所属事務所からの独立騒動以降、女優としての活動量が急激に減ってしまった若手女優・森七菜さん(もり・なな 19歳)が、業務提携先の『ソニー・ミュージックエンタテインメント』所属の人気音楽ユニット『YOASOBI(ヨアソビ)』のAyaseさんプロデュースで、前作から1年ぶりとなる新曲『深海』を配信リリースし、この作品に対してネット上では否定的な反応も少なくないようです。
森七菜さんは2016年に芸能界入りし、2017年に女優デビュー、昨年1月公開の松たか子さん主演映画『ラストレター』(岩井俊二監督)では主題歌を担当し、『ソニー・ミュージック』から歌手デビューも果たしました。
昨年7月には、ポップデュオ『ホフディラン』の代表曲『スマイル』をカバーし、イメージキャラクターを務める『大塚製薬 オロナミンC』のCM主題歌に使用され、歌手としても注目を集める存在となりました。
そんな森七菜さんが、昨年の『NHK紅白歌合戦』にも出場した『YOASOBI』の楽曲を手掛けるコンポーザー・Ayaseさんとコラボし、ミディアム・バラードの新曲『深海』が20日から配信が開始しました。
『日刊ゲンダイ』によると、『深海』は9日に森七菜さんが出演のラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!「森七菜のGIRLS LOCKS!」』(TOKYO FM)で一足先に楽曲が解禁され、多くのファンから歓喜の声が上がった一方で、「森の魅力は元気一杯さだったが、この曲では彼女の良さが半減されている」「Ayaseの曲の良さが完全に消されてしまっている」などと、ネガティブな反応も溢れていたといいます。
芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、「森のアーティストとしての魅力は“突き抜けた透明感”」とし、「『深海』ではいわゆる“ボーカロイド”アレンジされているため、彼女の元気いっぱいの“地声”がかすんでしまっている。今の時代の音楽の流行なのかもしれないが、彼女の“透明感”にボーカロイドが果たして必要だったのか」
と、『深海』では森七菜さんの魅力が活かしきれていないと指摘しています。
また、森七菜さんと『YOASOBI』のコラボに対してネット上では、「このままだと何が本業か分からなくなりそう」という声の他にも、人気のある『YOASOBI』とのコラボに対して「便乗商法」だと批判の声が上がっていたとしています。
森七菜さんは今年1月に、デビュー以来所属していた事務所からの独立騒動が勃発し、2月に『ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)』との業務提携が発表されましたが、独立騒動によるイメージ悪化が原因かは不明ながら、仕事が減ってメディアへの露出量が激減しました。
そうした中で1年ぶりに新曲を発表し、20日には『ミュージックステーション SUMMER FES』で歌声を披露し話題になっていたのですが、森七菜さんの現状についてテレビ関係者は、「森はとにかく前事務所を独立するまでの印象が良くありませんでした。芸能界のルールを半ば無視したそのやり方に反発したり受け入れられない大手芸能プロダクションも少なくありません。テレビ局も芸能界全体に漂う空気を無視してまで、森をキャスティングすることはできないのではないでしょうか。森が大手を振って地上波のドラマに登場するまでには、もうしばらく時間が必要だと思います」
と語っています。
- 森七菜さんがMステ出演時の歌唱動画(Twitter)
現在もかなり厳しい状況にあることに変わりはないようですが、これに対してネット上では、
- いつか昔の広末涼子の再来みたいな記事を見たけど、足下にも及んで無いと思う。
知名度、可愛さ、歌唱力、オーラ全てにおいて凡人並 - 売れたと勘違いした結果がこれ。前にテレビで観て下品な食べ方をする人というイメージしかない。
- Mステ見てたけど、1人だけ素人がカラオケ大会に参加してるようだった。提携解除されないように頑張って
- たまたまMステで歌声を聞いたけど、お世辞にも上手いと言えるレベルではなかった。というか人前で歌っていいレベルではない。
歌手?女優?何がやりたいの?どれも中途半端な感じだけど。 - 別に大して可愛くないし、演技も上手いと思わないし愛想も良くない。それでいて育ててくれた小さな事務所に後ろ足で砂を掛けるような態度で大手に移籍だからね。正直イメージは最悪だよ
しばらくは舞台とか、小さな映画とかに出演して礼儀や演技を学んだ方が本人の為だと思う。歌も学芸会レベルなのでやらせない方がいいかと - この子は女優?歌手?声優?方向性が見えない…全部中途半端だし、前の事務所に対する不義理イメージが拭いきれない。
「突き抜けた透明感」なんてマスゴミが勝手に付けたイメージでしょ。そもそも透明じゃない事やって来たんだし。 - 同年代の浜辺美波、小芝風花、清原伽耶らと差がついたと感じる。
それぞれの所属事務所はいま売出しに必死だし、彼女たちもいまが大事な時期なのがよく分かっているから謙虚に行動してる
などの声が上がっています。
森七菜さんはゴリ押しと揶揄されるほど、昨年まではメディアへの露出量が非常に多く、昨年10月期放送の『この恋あたためますか』(TBS系 火曜22時)では初の連ドラ主演を務め、人気俳優の中村倫也さんや仲野太賀さん等と共演していました。
昨年はこの他にも、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』など5本のドラマ、3本の映画にも出演、複数のCMにも起用されて人気・知名度が上昇し、正にこれからというタイミングでまさかの独立騒動が勃発、ネガティブな報道が相次ぎ、『ソニー・ミュージックアーティスツ』と業務提携という形になったものの、メディア露出が少ない状況が続いています。
そうした中で『YOASOBI』のAyaseさんプロデュース曲『深海』をリリースし、『Mステ』に出演するなどして注目を集めているものの、歌唱力を巡って厳しい声も多く上がっているほか、女優・歌手の二足をわらじを履いていることに否定的な声も多い印象です。
そんな森七菜さんは今後、秋に放送予定の『世にも奇妙な物語’21秋の特別編 「優等生」』(フジテレビ系)で主演することが6月に発表されており、来年に『Netflix』で配信予定という漫画『舞妓さんちのまかないさん』の実写ドラマで主演に内定したとの情報もあります。
これからまた女優としての活動も活発的になっていきそうで、イメージ回復にはしばらく時間がかかるとは思いますが、今後の出演作品で良い演技を披露し、仕事を増やしていけるよう頑張ってほしいですね。