気象予報会社『ウェザーマップ』の創業者・会長で、TBS系の『Nスタ』や『news23』等でお天気キャスターを務める気象予報士・森田正光さん(74)が、「肺腺ガン」の疑いで手術を受けていたことを明かしました。
森田正光さんは22日に自身のX(旧ツイッター)で病気発覚による手術を公表し、「メキシコ皆既日食前に検診を受けたところ、左上葉部に肺腺ガンの疑いがみつかりました。ごく初期でラッキーでした。帰国後の4/18に胸腔鏡手術を受け、回復は順調です。肺機能の10%くらいに影響が出そうですが、リハビリで軽減させられるとのことです。」「日食にいかなければ手遅れになったかもしれない。と思うと人間万事塞翁が馬ですね。」
と、たまたま受けた検査で肺腺ガンの疑いがあると診断され、手術を受けたことを報告しています。
<↓の画像は、森田正光さんのX投稿写真>
森田正光さんは今月5日に、皆既日食を見るためにメキシコに向かうことをXで報告していたのですが、TBSの取材に対して森田さんは、「皆既日食を見に行く前に、現地で何かあったら困ると思い全身をくまなく検査したところ、医師から『肺に影がある』と告げられ、急遽精密検査をしたところ『左上葉部に肺腺ガンの疑い』が見つかった。ビックリしましたが、初期とのことからラッキーと考え、帰国して3日後すぐに胸腔鏡手術を受けました。幸い経過は順調で、今週末には社会復帰できるとのことです。」
と説明しています。
手術によって肺機能の1割ほどを失ったものの、リハビリによって多少機能が回復することや、日常生活に大きな影響はないとの説明を受けているそうで、「今まで大きな手術をしたことが無かったので、ちょっとビックリしましたが前向きに考え、新しい身体で新しい仕事にも挑戦していきたいとも考えています。」
と、今後の仕事にも意欲を見せ、24日もしくは25日にも退院予定で、26日放送の『Nスタ』に出演を予定しているそうです。
森田正光さんの病気・手術の公表を受けてネット上では、
- 最近Nスタにでてなかった理由がこれか
- これは本当にラッキーな例だと思います。ついてましたね、森田さん。でもあまり無理はなさらないように。
- 癌の疑い 切除しないと癌か癌でないか確定診断ができない場合があるんだってね
白黒つけて気持ちをすっきりさせたいなら手術するしかないけど、すかしないか判断悩むよね - 私の妻は1年ちょっと前に肺腺癌で亡くなりました ステージ3で発見5年生存 ALK タバコは吸った事ないので関係有りません
脳への転移も早いので注意してほしいですね。 - 子供の時からテレビの天気予報のコーナーで拝見していました。体調に一段と気をつけている方だとは思うし、こうやって病気が見つかってもごく初期の段階で発見出来て良かったです。これからもお身体に気をつけながら頑張ってください!
- 初期で見つかって、良かったですねぇ。皆既日食様々じゃないですか!
Nスタを見るたび分かりやすい解説と、森田さんと自宅が近所と言う事もあり、とても親近感があります。まだ手術したばかりですから、どうかご無理されませんように。
などの声が上がっています。
メキシコ旅行がきっかけで検査を受け、初期の肺腺ガンの疑いが見つかったのは不幸中の幸いで、手術が無事成功し、早期に仕事復帰できる見込みとのことで一安心しました。
肺腺ガンは、肺ガンの中でも発生頻度が最も高い(肺ガン患者のおよそ半数)とされ、初期状態ではほとんど自覚症状が無いため、健康診断で見つかるケースが多いといいます。
男性よりも女性の方が発症数が多く、喫煙との因果関係は薄いとされ、非喫煙者も発症しやすいそうです。
過去には、『LUNA SEA』のボーカル・河村隆一さん、女優・東てる美さん、歌舞伎俳優・中村獅童さん等も肺腺ガンを発症しており、『サンデーモーニング』や『news23』などに出演していた『毎日新聞社』の政治部記者で特別編集委員・岸井成格さんは、2018年5月に肺腺ガンによって73歳で亡くなっています。
この他に、『ET-KING』のリーダー・いときんさん、女優・野際陽子さん等も肺腺ガンで亡くなっており、森田正光さんは胸腔鏡手術を受けて経過は順調とし、ガンの転移は見つかっていないものとみられますが、引き続き健康には気を付けて仕事を続けてもらいたいです。