原被告の)更生を支援する会を立ち上げました。」「治療や高野山での更生のための万全の体制を整えます。知人宅を訪問し、寛大な処分を求める署名をお願いしたら、480人分がすぐに集まりました。私たちは一度の過ちで和博君を見限ることは考えてなく、もう一度立ち直ってほしいと考えています。和博君は街全体の宝です」といった内容でした。

弁護人は、清原被告を更生する会が僧侶や建設業関係者で構成されていると語り、病院の手配や施設の確保を行っていくと説明していました。

17日に行われた初公判には、20席の傍聴整理券を求めて雨の中、3769人の希望者が集まり、倍率は188倍で、2009年10月に覚せい剤事件を起こして逮捕・起訴された“のりピー”こと酒井法子さんの初公判の倍率約330倍まではいかなかったものの、2014年8月に行われたCHAGE and ASKAのASKAさんの初公判の倍率126倍を超えるものとなっていました。

起訴状によると、清原被告は昨年9月1日ごろに、群馬県内のホテルの客室で密売人とされている無職・小林和之被告(45)から覚せい剤1.2グラムを8万円で譲り受け、今年2月には、東京都港区のホテル客室で覚せい剤を使用し、同2日に自宅マンションにて覚せい剤0.2グラムを所持していたとしています。

そして、初公判を終えてネット上の反応を見てみると、

などのコメントが寄せられています。

『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じている記事によれば、佐々木さんは清原被告の更生の第一歩として、「まず入れ墨を消すべき」だと周囲に語っているそうで、「入れ墨があるとグラウンドに入ることも、仕事もできない。入れ墨を消して出直すべきだ」と話し、本人に直接いったこともあったといい、PL学園時代の1年先輩だった清水哲さんも「まず入れ墨を消すところから」と、右足と左胸から背中などに彫られた入れ墨を消すことが社会復帰への第一歩だと考えているとのことです。

入れ墨を消したところで薬物を完全にやめられるわけでもなく、最後は自らの強い意志が必要となってくるのですが、入れ墨が入った状態ではいつになっても野球関係の仕事をするのは絶望的であることなどから、第一歩としてまずは入れ墨を消すべきでしょうね。

佐々木さんは出廷後に囲み取材に応じており、「本当に反省しているし、見ている僕としては悲しくなりました」「ああいう顔は見たくないんで、早く笑顔の清原に戻って欲しい」「それだけの精神力は野球をやってきた彼ならある。早く笑顔の清原に戻ってほしい。野球をやっている、野球に携わっている清原が見たい」「克服するだけの精神力は野球をやっていた彼ならあると思うんで、頑張ってくれると思います」「仲間たちと一生懸命彼を支えていきたい」などと語っていました。

覚せい剤の再犯率は60%以上と言われていることから、現在は反省している姿を見せているものの、実際更生するのはかなり難しいのですが、清原被告のために情状証人として出廷した佐々木さんらを裏切らないために、強い意志を持って社会復帰を目指してほしいと思います。

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