水原一平の銀行詐欺事件の求刑。ギャンブル依存症理由に大幅減刑求め物議。大谷翔平選手になりすまし音声データも公開
『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手(30)の元専属通訳で、銀行詐欺罪と虚偽の納税申告で起訴された水原一平被告(みずはら・いっぺい 40歳)に対して、アメリカの連邦検察が24日に「禁錮4年9ヶ月」「釈放後3年間の保護観察処分」「大谷選手に1,697.5万ドル(約26.5億円)の賠償」を求刑しました。
検察は水原一平被告について、「被告の犯罪動機はギャンブル依存症よりも、むしろその“強欲さ”にある」「盗んだ金を野球カードの購入、歯科治療費の支払いなど、ギャンブルとは関係のない多数の個人的な費用に充てていた」「被告の行為は経済的損害だけでなく、大谷選手の一番の財産である評判や信用をも傷つけた。このような裏切りや強欲には相当の刑期が必要」
などと糾弾しています。
ただ、水原一平被告が早期に司法取引に応じて罪を認め、捜査の負担軽減に協力したと指摘し、この事件では最長で禁錮33年を求刑する可能性もありましたが、水原被告の姿勢を評価する形で求刑を大幅に差し引いたようです。
一方の水原一平被告サイドは量刑に対して意見書を提出し、「深刻なギャンブル依存症であり、既に評判や経歴は損なわれて罰を受けている」と主張したうえで、「禁錮1年6ヶ月が妥当」だとして減刑を求めており、裁判の判決は2月6日に出る予定となっています。
24日には現地メディア『ジ・アスレチック』などが、水原一平被告が大谷翔平選手の銀行口座から不正送金をした際に、銀行員と電話でやり取りした際の証拠音声データを公開しました。
水原一平被告は銀行員に対して大谷翔平選手本人だと偽り、そして送金に必要な6ケタのパスコードを答え、送金額は「20万ドル(約3,100万円)」で送金理由は「車のローン返済」、受取人との関係は「私の友人」と語り、今後また送金する可能性を問われると「うーん、もしかしたら」と答えており、この音声データは証拠として裁判所に提出されたものとのことです。
水原一平被告は、大谷翔平選手の銀行口座から不正送金をするにあたり、大谷選手のアカウント情報を自身のメールアドレスと電話番号に紐づけ、これによって2段階認証もクリアしていたそうです。
そして、水原一平被告に対する検察の求刑などに対してネット上では、
- 最長禁錮33年が4年とはね…
- 犯罪を犯しても司法に協力したら30年弱も減刑されるとか普通におかしい
- 26億円など一生かかっても返せるわけない。禁固刑よりもっと重い刑のほうが相応しい
- ギャンブル依存症なんて簡単な言葉で済まされない強欲な事件 なにより世界に挑んで活躍する選手を欺いて騙していた罪は大きい
- 犯した罪の重大さに比べて求刑が4年9月では短すぎるのに、さらに1年6月にしろとか、相変わらずふざけ切った強欲な輩。出所しても日本に帰ってこないでもらいたい
- 儲けた金は自分の懐に入れて資産を増やしている、野球賭博には手を出さずに自分の保身は確保している全て計算ずく、これらのことを鑑みれば依存症で無い事は明らか
- ギャンブル依存で脳がおかしくなっていたというより、ただただ、大谷をカモとして金を盗んでただけって事
にしても26億なんて払えないだろうし、大谷は被害だけ被って終わり
などの声が上がっています。
水原一平被告は2018年から大谷翔平選手の専属通訳を務め、他にも移動時には運転手をしたり、練習の補助を行うなど公私ともに支えるパートナーとしてメディアにも多く露出していましたが、昨年に違法スポーツ賭博によって多額の借金を抱え、2021年から2年以上にわたり大谷選手の銀行口座から多額の不正送金をしていたことが判明し、昨年3月にドジャースに契約解除されました。
同5月には銀行詐欺や虚偽の納税申告によって訴追され、合わせて禁錮33年と罰金125万ドルが科される可能性がありましたが、司法取引によって求刑が大幅に減刑されるとみられていました。
それにしても求刑が禁錮5年以下まで減刑され、さらに水原一平被告サイドがギャンブル依存症を理由に「禁錮1年6ヶ月が妥当」と、さらなる減刑を主張しているというのは驚きです。
また、検察は不正送金した全額を賠償するよう求めていますが、現地メディアの報道によると水原一平被告は現時点で、違法ギャンブルが原因で合計4,000万ドル(約63億円)もの借金を抱えていて、通訳をクビになった後にしていた『Uber Eats』での配達もすでにクビになっていて「返済能力は無い」としているだけに、厳しい処分を求める声が上がっています。
この他の報道によると、水原一平被告は仕事量に対して給料が少なかったと主張しているそうなのですが、2022年は年俸25万ドル(約3,900万円)でドジャース移籍後は倍の50万ドルとなり、それに加えて大谷翔平選手が個人的に報酬を渡し、高級SUV車のポルシェ・カイエンをプレゼントしていたといい、金銭面などでは好待遇を受けながら不正送金を繰り返し、そして色々不満も述べていることに対して事件への反省が見えないと感じます。
そのため、司法取引に協力したからといって禁錮5年弱まで減刑するというのは納得できませんが、検察の求刑を受けて裁判所はどのような判決を下すのかに注目したいです。
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- https://hochi.news/articles/20250124-OHT1T51043.html
- https://full-count.jp/2025/01/24/post1691056/