バイオリニストの高嶋ちさ子さん(47)が、家庭内のルールを破った息子のゲーム機(ニンテンドー3DS)をバキバキに折って破壊したというエピソードがネット上で物議を醸しており、この行為に対して「毒親」などと批判が殺到し炎上騒動に発展していたのですが、高嶋さんと同じバイオリニストの葉加瀬太郎さん(48)が22日に擁護するコメントをツイッターに投稿したところ、今度はこのツイートに対して批判が殺到し、炎上となってしまったようです。
この炎上騒動の発端となったのは、12日付の東京新聞に掲載された「ゲーム機バキバキ事件」という高嶋さんのコラム。
<↓の画像は、高嶋ちさ子さんの写真>
高嶋さんは子供たちにゲーム機が欲しいとねだられても「買わない」と言っていたものの、長男が扁桃の手術をした際に友人の母親が「入院中は暇だろうから」とゲーム機をプレゼントしてくれたそうで、返すわけにもいかないことから長男に渡し、公平に次男にもゲーム機を買い与えたとのこと。
高嶋さんの家では日々のスケジュールは子供たちが自分で決めていて、平日はゲームをしてはダメだけど、週末に宿題が終わり時間が余ったらやってもいいと伝えていたそうです。
これに加えて、子供たちは19時以降に電化製品を触ってはいけないというルールがあり、子供たちは土曜日の17~19時はゲームをしてもいい時間とスケジュールを設定。
しかし、金曜日の夜に高嶋さんがコンサートから帰ってきた時に、長男は宿題が全て終わっていないにも関わらずゲームをしており、それに怒り狂った高嶋さんはゲームを手でパキパキと折ったといい、それに対して長男は悲鳴を上げ、かなり落ち込んでいたとのこと。
さらに次男もその日チェロを練習していなかったことから、高嶋さんは次男のゲーム機も同様にバキバキに折って壊したといい、高嶋さんは息子2人に「自分で働いたお金で買ったゲーム機を自分で壊す気持ち、あなたに分かるの? 貴方はゲームが一生出来ないことを嘆くより、ママからもう二度と信用されないということを心配しなさい!」と怒ったそうです。
このコラムには、高嶋さんがバキバキに折って破壊したゲーム機2台の写真も掲載されており、これに対してネット上では
- 単なるヒステリー。子供がかわいそう
- たとえ躾(しつけ)のためであっても物を壊すのはよくない
- 暴力による子供に対するマウンティング。これでは子供の自主性が奪われてしまう
- 子育てじゃなく単なるDV、虐待でしょ。
- 壊すものがゲーム機だろうと何だろうと『他者』の私有財産を損壊しているという点で間違ってる
などの批判的なコメントが殺到することになりました。
<↓の画像が、『東京新聞』に掲載された高嶋さんのコラム>
<↓の画像は、バキバキに折られて破壊されたニンテンドー3DS>
また、21日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)ではダウンタウンの松本人志さんが、「例えば僕がね、自分の子どもが“バイオリンを弾いてた”と言ってバイオリンをバキバキにしたら高嶋さんは何て言うんでしょうね」「この人(高嶋)はバイオリンに命をかけている。ゲーム機を一生懸命作っている人に対して、この(ゲーム機の)バキバキ写真はいい気はしない。このやり方は僕は嫌」などと話していました。
その一方で俳優の武田鉄矢さんは、自身も子供の頃に母親から怒られたエピソードを語りつつ、「おれは高嶋さんいい子育てなさってるんじゃないかなと」と賛同し、「子供って母親が決めたルールを破ることもあるんだけど、破った先に案外未来があったりする。だからそのへんはナチュラルでいいんじゃないかな」等と擁護していました。
そして、その後もこの件に対してネット上では様々な声が上がっていたのですが、高嶋さんの友人である葉加瀬さんが22日に自身のツイッター上で、「友人高嶋ちさ子の子育て論炎上について一言。ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます。もし彼女の人間性に何か言いたいのなら、まず彼女の音楽を聴いてからにしなさい。あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから。」と持論を展開し、高嶋さんのことを擁護。
<↓の画像が、葉加瀬さんのツイート>
今度はこの葉加瀬さんのツイートが大きな話題になり、ネット上では大炎上してしまっており、
- 子供に対してしたことを音楽性で釈明するのはあまりにも無理があるでしょ
- 葉加瀬さんの見識を受けいれたら『音楽が下手なのは人間としてクズ』になってしまう。なんでもかんでも音楽に置き換えてはいけない
- 美しい音楽を創ったり演奏するのと、その人物の人格や人間性は完全に別物
- ネット民も忘れかけ鎮火しかけた頃になって、『友人として』再ブーストかける葉加瀬太郎。空気の読めない善意ほど厄介なものはない
などの批判的なコメントが殺到しており、結果的に火に油を注ぐかたちになってしまっています。
さらにこの炎上騒動は葉加瀬さんと髪型が似ているという事が原因で、今回の件には全く関係が無いダンサーでタレントのパパイヤ鈴木さん、学者の茂木健一郎さんに飛び火してしまっており、茂木さんは自身のブログで「葉加瀬太郎さんが、ご発言かなにかで、炎上されているようで、それが『飛び火』しているとツイッターで教えていただいて、見てみたら本当でした(笑)。あの、念のため、私は葉加瀬太郎さんではありません(笑)」「ときどき、『あの、バイオリンを弾かれる方ですよね』とか、間違われることはありますが、あくまでも別人28号なので、そこのところ、よろしくお願いいたします」「葉加瀬太郎さんとは、お仕事でごいっしょしたことがありますが、とても素敵な方です。素敵な方ですが、どうか、私めと混同なさらないように。脳科学者の、お・ね・が・い。うふっ」と綴っています。
<↓の画像左から茂木さん、葉加瀬さん、パパイヤさん>
高嶋さんがコラムで明かした「ゲーム機バキバキ事件」、それに対して持論を展開し擁護した葉加瀬さんが炎上してしまった今回の騒動ですが、高嶋さんはゲーム機以外にも、キレて息子の宿題と日記を過去に破いたこと等を以前ツイッター上で明かしており、当然愛情があってのことだと思うものの、怒りに身を任せて子供を叱ることが度々あるようなので、物議を醸してしまったのはしょうがないことかと思います。
そして、葉加瀬さんの擁護するつもりで投稿したツイートは、素晴らしい演奏家は人間性も優れているという独断と偏見に満ちており、物議を醸すことになるのは当然だと思えるもので、騒動の渦中にコメントせず黙っておくべきだったのではないでしょうかね。