森田豊医師「急性骨髄性白血病」公表、今後の治療方針明かす。ゴゴスマやクギズケ出演、ドクターXの医療監修も担当
医師・医療ジャーナリストで、ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズ(テレビ朝日系)の医療監修を担当していたほか、大妻女子大学で特任教授を務めている森田豊医師(62)が、血液のガン「急性骨髄性白血病」を患っていることを公表しました。
森田豊医師は31日に自身のブログや各SNSを更新し、「7月中旬から倦怠感、息切れ、歯肉出血を生じ、病院で精査したところ、『急性骨髄性白血病』の診断となりました。」
と病気を公表しています。
今後の治療については、「化学療法、そして息子からの骨髄移植(ハプロ移植)の方向性が見えてきましたので、一歩一歩前向きに進んでいきます」
としています。
森田豊医師の病気公表を受けてネット上では、
- 良い方向へ向かわれますように
- 必ず寛解してください。テレビで見られるのを楽しみにしています。
- 森田さんの穏やかな口調、人柄に好感が持てます。しっかり治療に専念されて、またテレビでお元気な姿を拝見出来る様に、願っています
などの声が上がっています。
森田豊医師は医学者・森田浩一郎さんを父親に持ち、秋田大学医学部を卒業後に東京大学医学部附属病院で研修医を務め、東京大学の大学院医学系研究科博士課程を修了し、これまでに日本学術振興会の海外特別研究員、ハーバード大学の専任講師、埼玉県立がんセンターの外科系医長、板橋中央総合病院の産婦人科部長などを歴任しています。
現在も医師をしながら情報番組などでコメンテーターとして活躍しており、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)、『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)など数多くの番組に出演しています。
<↓の画像は、7日放送のクギズケで共演のT.M.Revolution・西川貴教さんとの写真>
直近の姿を見ても特に変わった様子は無かっただけに、急性骨髄性白血病を発症しているというのは非常に驚きました。
急性骨髄性白血病は過去に、俳優・渡辺謙さん、俳優・山崎樹範さんの妻で女優・タレントの吉井怜さん等が発症しており、競泳の池江璃花子選手は2019年に急性リンパ性白血病と診断され、その後は造血幹細胞移植などを受けて昨年9月に完全寛解を発表しました。
急性骨髄性白血病とは、白血球になる前の細胞(骨髄芽球)に異常が起こり、ガン化した細胞が主に骨髄で増殖する病気で、症状としては貧血、鼻や歯茎からの出血、発熱、息切れや動悸などの症状がみられます。
この病気は進行が非常に早いため、発症後すぐに症状が現れるため、早期の診断と治療が必要といいます。
治療方法としては抗ガン剤による化学療法、放射線治療、造血幹細胞移植があり、森田豊医師が挙げているハプロ移植(HLA半合致同種造血幹細胞移植)は、血縁者間で白血球の血液型(HLA)が半分適合したドナーから移植を受ける方法となっています。
HLAが完全一致しているドナーからの移植に比べて、ハプロ移植はガン細胞に高い攻撃効果が期待できる一方、移植片対宿主病(GVHD)という合併症を引き起こすリスクが高いといい、もし発症すると下痢や黄疸などの症状がみられ、重症化すると命に関わることもあるため、発症を予防することも重要といいます。
ハプロ移植を受けても必ずしも良い結果が出るとも限らず、様々なリスクもあるようですが、これから大変な治療を乗り越えて病気を克服し、今後またテレビで元気な姿を見せてほしいです。
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- https://x.com/Doctor_Morita/status/1950839011817508917
- https://ganjoho.jp/public/cancer/AML/index.html
- https://medicalnote.jp/diseases/%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85/contents/200304-003-KA