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沢尻エリカ薬物事件の陰謀論が再過熱? 彼氏逮捕も不起訴処分の理由と裏側…組対5課の捜査に問題があった?

沢尻エリカ起訴で初公判日決定も恋人・横川直樹は不起訴に…警察の初動捜査ミス、失態で芋づる式逮捕は絶望的?

合成麻薬「MDMA」と「LSD」を所持していたとして、6日に麻薬取締法違反罪で起訴され、現在は慶應義塾大学病院に入院中の女優・沢尻エリカ被告(33)の初公判日が、来年1月31日に東京地方裁判所で開かれることが決定した一方、共同所持容疑で逮捕された恋人のファッションデザイナー・横川直樹さん(別名=NAOKI 38歳)は、不起訴処分という結果となりました。

沢尻エリカ被告の自宅からはMDMA入りのカプセル2錠、LSDの成分を含んだ紙片や液体が発見された一方で、横川直樹さんの関係先からは薬物が見つからず、共同所持で起訴することが困難と判断したことで不起訴になったとみられています。

<↓の画像は、不起訴になった横川直樹さんの写真>

横川直樹さんが共同所持容疑で警視庁組織犯罪対策5課(通称:組対5課)に逮捕されたのは、沢尻エリカ被告が逮捕されてから10日後の11月26日で、週刊誌『フライデー』は逮捕が遅れた原因について、「初動で目測を誤ったことが全て」との警察関係者の証言を伝えています。

組対5課は沢尻エリカ被告を逮捕した11月16日に、東京都内で複数の飲食店を経営している実業家X氏の関係先を家宅捜索したといい、沢尻被告が取り調べに対して所持していた薬物について「彼氏からもらった」と供述していたことから、横川直樹さんと破局後に交際していたXの関係先を調べたそうです。

しかし、Xの関係先からは薬物が見つからず、組対5課は横川直樹さんの存在を詳しく把握しておらず、すぐに関係先を捜索しなかったとのことです。

<↓の画像は、沢尻エリカ被告と横川直樹さんの写真>

こうして横川直樹さんが家宅捜索を受けたのは、沢尻エリカ被告が逮捕されてから10日も経った後のことで、Xと同様に横川さんの関係先からも薬物は見つかりませんでしたが、沢尻被告の供述を受けて共同所持容疑で逮捕し、取り調べで落としにかかったものの、横川さんは取り調べでノラリクラリを繰り返していたといいます。

全国紙社会部記者は取り調べ時の様子について、「黙秘はしていないが、的を射ない答えを連発していた。芸能人の実名を出して『俺より〇〇を逮捕してくださいよ~』と饒舌(じょうぜつ)に語ることもあったとか。結局、証拠を固めきれず、当局は共同所持や譲り渡しで公判維持するのは難しいと判断。この日の釈放となった」と語っています。

<↓の画像は、17日に処分保留で釈放された横川直樹さんの写真>

組対5課は2016年に、元CHAGE and ASKAでシンガーソングライター・ASKAさんを覚醒剤使用の容疑で2度目の逮捕をしましたが、トイレで採取していた尿についてASKAさんは「用意しておいたお茶を採尿カップに入れた」と主張し、それを覆すことができなかったことで最終的には不起訴処分となりました。

こうした過去の失敗があり、「結局のところ、今回も有名人である沢尻被告を挙げただけ。警視庁内ではASKAの時の失態を引き合いに出し『またやったか』という声も上がっています」とスポーツ紙の記者が語っています。

また、同じく麻薬捜査を専門とするライバルの厚労省地方厚生局麻薬取締部(通称:マトリ、麻取)は、組対5課の失態に対して「ありえないミス」だと嘲笑しているといいます。

前出の全国紙社会部記者によると、マトリは組対5課よりも前から沢尻エリカ被告をマークし、長年交際し同居生活をしていた横川直樹さんのことも重要人物としてマークしていたそうで、もし沢尻被告を摘発するのであれば、裏で繋がっている複数のクスリ仲間らを一斉逮捕するぐらいしなければいけないと考えていたようです。

<↓の画像は、沢尻エリカ被告の交遊チャート写真>

しかし、組対5課は沢尻エリカ被告と横川直樹さん、さらに沢尻被告と繋がる売人を逮捕したのみで、他のクスリ仲間たちは現時点で逮捕されていません。

そのため、マトリは今回の事件は沢尻エリカ被告だけで終わってしまうのではと危惧しているとのことです。

<↓の画像は、沢尻エリカ被告と横川直樹さん、クラブ仲間たちの写真>

『週刊文春』の報道によれば、組対5課に沢尻エリカ被告の薬物に関する情報提供があったのは9月下旬で、現場確認を初めて行ったのは10月1日だったといい、1ヶ月半の内偵捜査で逮捕に至っています。

それも組対5課は沢尻エリカ被告がMDMAではなく、コカインを所持しているとみて調べていたのですが、11月16日早朝にクラブから帰宅した沢尻被告に職務質問を行ったものの、所持品の中からは現物を発見できず、自宅マンションを家宅捜索してようやくMDMA入りのカプセル、LSDの成分を含む紙片、液体を発見できたことによって逮捕となりました。

一方で、沢尻エリカ被告の尿からは違法薬物の成分が出ず、陰性反応だったことから、薬物の所持容疑のみで逮捕、起訴となっています。

こうした組対5課の“失態”によって、沢尻エリカ被告の逮捕で期待されていた芋づる式逮捕は期待できない状況にあるようなのですが、これに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

沢尻エリカ被告が逮捕されたタイミングを巡っては陰謀論も巻き起こり、安倍政権が「桜を見る会」の問題で大きな騒動になっている中、沢尻被告が突然薬物事件で逮捕されたことによって世間の注目がこちらに移り、各メディアやワイドショー番組なども沢尻被告の事件を連日報道するなどしていたため、話題そらしのための逮捕だったのではないかとの説も浮上していました。

この陰謀論に関しては賛否両論あり、勝手な妄想という声も多く上がっているのですが、かなり大物である沢尻エリカ被告の逮捕にあたっては、慎重に捜査してタイミングを見計らって逮捕に至ったわけではないようにも感じられることから、陰謀論が過熱するのは仕方がない部分もあるのかもしれません。

『フライデー』が報じている通り、組対5課が沢尻エリカ被告と非常に親密な関係にあった横川直樹さんのことを徹底的にマークしていなかったというのが事実であれば、マトリから嘲笑されるのは当然ですし、組対5課はその手柄を誇示するために沢尻被告を逮捕しただけのように見えます。

組対5課とマトリは来年の東京五輪に向けて、薬物の取締を強化していることを世間にアピールするため、特に芸能人など世間から大きな注目を集める人物の逮捕に力を入れているとされ、年内にはさらに逮捕者が出るのではないかとの憶測もありますが、単に芸能人だけを逮捕するだけでなく、深く繋がっている人物や入手ルートなども徹底的に捜査して芋づる式での逮捕に繋げてほしいものですね。

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