30人以上の人気YouTuberたちが緊急事態宣言下に、“自粛破りの大パーティー”に参加していたことが週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』に報じられ、2人組YouTuber『水溜りボンド』のトミーさん(本名=富永知義 27歳)が活動休止を発表しました。
トミーさんはYouTubeチャンネルにアップした謝罪動画で、“自粛破りの大パーティー”と報じられた人気YouTuber・あやなんさんの誕生日会について、会場となった東京・恵比寿の店は自身が経営する店だったことを明らかにしています。
<↓の画像が、水溜りボンド・トミーさんの写真>
その上で、「時短要請やお酒の提供停止要請が出ている中で、深夜まで飲食とカラオケを提供してしまったことについても深く責任を感じております。そのことも重ねて本当に申し訳ございませんでした」
と謝罪し、今回の騒動を受けて、当面の間活動を休止すると発表しています。
また、トミーさんの活動休止を受けて、水溜りボンドのYouTubeチャンネル(登録者数:412万人)の活動も休止することを発表しており、今後しばらく相方・カンタさんはソロで活動を行っていくそうです。
他にも、水溜りボンドの冠番組『水溜りボンドの〇〇いくってよ』(土曜22時)を放送するテレビ神奈川は、「ニュース番組などを通して、神奈川県内の新型コロナウイルスへの感染状況や、県民の感染防止の取り組みについて日々お伝えしているにも関わらず、本番組の放送を継続することは不適切である」
として、番組の放送を当面休止すると発表しています。
もう1つのレギュラー番組『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送 土曜27時)は、26日深夜放送回からカンタさんが1人で出演することが発表されています。
水溜りボンドは、同じ事務所に所属する人気YouTuberのHIKAKINさん、はじめしゃちょーさん、フィッシャーズ、東海オンエア、アバンティーズと共に、『日本コカ・コーラ』の東京五輪アンバサダーとしても活動しており、今回の騒動を受けて同社は「不適切な行為であり、大変遺憾」とコメントし、アンバサダー契約の継続などについては未定としています。
そして、水溜りボンド・トミーさんの活動休止発表などを受けてネット上では、
- 反省の弁だけでなく、なぜ自分の店なら深夜までいいと思ったのかを述べて欲しい。
誕生日のパーティーやりたい→でも今はお店閉まってる→だったらオレの店でやろう…営業じゃないしって感じ?
無理矢理頼み込まれて仕方なくではなさそうだし。活動は休止しても動画は公開されているから無収入ではないですね。 - 一番有名な水溜りボンドが活動休止することによって、この騒動が収まってはいけない。
残りの30人についてもしっかり制裁を与え、知名度がある者としての自覚ある行動を取らせるべく、猛省をさせるべきだ!
そのためには、動画削除、動画配信権利の剥奪が最も良いと思う。それが無理なら、動画報酬を数年間ストップさせるでもいい! - 皆さん医療従事者への言葉を出しますが、普段まったく気にしていないのに、何かあれば医療従事者への慰労を唱えれば犯した罪の謝罪になるワードとしか思っていないのが腹立たしい。医療従事者を謝罪のだしに使わないでください。
- 反省の趣旨、自分達の立場に鑑み、もし今回の参加者の中で陽性者が出た場合、その事実はしっかりと公表してほしい。
大勢で長時間飲食することが今の時点でいかに危険なことであるのか情報発信することが、あなた方にできる唯一の罪滅ぼしだと思うが。 - ニッポン放送も頭抱えてるだろうな。きっと温情で彼らの番組を月一でもと残してくれたんだろう。
ただ今回の不祥事関係なく普通に面白くないから、もう打ち切りでいい。他に担当してほしい魅力的なパーソナリティたくさんいるから。 - オールナイトニッポンゼロは、週1だったのにつまらなさすぎて月1になって、今回の一件で打ち切りかな?
- 五輪のアンバサダーは、水溜りもアバンティーズも辞退してほしい。真面目にやってるヒカキンさんや、はじめしゃちょーさんや、フィッシャーズさん達に申し訳なさすぎる。
などの声が上がっています。
水溜りボンドはテレビやラジオなどにも積極的に出演し、数多くいるYouTuberの中でも知名度が高く、それによって『コカ・コーラ』の東京五輪アンバサダーにも抜擢されていたわけですが、“自粛破りの大パーティー”に参加していたことに加えて、会場となった場所がトミーさんが経営する店だったというのは驚きです。
所属事務所の『UUUM(ウーム)』は『文春オンライン』の取材に、あやなんさんの誕生日会が行われた経緯について、「交流あるクリエイター同士で自然発生的に立ち上がり、誰が主催ということなく開催に至ったとのことです。」
としていますが、会場を提供したトミーさんの罪は重いですね。
ネット上では現在も大炎上状態が続いており、パーティー参加メンバーの『ヘラヘラ三銃士』、立ちション現場も撮られた『えびすじゃっぷ』は反省ゼロの煽り動画をYouTubeにアップし、今後もしばらくこの騒動は収まりそうに無く、水溜りボンドのイメージも悪化してしまったことから、冠番組は改編のタイミングで打ち切り終了となるかもしれません。
なお、『ヘラヘラ三銃士』に関しては24日にアップした煽り動画を削除し、動画の編集・企画を担当したメンバー・ありしゃんさんが25日に謝罪動画を投稿しており、医療従事者を支援するために、200万円を日本赤十字社に寄付したことも併せて報告しています。
このようにそれぞれ対応が異なっており、参加メンバーの中では最も多くのチャンネル登録者数を誇り、影響力を持っている水溜りボンドのトミーさんが活動休止という形になったわけですが、今回の件でYouTuber全体のイメージがさらに悪化してしまったのが残念ですね。
『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、今回の騒動は“YouTuber・バブル”崩壊の一歩になるとみられているそうで、コロナ禍の広告不況によって広告単価が大幅下落し、動画再生回数だけで生計を立てることも難しくなり、いかにスポンサーを付けるかが勝負になっている中で、パーティーに参加したメンバーたちは収入面でも大ダメージを受けるだろうとしています。
ただ、それも全て自業自得で、周囲に大きな迷惑をかける問題行為をしていたわけですから、相応の制裁を受けるのは当然かと思いますが、果たしてこの騒動は今後どこまで波及するでしょうかね。