今日発売の週刊誌『週刊文春』が、女優・橋本環奈さん(25)のパワハラ疑惑などを報じ、ネット上で大きな波紋を広げる中で、所属事務所『ディスカバリー・ネクスト』の伊藤功社長が長文のコメントを発表し、マネージャーやドラマスタッフ等に対するパワハラ言動を完全否定しました。
伊藤功社長は事務所の公式サイトで声明を発表し、「パワハラ発言に関した内容については事実無根であり、明らかに事実と異なる内容であると断言致します。」
とキッパリ否定しています。
続けて、「常に女優としてだけではなく一人の“人”としてその思いやりや、共にお仕事する方への敬意と配慮を忘れず接してきた彼女に対して、その言動を評価して下さる方こそ圧倒的に多く、それ故に一つのお仕事が終了しても同じ制作会社や御担当者の方々、企業の皆様からまた次の御依頼を頂くのは、(中略)やはりその人柄あっての事であり、橋本環奈と再度一緒にお仕事をしたいと思って頂けるからに他ならずであり、そこからも今回の様な言動をする事は無いと類推して頂けると思います。もともと裏表のない人柄でさっぱりした性格ですが、いつも人には真摯に向き合い、それは外部の方のみならず弊社のスタッフにも同様であり暴言を吐くなどは論外です。」
としています。
週刊文春の記事で、事務所の元社員や関係者らが証言している暴言などについては、「橋本環奈ではなく、私が発したものであるとすればまだ理解できますし、私は確かにスタッフへ厳しく指導したり、窘(たしな)めたりする事はあります。今回は取材の対象者が、私のそれらの発言を橋本環奈が発したものとしてすり替え、取材に答えたものと考えられ、貶(おとし)めようという意図や悪意を感じます。」
と報道を批判しつつも、自らが社員に対して記事に書いてあるような言動を取っていることを明かしています。
そのうえで、このような記事が出て橋本環奈さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいとし、「これを機に受け取り側が不快を感じ、それに怨嗟(えんさ)まで抱く事によって、この様な取材に対して事実と異なる発言をする契機を作るような事態を招いた事を謙虚に反省し、今後に関しては同様な事象が生じない様に、第三者の意見もお聞きしながら社とスタッフへ改善を図って参る所存です。」「私自身は勿論、社の体質、体制を今後、同じ事態が生じない様に刷新改善をはかって参ります。」
としています。
今後の対応についてですが、一般的に週刊誌に反論しても「取材には絶対の自信を持っています」として非を認めることは考えにくいとし、「無意味な水掛け論になる事にもつながりかねないので、弊社の見解は今回をもってとさせて頂き、細かく事実誤認を指摘は致しません」
と、記事の内容を巡って週刊文春と徹底的に争うことはしないようですが、事実と異なる情報が複数記載されていて、明らかに取材が不十分だと指摘しています。
社長は最後に改めて橋本環奈さんの人柄に言及し、パブリックイメージ通り明るく素直で、思いやりのある女性といい、「つい先日も、ロケ先の福岡から戻って来た時に『人生で一番おいしいヨーグルトを見つけた。』と、あの小さな体で大きなヨーグルトの袋を沢山抱えて、会社のみんなへとニコニコしながら持ってきてくれました。そんな心根の子です。」
とのエピソードを綴っています。
そして、「今後の彼女の言動を見極め、記事の様な発言を内外のスタッフに関わらず、しうるのかそうでないのか見極めて頂ければ、おのずと彼女の人間性は推し量って頂けるのではないか」
としています。
ちなみに、週刊文春はパワハラ疑惑だけでなく、橋本環奈さんが映画の撮影で訪れた山口県に俳優・中川大志さんを呼び寄せ、下関で1泊2日のデートを楽しんでいたことを、2ショットやキス写真と共に報じているのですが、事務所社長は今回の声明でこの件には言及していません。
<↓の画像は、橋本環奈さんと中川大志さんの手つなぎ・密着2ショット写真>
そして、事務所社長の声明に対してネット上では、
- とても愛情があっていい社長だな
- 橋本環奈の性格からしてパワハラとか考えられない
- こんな間の抜けた声明文出すとか大丈夫か?この事務所
- 文面がくどいし、社長と橋本環奈の距離が近過ぎて気持ち悪いな
- 社長がスケープゴート引き受けてる可能性はある ぶっちゃけ演者の裏の顔なんぞ一般庶民じゃわかるわけもない
- ほんとに事実無根なら法的措置したらいい話
- そう言うしかないですよねって感想。橋本環奈に仕事が来なくなったら、この事務所は稼ぎ頭がいなくなるわけだから。
- 今後は大なり小なり周囲への言動を気をつけた方がいいね。火のないところに煙は立たない。今ならまだ間に合う
- なんか小難しい文を書き連ねて煙に巻こうとしてる感がある 読みにくいし何言ってる分からない…
マネージャーが何人も辞めたことは否定しないってことはそれは事実なのかね そこに理由が隠れてそうだけど
などの声が上がっています。
週刊文春の記事では、事務所の元社員や関係者等が橋本環奈さんのパワハラ言動を明かしており、マネージャーのちょっとしたミスに対してもブチギレ激怒し、「使えねえ」と言うのが口癖だとしています。
それが原因で橋本環奈さんの現場マネージャーがコロコロ変わり、これまでに「マネージャー8人が次々と辞めた」とし、その中にはパワハラによる強いストレスが原因で「適応障害」を発症した人もいるとしています。
社長は声明で「橋本環奈のパワハラ発言に関した内容については事実無根」としつつ、マネージャーが8人も変わっているとの話や、適応障害を発症して辞めたという部分には一切触れておらず、この声明だけでは火消しは難しいとみられます。
また、社長自らがパワハラ言動を取ってきたことを半ば認めていますが、記事に書いてあるような暴言や、それが原因で適応障害にさせたとの話が事実であれば大問題で、ネット上では社長に対しても批判が噴出しています。
さらに、ディスカバリー・ネクストには『バイトル』のCMなどに出演のジェンダーレスモデル・井手上漠さん等が所属していますが、橋本環奈さん以外に大活躍していると言えるようなタレントはおらず、橋本さんは事務所の稼ぎ頭であることや、現在放送中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おむすび』でヒロインを務め、今後『NHK紅白歌合戦』の司会なども控えているため、橋本さんをどうにか守るために、事務所の社長が泥を被ったのではとの憶測も飛び交っています。
実際のところはどうなのかは定かではありませんが、社長が事実無根だと完全否定したことを受けて、週刊文春が続報記事を出してくる可能性は十分ありますし、他誌も追随することが考えられ、とりあえず文春サイドが今後どういった対応をするのか見ものです。