樹木希林が大腿骨骨折で手術、現在の状態や原因は? 全身ガンで闘病中、激ヤセし心配の声も…
女優・樹木希林さん(きき・きりん 本名=内田啓子 75歳)が、大腿骨(だいたいこつ)を骨折していたことが判明し心配の声が寄せられています。
樹木希林さんは16日に生放送された3時間特番『大中継!にっぽんのお盆』(NHK BSプレミアム)に出演予定で、番組中に事情が明らかにされました。
番組内での説明によれば、樹木希林さんは3日前に大腿骨を骨折したといい、電話出演した樹木さんは「ポキッと折れるんですね」「うっかりあちらに送られる側になるところでした」と語り、15日に手術を受けたことを明かしています。
『サンケイスポーツ』によると樹木希林さんは現在、集中治療室にいるそうです。
樹木希林さんは7月31日に、京都で行われた黒木華さん主演映画『日日是好日』(10月13日公開)の完成披露イベントに出席していたのですが、映画撮影をした1年前と比較して「(体重が)10キロやせて、(身長が)7センチ縮んだ」と明かしており、『デイリースポーツ』によれば、映画のキャンペーンのための取材予定も延期したといいます。
<↓の画像は、1年前と現在の樹木希林さんの比較写真>
体重が落ちた理由は定かではないものの、病気ではなく「猛暑の影響もあるのではないか」と話している関係者もいるとしています。
そして、樹木希林さんの大腿骨骨折に対してネット上では、
- 樹木希林さんの年齢での骨折ってこの先の人生に響くから心配
- 心配。実は私も骨折、ギブス中。希林さん、早期回復祈っています。
- 年齢が年齢だけに、骨折したなんて。癌もあるだけに、とても心配です。
- 年齢を考えると大腿骨の骨折って寝たきりのリスクを高めてしまうからごゆっくり療養された方がよろしいと思います。
- もう老人リスクNo.1の転倒、大腿骨骨折、やってしまったな。これをやると急激に弱る、しっかり養生して欲しい
- 父の知人の方、77歳で大腿骨骨折したけど、手術してリハビリして、今じゃ元通りスタスタ歩いてる。数ヶ月経った今は痛みも違和感も何も無いらしい。よく寝たきりになる、なんて言われるけれど、そうならない人もいる。もともとお仕事に精力的なきっと希林さんは大丈夫。そういえば黒柳徹子さんもやってたね…でも元気にお仕事してるもんね。
- 高齢者の転倒などで多い骨折部位の1つ。大腿骨骨折するとかなりのリハビリをしないとスタスタ歩けるようになるのは難しい。かなりの間ベッド&車椅子生活になるでしょうから、、
などと、今後の事も含めて心配するコメントが寄せられています。
樹木希林さんが骨折した大腿骨は、股から膝までの間を構成する骨で、『日本赤十字社 前橋赤十字病院』の医師・浅見和義さんによると、大腿骨骨折は増加の一途を辿っているそうで、その原因は高齢化にあるとのことです。
男女比では女性の方が多く、理由は骨密度が低いことなどが挙げられており、大腿骨は太くて強い骨ではあるものの、高齢となるとちょっとした転倒などでも骨折する可能性が十分あるそうです。
治療方法については、大腿骨骨折の場合は患部をギブスなどで固定することが出来ないため、骨がくっつくのを待つと、ベッドで1ヶ月以上も寝たきりの生活となり、高齢者の場合は寝たきり生活を続けると、歩行が困難になる可能性が高いことや、他にも様々な合併症を引き起こす可能性があるため、早期に手術をして歩ける状態にするそうです。
そのため、樹木希林さんも大腿骨を骨折後にすぐ手術を受けたものとみられます。
樹木希林さんは、5年前の2013年3月に行われた『日本アカデミー賞』で、「冗談じゃなく全身ガンなので、来年の仕事、約束できないんですよ」と、「全身ガン」も告白しており、同12月には約1年半ぶりにガン治療を受けることを明かしていました。
2014年1月には、ガン治療が終了したことを明かしており、その後も毎年様々な映画などに精力的に出演し、全身にガンを患っているようには思えない活躍ぶりを見せています。
2016年に出演したテレビ番組では「全身にガンが転移しているとはまったく思えないが?」と聞かれると、「来週にはまた治療に入るんですけれども(中略)私は本当、死ぬ死ぬ詐欺なんて笑っているんです」と自虐的に語っていました。
今年4月には週刊誌『週刊新潮』の取材に応じ、現在の状態については「映画宣伝とか、義理の仕事に振り回されている感じ。もう75歳だから勘弁してほしいんだけど。(ガンの状況は)同じですよ。3月に、(2007年から放射線治療を受けている鹿児島の)クリニックに1年半ぶりに行ってPET検査を受け、またぼちぼち治療しようかなと」と明かしています。
また、記事では山王病院の副院長・奥仲哲弥さんが樹木希林さんの体の状態について、「樹木さんは05年の段階で乳ガンであることを告白しています。多くの場合、乳がんは悪性度が低く、進行も遅い特徴がある。」「おそらく樹木さんは、乳ガンが多臓器に転移してはいるものの、ほとんど症状が現れず、検査で見えるくらいまでがん細胞が成長したら、その都度、放射線などで対処し、長期的にがん細胞と共存できているんだと思います」
と推測しています。
これはあくまでも推測であるため、本当の病状については明らかにはされていないので何とも言い難いものがありますが、ガンがもし骨に転移していた場合、骨が溶けるなどして病的骨折も引き起こすそうなので、今回明らかになった大腿骨骨折は高齢によるもので、ガンは関係していなければいいなと思いますね。
樹木希林さんのような女優は他におらず、代えがきかない方なので、今はゆっくりと休んでまた元気な姿を見せてほしいところです。
関連記事
- https://www.kansetsu-itai.com/doctor/doc047.php
- https://www.news-postseven.com/archives/20160223_387283.html
- https://smart-flash.jp/entame/42570
- https://www.dailyshincho.jp/article/2018/05100558/