海外サッカークラブの日本人選手がオンライン賭博事件報道でチームがコメント。檀崎竜孔の経歴、妻と結婚し子供誕生も…

Jリーグ『コンサドーレ札幌』や『ジェフユナイテッド市原・千葉』などを渡り歩き、2023年からオーストラリアの第1部リーグ（Aリーグ）所属の『ウェスタン・ユナイテッドFC』でプレーしている檀崎竜孔選手（だんざき・りく 25歳）が、現地でサッカー賭博に関与したとして賭博罪で逮捕、起訴されていたことが判明し波紋が広がっています。

現地メディアの報道によると、檀崎竜孔選手は今年4・5月に行われた計4試合で、オンラインのサッカー賭博の結果を操作するために、わざと反則行為をしてイエローカードとレッドカードをもらっていたとのことです。

こうした八百長とみられる行為があり、現地当局が賭博汚職に関する捜査をした結果、檀崎竜孔選手ともう1人が5月30日に逮捕（すでに保釈）され、その後起訴されたといいます。

檀崎竜孔選手は賭博不正に関連して計10件の罪で起訴されており、7月末にも裁判所に出廷予定としています。

この報道を受けてウェスタン・ユナイテッドFCは公式サイトで声明を発表し、檀崎竜孔選手の実名は伏せつつも、「クラブは男子選手が賭博関連の罪で起訴されたことを知り、衝撃を受け、失望しています。私たちはこの問題を真摯に受け止め、クラブとゲームの健全性を損なういかなる行為も非難し、関係当局に全面的に協力してまいります」とコメントしています。

そして、檀崎竜孔選手がサッカー賭博に関与したとして賭博罪で逮捕、起訴されていたことが判明しネット上では、

• これマジならやべえな　黒い霧やん
• 事実ならば、極めて悪質な八百長。事実であれば永久追放処分もありえるのでは
• 自身の試合に賭けて、賭けた結果に沿うようプレーしているからな　永久追放確定　賭博目線で見ると、プロの資格を賭けて負けたんや
• 事実かどうかは、まだわからないのかな。事実なら大罪。サッカー界からは追放もやむなし。
• 青森山田時代、選手権で10番を付けてプレーしていたのを見た時、彼もすぐにプロに行くんだろうなと思ったほど注目してた。
  札幌から海外に移籍して、向こうで活躍していると聞いていたから、日本に戻っても活躍するだろうと期待していたけど、なんでこんな事するんかねぇ…。事実なら、とても残念
• サッカー人生を棒に振ったね。海外はこういうスポーツベッティングに関わること自体、永久追放とか厳しい処罰の対象。
  失敗した人間にもチャンスをって言う人もいるけど、これはダメだろ、スポーツマンとして真剣勝負が絶対のなかで信用失墜した人間を勝負の環境に置いておくことはできない

などの声が上がっています。

檀崎竜孔選手は宮城県出身で、小学生時代には『ベガルタ仙台』のジュニアチームに所属し、強豪の青森山田中学・高校に進学、中学2年時には全国大会で優勝、3年時には背番号10でキャプテンとして全国大会の優勝に貢献し、優秀選手と得点王となりました。

高校進学後も活躍を続け、2年時からはスタメン起用されて全国高校サッカー選手権大会で優秀選手に選ばれ、高校3年時からJリーグのチーム練習にも参加、そして3年時にキャプテンとして全国高校サッカー選手権大会で優勝し、世代別の日本代表にも選出されていました。

その後はコンサドーレ札幌に入団してプロデビューし、オーストラリアのブリスベン・ロアーFC、ジェフユナイテッド市原・千葉、スコットランドのマザーウェルでのプレーを経て、2023年からウェスタン・ユナイテッドFCで活躍しており、今シーズンは29試合出場で4ゴール・9アシストの成績を残しています。

一方のプライベートでは、コンサドーレ札幌時代の2021年7月に結婚を発表し、昨年には待望の第1子が誕生したことや、現在は家族3人でオーストラリアのメルボルンで生活していることなどを明かしていました。

公私ともに順調な様子でしたが、まさかのサッカー賭博への関与で起訴され、それも八百長もしていたとの話が事実とすれば重い処分が下される可能性が考えられます。

裁判で有罪となればクラブは即クビとなり、銀行詐欺罪などで実刑判決が下された大谷翔平選手の元専属通訳・水原一平さんのように、今後は国外追放になることなども予想されますが、檀崎竜孔選手の認否は現時点で明らかになっておらず、とりあえずは今後の裁判でどのような展開を迎えるのかに注目したいところです。