複数の性的暴行事件で逮捕、起訴された俳優・映画監督の榊英雄(さかき・ひでお 54歳)の裁判が行われ、“冤罪(えんざい)”を主張したことが明らかになりました。
かねてから週刊誌に性加害を報じられていた榊英雄被告は今年2月に、2016年当時20代だった女優を目指す女性に演技指導名目で性的暴行をしたとして、準強姦(現・準強制性交等罪)容疑で警視庁捜査一課に逮捕され、3月に同罪で起訴されました。
その後も3~7月にかけて、別の女性に対する準強姦容疑で3回逮捕されています。
起訴状によれば、榊英雄被告は2015年3月にマンションの一室で、自身が監督の作品に出演が内定していた女優(当時28歳)に性的暴行をしたとされ、検察によると、榊被告はその行為をビデオカメラで撮影して演技指導を装っていたとしています。
被害女性は当時「役を降ろされたくない」と思い、これも稽古の一環だと捉えるようにしたそうですが、週刊誌によって別の女性に対する性加害が報じられたことで、自身も性加害を受けたと認識するようになったといいます。
初公判で榊英雄被告は「(認否を)保留します」と語り、8月に行われた裁判では起訴事実を否認していました。
そして、今日行われた裁判の追起訴状によると、榊英雄被告は2016年7・9月にマンションの一室で、監督としての立場を利用し、要求を断れば活動に支障をきたすのではないかとの不安を抱かせ、性的暴行をしたとしています。
スーツ姿で出廷した榊英雄被告は、「男女の関係であったことは認めますけど、抗拒不能(身体的または心理的に抵抗が著しく困難な状態)の状態だったとは否定します」「冤罪でございます」
と主張し、起訴内容を否認しました。
裁判では、榊英雄被告が撮影した犯行映像の一部内容も明らかにされ、女性に対して「お前やれんのか」「オモチャになれ」「ピンクの主演やれよ、お前」といった言葉を浴びせていたとし、榊被告は検察の取り調べに「プレイの一環」などと答えたといいます。
そんな榊英雄被告に対してネット上では、
- 演劇とか映画の世界ってこういうの当たり前なんだろうな
- ずーっとぶち込んでください
- 複数人の動画あったんだろ 懲役数十年コースじゃね
- ただの不倫で、妻にも許してもらいましたwって舐めきった事言ってたけど、妻(橘いずみ)が全面的にそれを否定して離婚してたよね すごい毅然としてた
- 橘いずみも当初庇ってたが、事の詳細が分かってきたら見放したんだよな
- 平和を守る、特命戦隊ゴーバスターズの司令官だったのに 女癖と言うか性癖がもうね…
などの声が上がっています。
榊英雄被告は1回目の逮捕時に、複数の女性とのワイセツ動画をSDカードに保存していたことが発覚し、その中に被害女性の動画もありました。
また、スマホにも複数の動画が保存されていたのですが、警視庁の取り調べに対して今回の裁判と同様に、「映画監督としての影響力を利用して性的暴行をしたという点は冤罪だ」「徹底的に戦います」
と供述していました。
しかし、これまでに複数の女性が榊英雄被告からの性的暴行被害を訴えており、週刊文春は8人の女優等の告発を伝えており、これらの報道によって2022年10月にはシンガーソングライター・和さん(いずみ 旧芸名=橘いずみ 55歳)と離婚し、長女(16)と次女(12)の親権は和さんが持ちました。
『週刊大衆』は2016年時点で榊英雄被告の実名は伏せて性加害を報じており、少なくとも10年以上前から自身の立場を利用し、「映画に出る時に、裸にならないといけないこともある」「俳優としてやっていく覚悟があるのなら、何でもやれるよな」
などと言って、演技指導名目で女性を呼び出して性的暴行をしていたとみられています。
そして、動画も撮影したうえで「俺らの秘密な」などと言って口止めをしていたとされており、全ての犯行が非常に悪質で常習性があることから、少しでも重い刑事処分を下して欲しいと強く思います。