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沢尻エリカ判決公判内容と量刑。女優引退宣言し依存状態からの脱却目指し治療、エイベックスも生活サポート誓い執行猶予付く

沢尻エリカ有罪判決、執行猶予付き懲役刑。19歳から違法薬物使用し大麻依存状態、量刑が軽いと批判の声も

合成麻薬「MDMA」や「LSD」所持の罪で逮捕、起訴された女優・沢尻エリカ被告(さわじり・えりか 33歳)の判決公判が6日に行われ、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年(求刑懲役1年6ヶ月)の有罪判決が下されました。

起訴状によれば、沢尻エリカ被告は昨年11月16日に東京都目黒区内の自宅マンションで、MDMAの粉末0.198グラム、LSDの成分を含む紙片約0.08グラムと液体約0.6グラムを所持していたとされ、1月31日に行われた初公判で沢尻被告は起訴内容を認めていました。

沢尻エリカ被告は19歳の時から大麻やコカイン、MDMAといった違法薬物に手を出し、2018年ごろからは知人女性から薬物を入手し、保管していたことも明らかになっており、検察側は懲役1年6ヶ月を求めていました。

そして、6日に行われた判決公判で沢尻エリカ被告は初公判時と同様に、厳重なガードによって一切姿を見せることなく裁判所の中へと入り、黒のパンツスーツにポニーテール姿で入廷しました。

裁判官は沢尻エリカ被告の行為について、「多量とまではいえないにせよ、自宅で複数の麻薬を所持した。かねてから規制薬物を入手できる知人との付き合いを重ね、周囲からそうした男性との関係を断つように忠告されたこともあった」と指摘し、それにも関わらず薬物使用を止めることなく、「イベント等の際に薬理作用を求めて自分で使用することなどを想定し、知人女性から購入したというLSDの液体を冷蔵庫内で保管したほか、薬理作用への魅力から関係を続けていた男性から複数の機会に入手したなどという余りの規制薬物を隠し持っていた。発覚しなければいいなどという安直な動機などに基づく犯行で、相応の非難に値する。刑事責任を軽くみることはできない」と断罪しました。

しかし、素直に罪を認めていることや、反省の態度を示していること、保釈後に入院治療を受けるなど更生しようとする姿勢を見せていることなどから、自力での更生の機会を認めることが相当とし、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決を下しました。

その上で、「1人の社会人として、年齢相応に信頼されるよう努力して欲しい」と語ると、沢尻エリカ被告は何度もうなずいたとのことです。

この判決を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

昨年6月に、コカイン使用の罪で捕まった電気グルーヴ・ピエール瀧さん(52)も、20代から約30年にわたって違法薬物を使用していたことが判明したものの、初犯ということで懲役1年6ヶ月・執行猶予3年という判決でした。

また、逮捕前に逃亡を図った歌手・女優の“のりピー”こと酒井法子さんも、懲役1年6ヶ月・執行猶予3年という判決で、この量刑に対しては賛否両論となっています。

違法薬物は一度使用すると一生、薬物の快楽などが忘れられず、再び手を出してしまうリスクが非常に高いものとして知られており、昨年も“マーシー”こと田代まさし被告が4度目の逮捕、2018年には三田佳子さんの次男・高橋祐也さんも同じく4度目の薬物事件を起こしています。

そのため、初犯でも執行猶予を付けることなく実刑判決を下すべきとの声がある一方で、刑務所よりも治療施設に入れて薬物依存状態からの脱却、そして社会復帰を目指す方が重要とする声もあります。

沢尻エリカ被告については慶応義塾大学病院で検査を受けた結果、軽い大麻依存状態にあることが分かったと主治医が明かしており、間もなく退院予定とされていますが、今後も定期的に通院して薬物の使用の有無をチェックしていくとしています。

こうした管理体制が整っていることに加えて、本人も違法薬物や悪友との関係を断つとしていることから、執行猶予付き判決は妥当かと思います。

沢尻エリカ被告は今後について女優復帰は考えていないと語っていますが、それでも所属事務所『エイベックス・マネジメント』は引き続きサポートを行っていくとしており、今後また薬物問題を起こさないよう家族等と協力しながら、これからの生活を見守っていってほしいものです。

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