ビートたけしさんが3月末をもって芸能事務所『オフィス北野』から独立し、それが発端で勃発した騒動の中で、『たけし軍団』に在籍するお笑いコンビ『浅草キッド』の水道橋博士(本名=小野正芳 56歳)と玉袋筋太郎さん(本名=赤江祐一 51歳)に不仲説、更にコンビ解散危機説も浮上しており、その真相を確かめるべく週刊誌『フラッシュ』が直撃取材を行っています。
水道橋博士はビートたけしさんが独立後の4月1日に、『たけし軍団』のつまみ枝豆さん、ダンカンさん、グレート義太夫さんと共に声明文をブログ上で発表し、その記事で森昌行社長を糾弾したことで大きな波紋を呼び、さらに大きな騒動へと発展することになりました。
その一方で、玉袋筋太郎さんはそこに名を連ねておらず、その後出演した番組などでも特に森昌行社長のことを糾弾することもなく、水道橋博士のように積極的にメディアの取材を受けるといったこともせずに静観の構えを見せています。
<↓の画像は、『浅草キッド』の写真>
(左が玉袋筋太郎さん、右が水道橋博士)
その理由についてニュースサイト『ビジネスジャーナル』は4月20日配信の記事で、「その背景には、近年業界内で噂されている博士との不仲が影響しているといわれています。ここ何年も、たびたび解散の危機が報じられてきた浅草キッドですが、最近は本当にヤバいらしいんですよ。」
と、お笑い関係者が語っていることを伝えていました。
また、同関係者は玉袋筋太郎さんだけは、「兄さんたちには申し訳ないが、俺には(森社長を攻撃)できない」と頭を下げて断っていたという話もあると語り、その理由については定かではないものの、「たけしの愛人に対してよく思っていないという噂もあります。博士が軍団の先陣を切って森社長攻撃を展開したことについては、非常に冷ややかな目で見ていたそうです。そうしたこともあり、玉ちゃんのオフィス北野退社の可能性もあるんじゃないかと見る向きもいます。」
と語っていました。
今回2人の不仲説について報じている『フラッシュ』の記事でも、玉袋筋太郎さんが声明文の発表に際して、「兄さん方、申し訳ありませんが今回の件に自分は協力できません」と、たけし軍団のメンバーに伝えていたとし、「独立問題で師匠のたけしについて行けないと感じていて、騒動に関する軍団の会議にも参加していなかった。だが一方の水道橋は、筋金入りのたけし信奉者。亀裂は埋めようがない」
と芸能関係者が語っています。
さらに、その噂に信憑性を持たせているのが玉袋筋太郎さんの『オフィス北野』退社説だといい、同関係者によると、一部では退社するのは「決定事項」とまで言われているとし、退社後は元マネージャーが5月に立ち上げた事務所『ラフィーネプロモーション』に移籍する可能性が高いと見られているとも証言しています。
こうした噂の真相を確かめるべく、『フラッシュ』は2人にそれぞれ直撃取材を敢行しており、まず玉袋筋太郎さんは『オフィス北野』からの退社・移籍について聞かれると、「(笑いながら)ないない。誰から聞いたの?」「(元マネージャーに引き抜かれる?)そんなことはねえよ。そんな品のねえこと、やんねえよ」と完全否定したとのことです。
<↓の画像が、『フラッシュ』の直撃取材に応じた玉袋筋太郎さんの写真>
『浅草キッド』の不仲や解散危機説についても、「ほお~解散!?解散はないっしょ!別に不仲でもないんじゃないの。コンビなんだから。」と否定したそうです。
一方の水道橋博士もコンビ解散について聞かれると、「いやいや、それはない」「(玉袋筋太郎さんの事務所移籍が解散の理由?)それ、初めて聞きました。寝耳に水だよ。むしろ(玉袋に)聞いてみる(笑)」と答え、やはり疑惑をキッパリと否定したとしています。
<↓の画像は、『フラッシュ』の直撃取材に応じた水道橋博士の写真>
また、ビートたけしさんの新事務所『T.Nゴン』に移籍する可能性についても、「退社の意思は全然ないね。(オフィス北野の)出直しを一生懸命やってるんでね。そのための集まりも重ねてる」といい、今後も『オフィス北野』で活動をしていくようです。
そして、玉袋筋太郎さんの移籍先として浮上した『ラフィーネプロモーション』は取材に対して、「オフィス北野を退社後、引き継ぎのため、しばらく玉袋のマネージメントを手伝っていたことはありますが、玉袋が移籍するという話は一切出ていません。新会社を設立した現在はマネージメントに関わっていません」
と否定したそうです。
『オフィス北野』の森昌行社長も『浅草キッド』の解散や退社説を否定した上で、「現在オフィス北野では、軍団との意思疎通のうえで、新体制への移行を進めている最中です。9月を目標にしていましたが、予定が押しています」
と回答しています。
この報道を受けてネット上では、
- そもそも本業の漫才を見たことないんだけど
- 筋太郎はまだ色々と使えると思うけど、水道橋は何にもないから、解散した方がいいと思うけどね。
- 解散したところで何かが変わるとは思えないですよね。どちらもあまり需要がない気がします。
- ピンではちょいちょい観るけどコンビでの仕事はあまり観ない気もするけど…
- バラ色ダンディでも玉ちゃんは面白いけど、博士はどもってて間が悪いね。全然面白くない
- 漫才をやらなくなった元漫才師2人で一緒に出てる番組最近では見なくなったし別に良いじゃないの解散したって
などのコメントが寄せられています。
『浅草キッド』は1990年代~2000年代にかけて、『浅草橋ヤング洋品店』『浅草キッドのオールナイトニッポン』『草野☆キッド』など、コンビで出演する番組を複数持っていましたが、現在揃って出演しているのは『別冊アサ秘ジャーナル』ぐらいしかない状態で、それぞれピンでの活動がメインになっていることから、コンビを解散したとしても特に問題は無いように感じられます。
逆に、このタイミングでわざわざコンビを解散する必要も無く、コンビのレギュラー番組がある限りは、もし不仲だったとしても解散するとは思えないですね。
また、事務所を退社するという噂が浮上している玉袋筋太郎さんは、ビートたけしさんのことを心の底から尊敬しているようで、今年7月に出版した著書『粋な男たち』などでは、「中学時代に初めて『ビートたけしのオールナイトニッポン』を聞いて以来、オレはずっと『たけし原理主義者』として生き続けてきた」と明かしているほか、この本では“粋な男”について綴っており、「常に、そこにあるのは『自分ごときが……』っていう、照れや恥じらいのようなものなんだよね。そういった、奥ゆかしさを持った人にオレは本当に惹かれるんだ」としています。
こうした考えを持っている方なので、これまで色々とお世話になった『オフィス北野』や『たけし軍団』から離れ、別の事務所に移籍するという行為をするとは思えず、恐らく今後もこのままの状態で活動を続けていくのではないでしょうかね。