歌舞伎俳優・片岡亀蔵が火事で急死。死因は一酸化炭素中毒か。知人宅で火災に巻き込まれ64歳で亡くなる

歌舞伎俳優の4代目・片岡亀蔵さん（本名＝片岡二郎）が24日に、火事に巻き込まれ亡くなったことが分かりました。64歳でした。

警視庁竹ノ塚警察署の発表によると、今日午前4時ごろに足立区東伊興（ひがしいこう）の3階建て菓子工場兼住宅の近隣住民から、3階から煙が出ているとの通報があり、火は約2時間後に消し止められました。

＜↓の画像が、火事が発生した菓子工場兼住宅＞

この火事で3階の住居部分約30平方メートルが焼け、片岡亀蔵さんと男性がもう1人救助されましたが、片岡さんはすでに心肺停止状態で、午前5時7分に搬送先の病院で死亡が確認され、死因は煙を吸い込んだことによる「一酸化炭素中毒」と見られています。

火元の菓子工場兼住宅は1階が工場、2・3階が住居となっていて60代の兄弟が暮らしており、片岡亀蔵さんは弟の知人でした。

共に搬送された住人の男性は負傷しましたが、救出時は会話ができる状態だったそうです。

片岡亀蔵さんは1961年に、5代目・片岡市蔵さん（1991年6月死去 享年75）の次男として生まれ、4歳で初舞台を踏みました。

1969年に4代目・片岡亀蔵を襲名して以降、悪役から三枚目まで幅広くこなす名脇役として活躍を続け、2001年に重要無形文化財（総合認定）に認定されて『伝統歌舞伎保存会』の会員となりました。

一方のプライベートでは、FBS福岡放送のアナウンサーだった中村明美さん(56)と結婚しており、子供については公表しておらず不明です。

そんな片岡亀蔵さんは公式サイトのブログを毎日更新し、今日も日付が変わったタイミングで記事を投稿していました。

最後の投稿は、2年前から美術展紹介サイト『美術展ナビ』で始まった企画「亀蔵 meets」に関する内容で、来月に新たな記事が配信されることを告知しており、来月には京都南座で上演の『吉例顔見世興行』にも出演予定でした。

このブログ投稿から数時間後に発生した火事に巻き込まれて亡くなり、3階の住居部分のみ焼けているため、火事の原因は火の不始末などが考えられますが、まだまだこれからの年齢で亡くなられてしまったのは残念でなりません。

片岡亀蔵さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。