昨年2月に覚せい剤取締法違反(所持・使用)で逮捕され、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けた元プロ野球選手・清原和博さんの友人で、「後見人」「弟分」と呼ばれていたAさん(43)が8日に急死していたことが明らかとなりました。
11日20時からAさんの出身地・愛知県稲沢市の葬儀場で通夜が営まれ、清原さんも参列していたことを『スポーツニッポン』(スポニチ)や『日刊ゲンダイ』が報じています。
スポニチによれば、Aさんは8日朝に遺体で発見され、警察は事件性がないことなどから「自殺」とみているといい、周囲からは「交際女性とのトラブルなどに悩んでいた」という話が上がっているものの、詳しい背景は明らかになっていないとのこと。
一方の『日刊ゲンダイ』も、Aさんが女性とトラブルになっていたことを伝えており、知人は「Aさんは亡くなる直前まで、友人と一緒に酒を飲んでいたそうです。どうやらAさんは女性関係に悩んでいたみたいで、『死んでやる!』などと大荒れだったらしい。散々クダを巻いた後、友人と別れて帰宅。Aさんを心配した女性が様子を見に自宅を訪ねたところ、すでに変わり果てた姿になっていたといいます」と証言しています。
Aさんは亡くなる2日前の6日付で自身のブログを更新していたそうで、ブログでは酒を抜くためにジムで汗を流す元気な姿を公開し、4日付の記事では、東京・六本木で焼肉を食べたことを報告するなど、特に変わった様子はなかったそうです。
そんなAさんが8日に遺体で発見され、11日に営まれた通夜に参列した清原さんは憔悴し切った様子だったといい、関係者に挨拶をして焼香を済ませると車に乗り込み帰っていったとのことなのですが、焼香を終えた後にスポニチが取材すると、「あまりのショックに言葉が出ません」と悲痛な表情で話し、記者が「ずっと支えてくれた人ですもんね」と言うと「そうです。本当につらいです」と答え、肩を落としていたとのことです。
<↓の画像は、Aさんの通夜に訪れた清原和博さんの写真>
清原さんの後見人とも呼ばれていたAさんは、六本木でサパークラブを経営している人物で、地下格闘技選手としても活躍していたそうなのですが、清原さんも格闘技が大好きなことから親しくなったと言われています。
前出の知人は2人の関係について、「一緒にゴルフをしたり高級クラブで豪遊するなど10年来のポン友(親しい友人)」だと語っています。
2014年3月に週刊誌『週刊文春』が清原さんの薬物使用疑惑を報じて以降、清原さんの周りから多くの人が離れていった中で、Aさんは清原さんが逮捕後もサポートを続け、清原さんが保釈時には運転手を務め、千葉県松戸市内の病院まで送り届けています。
さらに、病院前に集まったマスコミに焼肉弁当を届けたのもAさんで、保釈金や入院費用などをバックアップしていたのはAさんや周囲の友人だったそうで、生前にはスポニチの取材に応じており、「キヨさんは、寂しがり屋なんで僕がいつも笑わせてあげないと」と話していたそうです。
清原さんは昨年9月に、沖縄・宮古島を訪れてバカンスを楽しんでいたことを『フライデー』によって報じられているのですが、この旅行に同行していたのがAさんで、清原さんの気晴らしのためにAさんがセッティングしたのではないかと伝えられていました。
<↓の画像が、『フライデー』掲載の沖縄・宮古島旅行で撮影された清原さんとAさんの写真>
清原さんの周りから多くの人が離れていった中で、Aさんだけは離れずに金銭面などもサポートしていたと言われているため、清原さんは相当大きなショックを受けているとみられ、それに耐えきれずに再び薬物に手を出してしまう可能性もあるのではないかと思います。
また、持病の糖尿病が悪化していることを『日刊ゲンダイ』は伝えており、清原さんは馴染みの店が閉店した後に訪れ、朝方までベロベロ状態になるまで酒を飲んでいるらしく、そうした生活を続けていることによって、糖尿の数値は即入院が必要なほど悪化し、このまま放っておけば命に関わるレベルの深刻な状態にあるみたいだと事情通が語っています。
清原さんは昨年12月に、報道・情報番組『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)のインタビュー取材を受けた際に、薬物の恐ろしさを実感していることなどを明かしていたほか、涙ながらに息子に会いたいと訴えるなどしていましたが、Aさんの死によってまた過ちを犯すことのないよう、強い気力で乗り越えてほしいものです。