番組制作会社社長からのパワハラ被害などを訴え、2月22日付で吉本興業をクビになった元『プラス・マイナス』の岩橋良昌さん(45)に対して、『ダウンタウン』の浜田雅功さん(60)がブチギレ激怒していたことを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。
元プラス・マイナス岩橋良昌さんは1月17日にX（旧ツイッター）で突然、「プレバトかー あの大パワハラ社長の会社の番組やなー」と意味深につぶやき、それから10日後に、浜田雅功さんがMCを務めるバラエティ番組『プレバト！！』（TBS系）や『芸能人格付けチェック』（テレビ朝日系）など、数多くの番組を手掛ける番組制作会社の社長でプロデューサー・演出家のH氏の実名を挙げて、過去に受けたパワハラ被害の詳細を明かしました。
岩橋良昌さんはXだけでなくTikTokでのライブ配信でもパワハラ被害を主張し、ネット上ではこの情報が拡散されて大炎上騒動に発展したところ、吉本興業はすぐに対応に動き、グループ長やチーフマネージャーも同席のもとで、ダウンタウンの元マネージャーとしても知られる藤原寛副社長と話し合いの場が持たれ、説得されて一連の投稿を全て削除しました。
しかし、岩橋良昌さんは後にXで、「俺は吉本に個人特定できるツイートは名誉毀損、活動停止もあり得ると言われてる だから特定できなかった けど悪は許せない」「パワハラのツイート消したのも ほんまはめっちゃ悔しいわ！！！！！！」
と綴り、女優・真木よう子さんと『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔さんから過去にエアガンで撃たれたと主張し、謝罪を求めました。
この他にも、吉本興業が関与しているお笑いコンクールのヤラセ・出来レース等も次々に暴露し、岩橋良昌さん自ら21日にコンビ解散と芸人引退を宣言、翌日に吉本興業が公式サイトを更新し、「SNSにおいて、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました。当社は2月21日（水）にも岩橋と面談いたしましたが、その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。一方的にお名前を出された方々に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。」
とのコメントを発表しました。
この声明に対しても岩橋良昌さんは噛みつき、「俺が辞めるって言ったのに 契約解除って汚ねぇ会社だよ」「は？面談したの2回だけやろ なんで嘘つくの？ 何回も何回も面談しても言うこと聞かんかったみたな書き方やめてくれる？ それこそ名誉毀損やわ 一方的にエアガンで撃たれたのめちゃくちゃ迷惑ですけど？ 自分の会社守ることだけやん」
などと非難していました。
この騒動の裏側をデイリー新潮が報じており、パワハラ被害などを訴えた岩橋良昌さんを守ることなく、即クビにした理由について吉本興業関係者は、「パワハラ被害を主張した社長の番組制作会社は、ダウンタウンの浜田さんのレギュラー番組を何本も制作しています。浜田さんにとっては大事なビジネスパートナーです。浜田さん本人もかなり怒っていて、危険な言葉まで口にしていました。この制作会社にお世話になっている他の芸人たちも、岩橋さんに対して不信感を抱いているようです」
と語っています。
これに対してネット上では、
- 松本だけじゃなく、浜田も勘違い野郎のろくでなしって事？
- 浜ちゃんって厄介ごとにはひたすら沈黙し時が過ぎるのを待つイメージ
- 話は簡単。吉本が、浜田を取るか岩橋を取るかで決めただけ。浜田の知り合いなら、何をしても納得できる
- で、真実なのか嘘なのか、それで答えは変わってくると思いますが、、浜ちゃん、、、自分のイエスマンよりSOSを出す人助けてやってくれよ、、、
- 事実なら、酷くお門違いな話。告発した側に対して『嫌だと思ってたならすまなかった』と言うとかならまだしも、危険な言葉まで出たとしたら、どうなってるんだとしか言えない。
- かなりお世話になったであろう先輩に勢いに任せて不義理やってんな。これは浜ちゃん怒ってるやろなと思っていました。
やっぱりかという気持ちと謝罪動画を出したのも、これのせいかなとも思いました。 - 話が事実じゃないから怒るなら分かるけど事実なのに世話になってる人だからと怒るのなら浜田も同罪だろ
その場に浜田も居たと話してるんだからそれに答えないとね
などの声が上がっています。
岩橋良昌さんはパワハラを告発した際に、当時の状況などをかなり細かく記していて、ある時には青タンが出来るほど殴られ、その現場を目撃したタレント・YOUさんも「今のはダメよ、なんかあったら証言するからね」と、たしなめるほど理不尽な形で暴力を振るわれたと訴えていました。
さらにその後、H氏になぜ殴ったのか理由を問い質したところ「訴えろや」と言われ、先輩からは今後番組に出られなくなるか、H氏に謝罪をするかの2択を迫られ、家族のことも考えて頭を下げたところ、H氏に「お前、俺じゃなかったら消されてたぞ」と言われたとし、こうしたパワハラ体質やノリに嫌気が差して、「浜田軍団」から抜けることを決断したと明かし、それ以降はH氏の会社などが手掛ける番組には一切呼ばれなくなったとも綴っていました。
パワハラ告発の最後には、「これらのパワハラほとんどがカメラが回ってない時に行われます。何が面白いのか分からなかった 本当に嫌だった 虚しかった 浜田さんと一緒にいたいけど抜けたかった それらが行われてる時 浜田さんは笑ってるだけ 浜田さんが見てる前というのもあり 断れない圧力があったのは事実です」
と綴っていました。
浜田雅功さんとH氏の付き合いは1980年代後半から約40年にもわたり、そして現在出演している『プレバト！！』や『芸能人格付けチェック』といった人気番組のプロデューサーや演出を手掛けていることや、松本人志さんの性加害疑惑を巡る騒動もあり、吉本興業がすぐに対応に動いたのだろうと思いますが、この騒動を巡って浜田さんも後輩を守るどころかブチギレ激怒し、“危険な言葉”も吐いていたというのが事実とすれば残念の一言です。
H氏のパワハラ疑惑はこのまま闇に葬られそうな感じがしますが、今後どこかの週刊誌がH氏のパワハラ問題について徹底取材し、真相を明らかにしてほしいものです。