ウエストランド・河本太さん(こうもと・ふとし 40歳)が路上でタクシー運転手を暴行するなどし、警察沙汰のトラブルになっていたことを週刊誌『週刊文春』に報じられ、所属事務所『タイタン』の太田光代社長(59)がスポーツ紙などの取材に応じ、コンビのギャラ折半を廃止することや、本人の口から騒動の説明や謝罪をさせる機会を今後設けることを明らかにしました。
<↓の画像が、ウエストランド・河本太さんの写真>
河本太さんは20日夜に友人とお酒を飲んだ後、東京・JR品川駅付近でお客を降ろしたタクシーに乗ろうとしたものの、ドアを閉められたことで乗車拒否されたと勘違いし、タクシーの車体を蹴飛ばしたそうです。
これに対して運転手が注意したところ取っ組み合いのケンカに発展し、河本太さんは運転手の腕に噛みつき、運転手は河本さんの体を地面に押さえつけるなどして歯が3本折れ、顔にもケガを負ったといいます。
その後、現場に駆けつけた警察官2人に警察署に連行され、事情聴取の末に事件化はせず、双方納得の上で喧嘩両成敗の形になったとのことです。
太田光代社長はウエストランドのマネージャーから事件の報告を受け、22日に河本太さんと相方・井口浩之さんを自宅に呼び出し、光代社長の夫でもある爆笑問題・太田光さんも交えて緊急会議を行ったといいます。
<↓の画像は、爆笑問題・太田光さん、太田光代社長、ウエストランドの写真>
そこで本人から事情説明や謝罪があり、出席者それぞれがこの問題に対して意見を述べたそうで、その時の状況について太田光代社長は、「当たり前ですが、全員が怒っていました」「今回は乗車拒否を勘違いしたけれど、『何か頭にくることがあったらネタにできると思いなさい』と話しました」「ここでは内容は明かしませんが、太田が言った言葉をウエストランドの2人は真剣に聞いて受け止めてました」
と明かしています。
話し合いでは、ウエストランドがこれまで続けてきたコンビ間のギャラ折半も議題になったそうで、「働かなくてもお金が入ってくるという状況では、河本に甘えが出ると思っていて、これまでも何度か止めることを提案していたけれど、(相方の)井口が河本と揉めたくないということで続けてきた。でも今回は井口も怒っており、そうなりました」
と説明し、ギャラ折半廃止も決定したとしています。
警察沙汰のトラブルに発展する要因となった飲酒に関しては、「河本はお酒が弱いのに飲んでしまう。飲んでから訳が分からなくなった後で、寝てしまうという飲み方。」「本来、飲んじゃいけないタイプ。本人は(酒を)止めたがっているので、サポートしないと」
と語り、断酒するための治療なども検討しているといいます。
今後については、「何らかの形で本人に反省の弁を述べる機会を用意して、大勢の人の前で言った方が効果があるので、その場でお酒を止めることを誓ってもらう予定です」
と、今後本人に断酒を宣言させるといい、会見という形ではないものの、本人の口から説明させる機会を設けたいとしています。
また、河本太さんは歯が折れて顔面を負傷しているため活動休止となっているものの、今後仮歯が入り、顔の傷もメイクである程度隠すことができれば仕事復帰する予定とのことです。
事務所側は24日にタクシー運転手側と話し合ったそうで、ケガの治療費は全て補償することなどを伝え、今後このトラブルを巡って訴訟などには発展しないとしています。
そして、太田光代社長の説明などを受けてネット上では、
- まさか「あの酒乱で有名な」太田光代さんが他人を酒で説教する日が来るとは(笑)
- なんでも酒のせいにするのはよくない 暴れるなら飲むな
- 酒で問題起こす奴は、再び同じ事するよ
- 謝罪、説教、補償!で、顔治ったら復帰しまーす!って? 自分的に渡部より腹立つけどね。許されるんだね。
- 自我を失うほど泥酔して暴れたりするのは違法薬物でラリってるのと同じ。
お酒は薬物のような法規制がないので、自らが深酔いしないようにコントロールしないと…「酔って覚えていません」では済まされない - 断酒しろっと言ってもできる状態じゃないから、どんな治療を受けるか、どう応援するかが大事ですね。元TOKIOの山口さんによく相談しましょう。
- 多分、無理でしょう。アルコール依存症の疑いがある人だからね。本番前の楽屋でも飲酒していたと言うし、飲酒しないと本当の自分が出ないと言っていましたからね。
- 断酒か芸能界か。よく考えて決断してほしいですね。でも、お酒は結局、その人の本性が出るだけです。本性は、そんなもんだと知れ渡りました。
などの声が上がっています。
河本太さんは酒癖が悪いこともキャラの1つとして、これまでバラエティ番組などでは過去の様々な失敗エピソードをネタとして披露していましたが、警察沙汰のトラブルを起こしてしまったことで今後ネタにすることは難しくなりました。
また、笑えないほどガチでヤバい人というイメージが付いてしまったので、今後もお笑い芸人として活動していくのであれば、断酒をした方がいいと思います。
そして、太田光代社長は今回の事件を受けて、コンビのギャラ折半廃止を決定したと明かしていますが、井口浩之さんは『M-1グランプリ2022』で優勝して以降、ピンの仕事がさらに増加して活躍している一方、河本太さんはトークが苦手でこれといった武器も無いことでピンでの活動はほとんどなく、これによって“じゃない方芸人”などと揶揄されているものの、ギャラ折半によって特にダメージはなく、昨年12月放送のラジオ番組では、「(適度に休みがある状況は)すごくいいです」「時間もあるし、(賞レースのストレスも)無いですし、家族の時間も持てますし、お金も昔よりはあるし。(妻も)めちゃくちゃ機嫌いいです」
などと語っていました。
こうした河本太さんの発言に井口浩之さんはイラ立ちを隠せず、ギャラの折半に不満を漏らし、「最悪の家族なんですよ、こいつの家族は」などと言い放っていました。
別の番組でギャラ折半の話題になった際には、井口浩之さんが折半を止めたいと語り、河本太さんは今後いつか折半では無くなることに恐怖感を抱いていると明かし、できれば一生ギャラは折半を維持して欲しい、せめて2016年誕生の長女と2021年誕生の次女が18歳になるまで、折半を続けてもらいたいなどと語っていました。
河本太さんのこうした発言に対して井口浩之さんは、折半しなければ家族を養えないというのであれば理解できるものの、コンビの仕事だけでも生活できるだけの十分な収入を得ているとして、ピンの活動で得たギャラの折半は止めたいと訴えていたのですが、井口さんのギャラを折半してもらって貯金に回したいなどと語り、“クズ芸人”と言われていました。
このように井口浩之さんはかねてからギャラ折半に対して不満を漏らしていたので、これを機に止めるのはコンビにとってもいいことだと思います。
そして、河本太さんは今回の騒動を深く反省した上で行動を改めていかなければ、コンビ活動も減って収入が激減するとみられるだけに、心を入れ替えて断酒に努めると共に、これからお笑いにも真剣に取り組むなどしていってほしいです。