女優・泉ピン子さん(本名=武本小夜 74歳)が週刊誌『女性自身』のインタビュー取材に応じ、『週刊新潮』に報じられた脚本家・橋田壽賀子さん(享年95)の遺骨を巡る疑惑、さらに俳優・えなりかずきさん(本名=江成和己 37歳)との不仲・共演NGにも言及し、ネット上では様々な声が上がっています。
泉ピン子さんは、代表作『おしん』や『渡る世間は鬼ばかり』シリーズの脚本を手掛けた橋田壽賀子さんと公私共に親交が深く、昨年4月に橋田さんの最後を看取り、遺品整理なども手伝い、分骨してもらった橋田さんの遺骨を今年6月に“海洋散骨”したことなどを発表しています。
<↓の画像は、泉ピン子さんと橋田壽賀子さんの写真>
しかし、週刊新潮は【渡る世間に「鬼」の如し「泉ピン子」ご乱心「橋田壽賀子の遺骨を海に」美談の裏側】と題して、泉ピン子さんは火葬場で分骨してもらったと主張しているものの、橋田家の関係者は「遺骨の一部を親族でも無いピン子さんが受け取るなどあり得ません」、『橋田文化財団』側も「持っているという発言が本当なら、どこで手に入れられたのかは分かりません」などと回答したとしています。
また、泉ピン子さんは橋田壽賀子さんの葬儀について「一番安い葬儀屋に依頼し、費用は35万円だった」と語り、『女性セブン』も「棺桶はすぐ燃やすから一番安い木製のもの」「霊柩車は普通のバン」「お経はピン子があげて戒名もなし」と伝えていました。
こうした発言にも橋田家側は完全否定し、泉ピン子さんの言動は事実ではない疑いが浮上していました。
この報道を巡って物議を醸す中で、泉ピン子さんは女性自身の取材に応じ、「ふざけるんじゃないわよ。私は何を言われてもいい。でも、生前から『葬儀は簡素に』と言い続けてきた先生の遺志まで汚すのは絶対に許せない」「私が骨を持っていない!?誰が言ってるの。だって葬儀後のお骨上げの場で、私、みんなの前で承諾を得ていただいたんですから。」
と、怒りの反論をしています。
<↓の画像は、『女性自身』の取材に応じた泉ピン子さんの写真>
泉ピン子さんは分骨の場にはTBS関係者もいたと語り、その場で『渡る世間は鬼ばかり』の演出を担当していた荒井光明さんに電話をかけ、荒井さんはピン子さんへの分骨について、「橋田先生のお亡くなりになった日にピン子さんから連絡をいただき、先生のご自宅にも伺いましたし、その後の葬儀やお骨上げにも参列いたしました。お骨上げでは、30人弱の方がいらしたでしょうか。ピン子さんが泣きながら、大きな声で『私、先生のお骨をいただきたいんです』と満座の前で言うと、全員がうなずかれるのを確認してから、先生のお骨を少しばかり持っていかれました。その場で、お口に入れたりもされていましたよ」
と明かしたとのことです。
橋田壽賀子さんの遺骨を食べた理由について泉ピン子さんは、「ママの骨を食べたのは、自分の体の一部になってもらいたかった。そしたら、うちの夫が言うのよ。『骨はカルシウムだから、食べても尿になって排出されるだけ』 医者って、空気読めないというか、なんだかなぁ(笑)」
と明かしています。
週刊新潮の記事に対しては、「悔しかった。だって、日本中の人が、私とママが北極まで一緒に行ったのを見てるんだから。でも、私がひどく憤っていると、上(天国)から、『ピン子。こんなもんだよ』と、また、あのいつものママの声が聞こえてくるのよ」
と語っています。
また、2019年に橋田壽賀子さんが『週刊女性』の連載で明かしたえなりかずきさんとの不仲、共演NG問題にも言及し、「私が私生活まで立ち入って小言を言ったって?私には、かずきでも誰でも、収録後に無駄話をしてる時間なんてなかったの。(中略)そもそもかずきとは、ここ何年も会ってないんだから。以前は役柄同様、子供のように思った時期もあったけど、今は向こうも、いい大人。だから、その考えることに、私からどうこう言うつもりはないし、悪口を言われても私は気にしません。みんな驚くけど、かずきだけでなく『渡鬼』の役者仲間の電話番号もほとんど知らない。」「30年も一緒にラーメン作るシーンを撮ってきて、もういいわよ。そもそも、仕事場には友達を作りに行ってるんじゃないってことよ」
と語っています。
泉ピン子さんはこのように語っているのですが、これに対してネット上では、
- 自分が正しいと聞く耳を持たないという感じ
- 双方の主張にこんな食い違いがあるのが不思議。どちらかが違うことを言ってるのだと思うけど、何のために?と思う。
ただこれで分かるのは親族とピン子さんの関係があまり良くないこと - この方と故人が親しかったのは世間も良く分かってることだけど、それにしても血が繋がってる訳でもないんだから、あーだこーだ言わずに良い思い出だけ心に持ってれば良いのに。
いくら怖いものナシとは言っても、色んな点で一言多いんだよ。承認欲求が強いんだろうな。 - 仮にピン子の主張が正しかったとして、騒動の時に誰一人としてピン子が正しいと公表した人がいなかった。これは泉ピン子という人間を表している。
- ピン子さんなりの橋田先生に対する思いがたくさんあるのは分かるけど、亡くなってからもいつまでも語られると、身内からしたらいい加減ウザいと思われても仕方がない。自分の中で大切にしまっておけないものかな。
- 自分の仕事柄こうゆう女性と知り合うことがある。懐に入ると良いことも多いが、時に面倒なことが起こる
手下として唯々諾々と聞いていれば何とかなるが、こちらにもプライドがありやはり付き合いきれない
根はいい人だが、こうゆう生き方で自分を装飾しないと裸のままで怖いのだと思う
などの声が上がっています。
泉ピン子さんの問題言動を報じた週刊新潮は、橋田家側の証言などをもとに、分骨などは一切していないこと、橋田壽賀子さんの遺言書に海洋散骨を望んでいるといったことは書いておらず、本人から散骨を望んでいると聞かされた人もいないと伝えていました。
他にも、泉ピン子さんは橋田壽賀子さんの最後を看取ると、当日にスポーツ新聞の記者に自ら連絡し、1人で看取ったかのような話をしていたとも報じていました。
しかし、泉ピン子さんは週刊新潮の報道を完全否定し、これは橋田家側の主張に対する反論でもあり、今後泥沼の言い争いに発展する可能性もありそうですね。
そして、えなりかずきさんとの不仲、共演NGについてですが、橋田壽賀子さんが週刊女性の連載や『週刊文春』の取材でトラブルを暴露後、泉ピン子さんは昨年10月放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)に出演し、えなりさんとの関係を語る場面がありました。
泉ピン子さんは、「悪いけど、えなりと私、絡まないのよ」「だって、私は膨大に出てるし、膨大なセリフがあるし。人のことはどうでもいいのよ」
などと語った上で、「誰のおかげで、あの“ガキ”も本当に…」と言い放ちました。
橋田壽賀子さんも生前、えなりかずきさんのことを嫌っていたと語り始め、橋田さんが亡くなる前にえなりさんが手紙を送ったものの、「(えなりさんを)許さない」と言っているのを知っていたお手伝いさんが手紙を読ませなかったとし、「えなりは『きっと先生は僕の謝った手紙を読んでくれた』と思っているだろうけど…読んでないんだよっ!」
とも語っていました。
さらに、えなりかずきさんとの共演NGを巡る騒動でストレスが溜まり、「テレビで首を振るようになったの」「えなり君のことで自分が首を振るようになっちゃった」
と明かしていました。
女性セブンは今年5月に、泉ピン子さんとの不仲・共演NG騒動が勃発後に、えなりかずきさんの仕事が激減していることを伝えていたのですが、同誌の電話取材に家族経営の個人事務所は、泉ピン子さんとの共演NGについて、「(質問を遮るように)無いです!今後一切ここに連絡してこないでくださいね!何も言うことはございませんし!」
と答えたとしています。
えなりかずきさんと泉ピン子さんのトラブルに関しても、実際のところはどうなのかは不明ながら、えなりさん側がピン子さんとの共演を拒否したことにより、『渡る世間は鬼ばかり』で親子の共演シーンが無くなったと橋田壽賀子さんが明かしています。
その背景には、泉ピン子さんの余計な言動があったとされ、えなりかずきさんが大人になってからも色々と口を出し、マネージャーを務める母親が周囲に愚痴を漏らしていた中で、ピン子さんがえなりさんに「(一家の生活がえなりさんの肩にかかっているのは)気を付けたほうがいい」とアドバイスし、それを知った母親がキレて両者の関係が悪化、共演NGにまで発展したとされています。
橋田壽賀子さんの件に関しても、泉ピン子さんの余計な言動がトラブルの火種になっていますが、本人は間違ったことはしていないと思っている様子なので、今後また別のところでトラブルが勃発したとしてもおかしくないですね。