合成麻薬・MDMAやLSDを所持したとして逮捕、起訴された女優・沢尻エリカ被告(さわじり・えりか 33歳)の初公判が1月31日15時から東京地方裁判所で開かれる予定で、沢尻被告が裁判でどのようなことを語るのかに大きな注目が集まっています。
沢尻エリカ被告の裁判は即日結審になるとみられており、2月中旬ごろには判決公判が行われ、執行猶予判決が下される可能性が高いとも予想されているのですが、早くも芸能界復帰に関する情報がチラホラと出てきています。
30日発売の週刊誌『女性セブン』によると、すでに水面下では芸能界復帰プランが進行中だそうで、地上波番組に出演する可能性もあるといいます。
沢尻エリカ被告は昨年11月に、母親と同居していた自宅マンションで違法薬物を所持していたとして逮捕されましたが、沢尻被告の個人事務所と業務提携している『エイベックス・マネジメント』は昨年12月、沢尻被告が保釈後にコメントを出し、「様々なご意見があるとは存じますが、弊社といたしましては弁護士を含めた専門家の指導の下、本人を更生するための支援をいたします。」
と表明した上で、処分に関しては裁判の結果を踏まえて決めるとしています。
<↓の画像は、沢尻エリカ被告とエイベックス・松浦勝人会長の写真>
昨年同様に薬物事件で逮捕、起訴され、有罪判決を受けた電気グルーヴ・ピエール瀧さんは起訴されてすぐに長年所属していた『ソニー・ミュージックアーティスツ』から契約解除されており、エイベックスの異例対応に対しては疑問の声が多く上がっています。
芸能関係者によれば、エイベックスがバックアップを宣言したことによって、業界内では沢尻エリカ被告の早期テレビ復帰が噂されているそうです。
ちなみに、2009年に元夫と覚せい剤事件を起こし、同11月に懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受けた歌手・女優の“のりピー”こと酒井法子さんは、判決から1年後の2010年12月に情報番組にVTR出演し、その後は2013年10月放送の『さんまのまんま』(フジテレビ系)、2014年11月放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)といった番組にゲスト出演しています。
沢尻エリカ被告の場合は、最初から罪を認めていることや、エイベックスが引き続きサポートしていくとみられることから、酒井法子さんよりも早く復帰すると予想されているといい、沢尻被告が事件によって降板したNHK大河ドラマ『麒麟がくる』終了後の今年の年末ごろに、地上波番組に登場する可能性もあると前出の芸能関係は語っています。
一方でニュースサイト『日刊大衆』は、沢尻エリカ被告が中華圏で活動を展開する可能性があるとの情報を伝えています。
そうした情報が流れている背景ついて芸能プロダクション関係者は、「実は、日本の芸能界と中国とを繋いでいる、中国人のX氏と沢尻サイドが連絡が取りあったと噂されているんです。X氏は、2011年のSMAP北京公演をはじめ、GLAYやGACKTのコンサート、木村拓哉のウェイボー(中国版Twitter)などにも関わっているとされる、日中のエンタメ界を繋ぐ超大物です。それだけでなく、元KAT-TUNの赤西仁の中国での活動も、Xの氏の会社が支援しているといいます。」
との情報を明かしています。
沢尻エリカ被告の中国進出をサポートする可能性があるXは、日本の芸能界と中国ビジネスの架け橋になっている相当な実力者だそうで、沢尻被告はXの手を借りて中国での復活を計画し、中国では映画や音楽活動、ファッションショーなど、様々なイベントへの出演を視野に入れているのではとしています。
沢尻エリカ被告はこれまで中華圏で芸能活動を行ってきませんでしたが、2005年放送のドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)は2007年に中国でも放送されるなどして知名度も高く、非公式のファンクラブ『沢尻会』の会員は1万人を超えているといい、ドラマで演じたピュアな姿などから「理想の奥さん」との声が中国人男性から上がっていたといいます。
<↓の画像は、ドラマ『1リットルの涙』出演当時の沢尻エリカ被告の写真>
そのため、日本での活動が難しかったとしても中国なら早期復帰のチャンスがあるとし、「中国で再びブレイクし、日本の芸能界に凱旋するというプランを検討しているのかもしれないですね」
と、中国のエンタメに詳しい音楽関係者は語っています。
『日刊大衆』はこのように中国進出による芸能活動再開を伝えているのですが、一方で中国の世論が以前よりも、違法薬物事件に対して厳しい反応を見せるようになったという話を『日刊サイゾー』は報じており、「最近では、酒井の中国での活動に関しても『中国を違法薬物中毒者の復帰の場に利用するな』『中国では違法薬物に関われば死刑になることもあるのに、そうした人間が芸能活動するのには納得がいかない』『日本で仕事がなくなったから、中国で出稼ぎしてるようにしか見えない』などといった批判がSNSなどで湧き起こっています。そんななか、沢尻に対しても寛容な態度ではいられないでしょう」
と中国の芸能プロモーターが語っています。
このように早くも沢尻エリカ被告の芸能界復帰について様々な噂、憶測などが飛び交っているのですが、執行猶予判決が下され、エイベックスからも契約解除など重い処分が下されなければ、1年足らずで復帰という可能性もあるのかもしれないですね。
昨年大麻事件を起こした元KAT-TUN・田口淳之介さんは、昨年7月に初公判が行われ、同月末に判決公判が行われる予定でしたが、関東信越厚生局麻薬取締部(通称:麻取、マトリ)の捜査に問題があったことで検察側が公判延期を請求、それから3ヶ月後の同10月に懲役6ヶ月・執行猶予2年の判決が下され、それからわずか2週間後に音楽活動再開を発表して間もなく新曲をリリース、同12月には復帰ライブを開催しました。
コカイン事件で逮捕されたピエール瀧さんは、昨年6月に懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決を受け、それから間もなく電気グルーヴ・石野卓球さんと活動再開に向けて動き、昨年10月に2人のマネージメントなどを手掛ける会社が設立、ファンクラブも発足し、今年2月から音楽活動が再開予定とみられており、来年には映画やドラマに出演するとの情報も出ています。
このように判決が下されてから1年足らずで活動を再開させるパターンが多く、沢尻エリカ被告も早期復帰を果たしてもおかしくないのですが、とりあえず現時点では噂、憶測レベルの話しか出ていないので、裁判を経てどういった具体的な復帰プランが出てくるのか引き続き注目したいですね。