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関根大気がデッドボール判定巡り炎上、Xに情報開示の仮処分命令申立。悪質な発言に注意喚起

横浜DeNAベイスターズ・関根大気選手が誹謗中傷被害。発信者情報開示命令申立が認められ、コメント内容も公開

プロ野球『横浜DeNAベイスターズ』の関根大気選手(せきね・たいき 29歳)が15日にX(旧ツイッター)を更新し、Xで誹謗中傷を受けたとして裁判所に発信者情報開示仮処分命令の申し立てをしていたことや、全ての請求が認められたことを明らかにしました。

関根大気選手はXで、「先日裁判でX社に対して行った情報開示命令申立が認められました。結果としては8件中8件の請求が認められました。既に一件はもう連絡してきてもらっております。」と綴り、仮処分決定と記された書類を公開しています。

裁判所が開示仮処分命令を決定したXの投稿も公開し、誹謗中傷コメントの内容は「関根死ねよ」「関根キモい4ねよクソナルシスト」「やっぱ関根ゴミだわ」「インチキ死球ゴミすぎ関根きもいわ」「関根と球審消えろ」などで、いずれも今年4月26日の20時台に投稿されたものとなっています。

<↓の画像が、関根大気選手のX投稿写真>

複数の誹謗中傷コメントが投稿された4月26日には、横浜スタジアムで『読売ジャイアンツ(巨人)』との試合が行われ、関根大気選手のデッドボール判定を巡り、ボールに当たる前にスイングしていたのではないかとして物議を醸していました。

関根大気選手がデッドボールを受けたシーンの動画

そして、巨人ファン等から上記の誹謗中傷コメントが寄せられており、関根大気選手は試合終了後にXを更新し、「今後も際どいプレイなどがあるかと思いますが、嘘偽りなくその時自身が感じた、思った事実に対してアピールプレーをしていきます。もちろん、今後誤解を生まないために改善できるところはしていきます。」と綴っていました。

自身に対する誹謗中傷にも言及し、「あなたの家族全員が事故死で死んでほしい」「君と君のお母さんと自殺しなさい」などの誹謗中傷メッセージが寄せられていることを明かしていました。

<↓の画像が、4月26日の試合後の関根大気選手のX投稿>

その後、誹謗中傷した人物の情報開示命令申立が裁判所に認められ、投稿者の特定が進められていることが明らかとなりネット上では、

などの声が上がっています。

発信者情報開示請求が認められるのは、名誉毀損など権利侵害が明らかな場合となっており、関根大気選手は現時点で東京地方裁判所に申し立て請求は相当と認められ、X社に対して法的に、投稿者の特定に必要なIPアドレスなどの開示命令に応じる決定を出してもらった状態です。

そのため、まだ投稿者の特定は完了しておらず、問題の投稿が権利侵害に当たると法的に認められたわけでもないのですが、法的な対応を取ったことをSNSで公表し、誹謗中傷を止めるよう呼び掛けるのは有意義なことだと思います。

パリ五輪でも選手等に対する誹謗中傷行為が問題視され、『日本オリンピック委員会(JOC)』が公式サイトで、侮辱や脅迫などの行為に対して、警察への通報や法的措置を検討していくと声明を発表したことでも話題になりましたが、誹謗中傷抑止のためにスルーすることなく、毅然とした対応を取ることは重要だと感じます。

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