歌手の“マッキー”こと槇原敬之さん(まきはら・のりゆき 本名=槇原範之 52歳)が6日、自身の公式サイト上で音楽活動再開を正式発表し、ネット上では様々な声が上がっています。
槇原敬之さんはファンや関係者の皆様として、「昨年私の犯した罪により、ファンの皆様、関係者の皆様に多⼤なるご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんでした。自分の甘さや自覚の無さ、1人の人間としての未熟さを痛感し、日々深く反省しております。」
と謝罪の言葉を綴っています。
続けて、「活動を休止し、今後についてよく考えに考えた末、やはり私には音楽しかないという気持ちに気付き、楽曲制作をすることに決めました。時期尚早とお叱りを受けるかもしれませんが、もう⼀度心新たに活動を再開いたします。皆様の信頼を取り戻せるよう、精⼀杯真摯な気持ちで取り組んでまいります。」
と、音楽活動を再開することを発表しています。
<↓の画像が、槇原敬之さんのコメント全文の写真>
また、復帰作となる23枚目のオリジナルアルバム『宜候(ようそろ)』をデビュー日の10月25日から配信開始、同27日にCDをリリースすることを発表しており、このアルバムに収録されている全12曲は、全て新曲となっています。
なお、アルバムタイトルの『宜候(ようそろ)』は、「船を直進させること」を意味する航海用語です。
デビュー日の10月25日にはアルバムだけでなく『槇原敬之 歌の履歴書』が出版され、この本は音楽評論家・小貫信昭さんの取材により、槇原さんが自身の楽曲に関するエピソードを語っている内容とのことです。
そして、槇原敬之さんがついに音楽活動を再開することに対してネット上では、
- もうクスリはやめてくれよ。本当にすごい才能なんやから、ずっと活動して欲しい
- 2度あることは…にならないように自分だけでなく周囲に見守れる人ができるといいね。罪はしっかり反省してやり直して欲しいと思います。大事なのは変わっていくこと。変わらずにいること。
- 私の人生での節目節目にマッキーの曲があった。だから応援したい。復帰を心から待ってた。薬物から抜け出すのはとても難しいみたいだけど、本当に頑張って生きていって欲しい。
世の中みんな頑張ってる。私も私なりに頑張ってる。次はないわよ、マッキー! - 前を向いて歩いていくことは大切だけど、どうしてもまたやってしまうんじゃないかと思ってしまう。
- 薬物などでしくじったらどれだけ社会復帰がキビしいか。それでもミュージシャンは自分のファン相手に商売してればいいからいいよな
- 失敗はあるにしても、その後その「失敗を繰り返す」のではなく、薬物を遠ざけ続ける生活を送って「更生した姿」を見せて欲しい
- 大好きな曲がたくさんあるだけに、どうにか立ち直ってほしい。最初に捕まってから何十年も経つけど、やっぱり一度でも手を出してしまうと抜け出せないんだということをどんどん発信して、一人でも手を出す人を減らせるような活動もしていってほしい
- 良い曲だとか、偉大な功績だとか色々あるのだろうけれど、ドラックで道を踏み外した人間が各メディアへの恩恵を受けるのは本当に嫌。
海外の一部で使用を容認されているところもあるかもしれないが、一方で問答無用に死罪になる国も当然ある。
田代まさし、ASKA、清原和博、岡村靖幸、ピエール瀧などなど、簡単に戻って来られる程辛い罪ではないはずなのにこんな奴らを起用する芸能界は見せしめをしっかり作るべきでは。
などの声が上がっています。
槇原敬之さんは昨年2月に、自宅で覚醒剤や危険ドラッグを所持していた疑いで逮捕、起訴され、懲役2年・執行猶予3年の有罪判決が下されました。
槇原敬之さんが違法薬物事件で逮捕されるのは1999年以来21年ぶり2度目で、検察側は「常習性、依存性があり、厳罰が必要だ」「1999年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた後も、薬物の使用を繰り返していた」と指摘しましたが、裁判所は槇原さんが2度と薬物に手を出さないと誓っていること、前回の事件から20年以上経っていることなどを考慮し、執行猶予付きの判決を下しました。
槇原敬之さんはその後、公式サイト上で謝罪コメントを公開し、音楽活動を当面休止することを発表したのですが、水面下では活動再開に向けて新曲のレコーディング作業を行っているとの情報もありました。
有罪判決を受けてから早1年が経ちましたが、まだ執行猶予期間中であることや、2度も薬物事件を起こしていることなどから復帰が早すぎる、またクスリに手を出しそうなどの声も多く上がっており、ファンからも厳しい反応が少なくありませんが、活動を再開するからには今後2度と違法薬物に手を出すことなく、少しずつイメージを回復できるように前進していってほしいですね。