6人組音楽グループ『AAA(トリプルエー)』でリーダーを務めていた浦田直也さん(うらた・なおや 37歳)が、12月31日付でAAAを脱退、今後はソロで活動していくことを正式発表しました。
浦田直也さんは今年4月、泥酔状態で面識がない20代女性を暴行したとして逮捕され、この事件によって所属事務所『エイベックス・マネジメント』は無期限謹慎処分を下し、今年7月には不起訴処分となりましたが活動休止状態が続いていました。
エイベックスの発表によれば、浦田直也さんからAAA脱退の申し出があったといい、「2019年12月31日を以て謹慎処分を解除すると共に、AAAを脱退することを報告させていただきます」「弊社としても検討を重ねて参りましたが、本人の意思が揺るぎないこともあり、今回の報告に至りました」
と説明しています。
浦田直也さんもコメントを発表し、12月末をもってAAAから脱退することを報告した上で、「このような形での報告となり、本当に申し訳ありません」と謝罪しています。
続けて、「メンバーをはじめ、スタッフ、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたこと、そしてファンの皆様に悲しい思いをさせてしまったことを後悔し、反省する時間を過ごしてきました。今まで応援してくださった皆様には、申し訳ない気持ちと、これまで支えていただいたことへの感謝しかありません。二度と同じ過ちを繰り返さないという強い意思を持ちながら、これからは『浦田直也』として、いろいろな想いを自分の声に乗せ歌にして届けられるよう、一生懸命努力していきたいと思っています。」
とし、「AAAのメンバーでいられたこと、一緒に夢を叶えてきた仲間に出会えたことは僕の人生で一番の宝物です」
と綴っています。
<↓の画像が、浦田直也さんのコメント写真>
浦田直也さん脱退にあたってAAAに残るメンバー5人も連名でコメントを発表し、「人生の半分以上の時間を共に過ごした仲間として、何が正しい選択なのか、とても悩みました。時間をかけて話し合い、様々な意見が出た中で私たちが出した結論は、リーダー浦田直也の意思を尊重する、ということでした」
とした上で、「今回の決断について、応援してくださる皆様としても色々なお気持ちやご意見があると思いますが、どうか受け入れていただけたらと思います」
とファンに呼びかけています。
<↓の画像が、AAAメンバー5人のコメント写真>
そして、浦田直也さんのAAA脱退、ソロ活動開始発表を受けてネット上では、
- 来年はAAAの結成15周年という事もあって、そのタイミングで戻ってくるのかなぁと勝手に思った。ずっとAAAが好きだったから脱退は残念。
- あんな事件起こしてもソロでイケると思ってるんだ。世間舐めてるな。
- やった事は悪い。脱退も仕方ない。でもリーダーの歌声抜きでは寂しい曲も多々ある。そう感じる人も少なからずいると思う。
AAAファンのそんな思いも受けとめてしっかり反省して下さい。 - このことがあって、AAAファンクラブから脱会しました。他のメンバーは応援したいけど、今はどうしても無理なんです。
それぐらい衝撃的な事件でした。いつか純粋に新しいAAAの歌を聴きたいです。 - グループとしては、歌唱面では浦田がいなくなるとかなり痛手ではあるけど、起こした事件のことを思うと脱退は止むを得ない。他のメンバーやグループのことを思うなら妥当な判断。
ただ、ソロ活動の復帰はまだ早いと感じる。まだ事件から一年も経っていないし…。
被害者がいる以上は、もっと時間をかけて猛省するべきだと思う。見方によっては、謹慎期間が短いと軽い受け止め方にも見える。 - デビュー当時から応援していて、この事件を知った時は悲しく、謝罪会見も納得いく内容ではなく歌声は素晴らしいけれども、いつかAAAに戻ってくる可能性があることが嫌でした。
ファンである私でさえこんな感情なのに、その他の人の理解なんて得られないし、AAAが壊れてほしくないと思っていたので今回の脱退にホッとしています。 - 10年以上ファンクラブに入っていたけど、もう違うのかなという気持ちになって、退会しました。この事は決定打になりました。それより前から少し思うところもあったけどね。
グループの構成も、所属している会社も、存続的に危ういと感じてはいました。だから、こんな形でファンをやめるのは残念です。
でも、歌に沢山支えられてきました。残ったメンバーの活躍を陰ながら応援しています。 - 元々グループ内での立ち位置には悩んでいたんじゃないかなぁ。
歌上手し、メインボーカルだってこなせるのに、イマイチ個性が立ってないっていうか。リーダーなのに、存在感薄いっていうか。
他のメンバーは、自分をアピールするものを見つけて、磨いて、ポジションを確立したのに。
事件の時、被害女性に「オレはAAAの浦田直也だぞー」とか言ったのって、彼の心からの叫びだなと思ったよ。
ソロで勝負出来るかどうかなんて、本人が一番解ってると思う。
などのコメントが寄せられています。
エイベックスの松浦勝人会長CEOは浦田直也さんの脱退発表後、自身のツイッターやインスタグラムで浦田さんから送られてきたというメッセージを公開しており、メッセージでは松浦会長への感謝の思いを綴った上で、「こんな情けない事で、ボスに迷惑をかけてAAAを離れる決断をする事になってしまい後悔もたくさんありますが、俺はとにかくavexのアーティストでいさせてもらえる間は好きな歌やエンターテインメントを頑張っていきたいと思っています。」
と今後の活動への決意を綴っています。
続けて、「ボスがavexを作ってくれたから、AAAを作ってくれたから、俺の人生は夢見る事も夢を叶える事も知る事ができました。2019年、たっぷり反省と後悔をしました。この思いを忘れる事のないよう、2020年から新たな思いで頑張っていきます」
としています。
<↓の画像が、松浦勝人会長が公開した浦田直也さんからのメッセージ写真>
先日、ニュースサイト『日刊サイゾー』が浦田直也さんに関する重大発表が近日中にあると報じ、AAAは来年15周年を迎えることから、そのタイミングでグループへの復帰もあるのではと思っていたのですが、浦田さん本人がグループへの影響なども考えて脱退を決意したようで、AAAファンからするとショックが大きいかもしれませんがグループの今後を考えると妥当な判断だと思います。
浦田直也さんは以前から酒癖の悪さが問題視されており、泥酔状態でツイッターを更新して炎上騒動を起こすなどしていたにも関わらず、改めることなく暴行事件を起こしてしまい、その後の謝罪会見でも反省の色が見えず、さらに印象を悪化させていました。
一方のAAAは浦田直也さん抜きで活動を続け、全国ツアー開催やニューシングルをリリースするなど精力的に活動し、11月から12月にかけて開催の4大ドームツアー『DOME TOUR 2019 +PLUS』では、グループ史上最大となる38万人を動員し、浦田さん不在でも高い人気を維持していることを証明しています。
AAAから脱退した浦田直也さんは今後ソロ活動を行っていくそうで、浦田さんは2009年にソロデビューを果たし、AAA内でも1、2を争う高い歌唱力を持っているとも言われているので、今後またトラブルを起こさないよう気をつけながら、少しずつでもファンの信頼を取り戻せるよう頑張ってもらいたいです。