横綱・日馬富士が貴ノ岩をビール瓶で暴行し重傷、現役引退の可能性? 相撲界で再び事件発生で物議
モンゴル出身で伊勢ヶ濱部屋所属の横綱・日馬富士関(はるまふじ 本名=ダワーニャミーン・ビャンバドルジ 33歳)が10月下旬の秋巡業中に、同じくモンゴル出身で貴乃花部屋所属の前頭8枚目・貴ノ岩関(たかのいわ 本名=アディヤギーン・バーサンドルジ 27歳)に暴行し、全治2週間程度のケガ(脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い)を負わせていたことが発覚し、大きな騒動に発展しています。
各報道によると、日馬富士関は10月26日に鳥取県で行われた秋巡業後、モンゴル出身の後輩力士を集めて酒を飲んだそうなのですが、その時に貴ノ岩関の態度が気に入らないという理由で、近くにあったビール瓶で思い切り何度も殴打し、重傷を負わせたとのことです。
<↓の画像が、暴行を受けた貴ノ岩関の写真>
この暴行によって貴ノ岩関は11月5~9日にかけて福岡市内の病院へ入院し、頭部を負傷していることから、九州場所(11月場所)は初日(12日)から休場しており、状態が安定すれば復帰も可能と診断されてはいるものの、途中出場は厳しいとみられているため、来年1月の初場所で前頭8枚目から十両に番付が転落する見通しとされています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)によると、日馬富士関はもともと短気でカーッとなりやすい性格で、過去にも稽古場にあった分厚い板で若い衆の頭を殴り、親方衆から制止されることがあったそうです。
また、2008年には禁煙となっている両国国技館内でタバコを吸い、注意を受けたこともありました。
横綱審議委員会の内規(内部規定)には、「横綱は力量、品格ともに抜群でなければならない」と定められており、報道通り暴行が事実だったとすれば、日馬富士関の進退や伊勢ケ浜親方の指導力なども厳しく問われることになりそうとのことです。
そして、貴ノ岩関への暴行を報じられた日馬富士関は14日に稽古場に姿を現し、稽古後に集まった報道陣の取材に応じ、「貴ノ岩のケガについて、貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の関係者の皆さま、相撲協会、そして、うちの(伊勢ケ浜)親方に大変迷惑を掛けたことを深くおわび申し上げます」と頭を下げて謝罪。
<↓の画像が、取材に応じた日馬富士関の写真>
また、日馬富士関は9月の秋場所に続き連覇がかかっていましたが九州場所の休場を決め、日本相撲協会に届け出を行いました。
伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士 本名=杉野森正也 57歳)と日馬富士関は同日、貴乃花部屋に謝罪に出向いたのですが、2人が到着した時すでに貴乃花親方(元横綱・貴乃花 本名=花田光司 45歳)は車に乗り込んでおり、敷地内で2人が近寄っていったものの、車から降りることなく手だけ挙げて応じそのまま外出してしまい、結局謝罪は出来ずに終わりました。
<↓の画像が、貴乃花部屋を訪れた伊勢ヶ濱親方と日馬富士関の写真>
報道陣の取材に対して伊勢ヶ濱親方は「貴乃花親方には連絡はしていなかった。間に合うと思ったが、(九州場所での業務)時間の関係で出て行ったのだろう」と、事前連絡せずに訪れたことを明かしています。
なお、貴乃花親方は事件報道後にメディアの取材に対して、「診断書に書いてある通り。本人の体調が悪いということ」とコメントし、暴行に関しては「ノーコメント」としています。
新たに発覚したこのような暴行トラブルに対してネット上では、
- 普通に傷害事件だし。横綱である前に人としてダメ
- この際引退した方がいいし、本来なら傷害で逮捕だと思うけど。
- 疑惑ということだけど事実なら休場どころか即逮捕ものでしょ。そもそもいま本場所に出場していること自体ありえないと思うんですが…
- 今の時代、これは許されない。しかも酒に酔ってでは残念ながら横綱の資格は無い。事実であれば、もう土俵には上がれない。
- 普通に犯罪やんけ。朝青龍の比じゃねえ
- 朝青竜が一般人に暴行の件は一般人(半グレ)だからちょと違うが、事実なら日馬富士逮捕解雇も有り得る。髄液漏って後遺症もあるから貴の岩が心配
- これが本当なら完全にアウトじゃん!そりゃあ相撲に集中出来ずに2連敗する訳だ。。もう引退だね。
- ていうかこれマジなら立派な傷害事件なのだが。協会もだけど警察・マスコミも何してるの?
などの厳しいコメントが殺到しており、引退した方がいいという声が多く見受けられます。
相撲界では過去にもこうした暴行事件が多々発生しており、2007年には時津風部屋の親方が入門したばかりの当時17歳の新弟子をビール瓶で殴り、数人の力士たちに「かわいがってやれ」と暴行を指示。
その翌日にはぶつかり稽古を長時間やらせ、倒れた新弟子に対して蹴りを入れたり、金属バットで殴るといった集団暴行をしていた末に亡くなるという事件がありました。
2010年1月には、日馬富士関と同じモンゴル出身で、横綱として大活躍していた元横綱・朝青龍のドルゴルスレンギーン・ダグワドルジさん(37)が、泥酔状態で暴れる騒動を起こしていたことを週刊誌に報じられました。
その後、被害者が個人マネージャーではなく、一般人でもある半グレ集団『関東連合』の元リーダーだったことが発覚し、騒動の責任を取る形で現役引退を発表しています。
過去にもこのような騒動が起きていることによって相撲界のイメージは悪化しましたが、そこからイメージが少しずつ回復する中、横綱である日馬富士関の暴行が発覚したことで相撲ファンたちからは落胆の声が上がっています。
今回のような事件が再び発生しないように、日馬富士関に何らかの処分を下すだけでなく、相撲界全体で対策を行っていってほしいところです。
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横綱の器じゃないと自らが証明したんでしょう
話題になったのに即終了
お疲れ
モンゴル相撲