新型コロナウイルスの第6波で感染力が強い変異株「オミクロン株」が猛威をふるい、人気芸能人の感染報告が相次いでおり、今日新たに女優・深田恭子さん、吉岡里帆さん、俳優・寺脇康文さん、『千原兄弟』の千原ジュニアさん等の感染が発表されたほか、『ダウンタウン』の松本人志さんは感染者の濃厚接触者となり、これから10日間にわたって自宅待機することを明らかにしています。
今日の東京都の新型コロナ感染者数は過去最多の1万2,813人、重症者は前日から2人増えて14人、現時点での病床使用率は約40%で、全国で確認された新規感染者数は過去最多の6万人超えとなっています。
<↓の画像は、東京都の新型コロナ感染者数の推移>
こうした状況の中で芸能人の感染報告も相次いでおり、今日の午前中には寺脇康文さん、『たんぽぽ』の川村エミコさん、『どぶろっく』の森慎太郎さん、『西川のりお・上方よしお』の上方よしおさんの感染が発表されました。
午後には、深田恭子さん、吉岡里帆さん、安田美沙子さん、千原ジュニアさん、『ハイキングウォーキング』の鈴木Q太郎さん、『スーパーマラドーナ』の武智さん、『男性ブランコ』の浦井のりひろさん、フリーアナウンサー・古舘伊知郎さん、『モーニング娘。’22』のリーダー・譜久村聖さん等の感染が発表されました。
深田恭子さんは23日に発熱症状があり、25日にPCR検査を受けたところ陽性と診断されたといい、現在は保健所の指示待ちで自宅療養しているといいます。
吉岡里帆さんも発熱症状があったことで検査を受け、陽性と判明したことで自宅療養しているといい、千原ジュニアさんは陽性者と濃厚接触した疑いがあることで検査を受けた結果、陽性と判明したとのことです。
また、感染者の増加と共に濃厚接触者も激増し、今日新たに松本人志さん、モデル・タレントの佐藤栞里さんが濃厚接触者になったことを発表し、出演予定だった番組を欠席しています。
松本人志さんは自身のツイッター上で、「私は濃厚接触者になりました。(保健所はパンク状態なので、自主判断)ちなみに全くの無症状です。PCR検査も陰性だったところで10日間の自宅待機。検査する意味もわかりません。とにかくルールはルール。なので休みます」
とツイートしており、松本さんは30日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)を欠席し、今週予定していた『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)の2月3日放送分の収録は取り止めとなっています。
<↓の画像は、松本人志さんのツイート写真>
そして、芸能人の新型コロナ感染者も激増していることに対してネット上では、
- 感染力が強いうえに検査も多くすれば、陽性と判定される人が増えるのは当たり前
- これだけ感染力強いってテレビで連呼しているのに、出演者は少なくともカメラの前では衝立以外はノーガードだもん
- 感染拡大は芸能界だけでは無いけど、凄い勢いで感染者が増えてる。番組が機能しなくなる日が来るかと思う。
- 報道番組では今度のオミクロン株は感染力が強いと伝えているけど、バラエティやドラマでは、ほとんどの出演者がマスク無しで大声で普通に会話してる。
こんな矛盾を抱えたままでは、芸能界での感染者が増えていくのは予想できた
テレビ局は、これ以上の感染者を増やさない為にも、しっかりしたウイルス対策をして番組を制作して頂きたい - デルタの時も多いと思ったけどオミクロンはやっぱり感染力だけは強いなぁ…
人数を最小にしたり、重篤化リスクの高い年配のタレントをリモートに切り替えたり、マスクつけたりとか工夫しないと、見てる人にも不安を与えてしまうよな。 - もっと真剣に、真面目に対策しろや。なんで芸人は未だに顔突き合わせて大声で叫んでんのよ。なんでアクリル板置くだけでノーマスクなのよ。
芸能界だけ異次元で生きてるのか?芸能人が当たり前のようにテレビでノーマスクでやってたら、そりゃあ一般人の中にも普通にノーマスクで良いと思う人だって増えるわな - 検査量が多いっていうのはあるんだろうけど、感染対策がずさんすぎる番組はいくつもあるよね。
あんな大勢集まってマスクもしないでワチャワチャしてたらそりゃ感染は広がる。
ワイドショーは世間に注意喚起するまえに、自分達がキチンとマスクして仲間にも注意したほうがいいんじゃない
などの声が上がっています。
24日にはテレビ東京のドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』でクラスターが発生したことが発表され、主演の佐々木希さんらドラマ関係者11人の新型コロナ感染が発表されましたが、感染者と濃厚接触者の急増によって、テレビやラジオなど多くの番組に影響が出ています。
それにも関わらず、ノーマスクでの収録を続けていることに対して疑問の声多く上がっており、ニュース番組などでは感染拡大防止の対策などを呼びかけているため、矛盾しているとの指摘も再び相次いでいます。
週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』では情報番組のデスクが、番組出演者が今もなおマスクを着用しない理由について、「『近くに他人がいなければOK』という暗黙の取り決めがテレビの収録現場にはあります。実際、マスクをして収録しようとしたことはあるのですが、見た目で表情が分からない、それに聞き取りにくい。聞き取りにくさを解消するために大声でしゃべってもらうと、本末転倒になる。よってマスクなしが当たり前になっているのです」
と語っています。
また、スタジオ収録では定期的に換気するようにしているそうですが、ほとんどのスタジオには窓が無いため、密室に近い環境で数時間にわたって収録が行われることで、複数の感染者が出てもおかしくない状況にあるといい、「運を天に任せるしかない」と制作スタッフは語ったとしています。
このように週刊女性は伝えているのですが、出演者にマスクを着用させて収録を行っている番組は複数あり、それによって多少言葉が聞き取りにくくなったり、出演者の表情が見えないことに多少不満は感じるものの、現在の状況からそれも仕方がないと思います。
マスクをしていれば100%感染拡大を防げるというわけでもありませんが、番組収録にも影響が及んでいる現状から、出来る限りのことをした方がいい気がするものの、今後も出演者同士の距離を取ったり、アクリル板を置く程度の対策しかしないのでしょうかね。