女優・歌手の森七菜さん(もり・なな 19歳)が1月の独立騒動によって、勢いが急失速していることを夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じています。
森七菜さんは2016年に芸能界入りし、2017年に夏帆さん主演ドラマ『東京ヴァンパイアホテル』(Amazonプライムビデオ)で女優デビュー、同年にはSexy Zone・中島健人さん主演映画『心が叫びたがってるんだ。』、嵐・櫻井翔さん主演ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)にも出演しました。
その後も様々な作品に起用され、昨年にはNHK連続テレビ小説『エール』で朝ドラデビューし、『この恋あたためますか』(TBS系)で連ドラ初主演を務め、人気・知名度がさらに上昇しました。
『ORICON』が昨年12月発表の『2020年 ブレイク女優ランキング』では、伊藤沙莉さん、松本まりかさん、上白石萌音さん、浜辺美波さんらを抑えて1位にランクインしていました。
そんな森七菜さんに今年1月、芸能事務所『アーブル(ARBRE)』からの独立騒動が勃発し、これを巡っては様々な情報や憶測が飛び交い、移籍先として『ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)』が浮上しましたが、最終的には完全移籍ではなく「エージェント業務提携」を結ぶ形となっていました。
この騒動によって森七菜さんのイメージが悪化し、大手芸能事務所へ移籍となったものの、専属契約ではないことから仕事激減が懸念されていました。
しかし、今年春から新たに『ロッテ パイの実』のCMに出演したり、ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』内で『森七菜のGIRLS LOCKS!』(TOKYO FM)がスタートするなどしています。
そんな森七菜さんについて芸能ライター・弘世一紀さんは、事務所独立騒動によって勢いが急失速してしまったとした上で、「森の女優としての将来性や才能は申し分ない。この一件がいつまでも尾を引かないことを願います」
と語っています。
また、映画製作会社関係者は、「森の評価は相変わらず高いです。(2月公開の主演映画『ライアー×ライアー』は)ジャニーズタレントが多く出演する映画なので、女性ファンが多かったのですが、森の評価も『かわいい』『演技がうまい』とおおむね好意的でした」
と語っています。
ただ、今年に入ってから出演したドラマはゼロで、5本のドラマに出演した昨年と比べると女優としての活動量は減少しています。
こうした部分から勢いの急失速が伺えるというのですが、森七菜さんに対してネット上では、
- CMには普通に出てるから、森七菜さんが干されてるイメージはほとんどないけど、徐々にフェードアウトしていくのかな
- 契約残ってる中でのソニー移籍は良くないし、いつの時代も若手俳優には母親の影がちらほら…森七菜より浜辺美波の方が人柄良さそう
- 移籍騒動があってから、テレビで見ることが極端に少なくなった。それまでは毎日のようにテレビつければ出ているような感じだったけど。
騒動の影響が非常にわかりやすく出てるね - 騒動に関係なく以前から魅力が全く分からなかった。マスコミのごり押しが凄いように感じていた。
野暮ったい。ファッションセンスが無い。演技、歌共に首をかしげるレベル - 演技力や歌唱力が高く評価されてるみたいだけど、そもそもこの子に魅力を感じた事がない。
年齢の割に随分子供っぽいなという印象。演技力歌唱力なら、同年代に清原果耶さんがいるからなぁ。 - 契約満了に伴う移籍ならまだしも、契約が残った状態での移籍だからね。イメージが良くない。
CM契約もあるようだけど、契約が残った状態で不義理をされることを考えないのかな - 移籍騒動というより、単に主役級ではなかったんじゃないかと思う。橋本環奈、浜辺美波、上白石姉妹と比べると差が歴然。
なのに、ドラマ・映画で主役を演じ、上手いといえない歌までやって…。
騒動を嫌がるのは視聴者より企業だよ。docomoも契約打ち切る気がするね。 - これから次第だろうけど、のん(能年玲奈)みたいに地味にやって行けると良いね。
でも、あれだけ売れたのんでさえ、未だに一線には戻って来られてない。芸能界は一度干されると復活が難しい世界だからね…
などの声が上がっています。
森七菜さんは独立後、ドラマ出演こそゼロの状態が続いていますが、『ロッテ パイの実』、『大塚製薬 オロナミンC』、『フジパン スナックサンド・ネオバターロール』、『NTTドコモ ahamo』、『三井不動産商業マネジメント ららぽーと』といった大手企業のCMに出演しています。
また、4月からラジオ番組がスタートしたほか、イギリスのファッションブランド『ポール・スミス(Paul Smith)』のモデルを務めるなど、新たな仕事を獲得している様子です。
しかし、現時点で発表されているドラマへの出演情報は無く、ニュースサイト『サイゾーウーマン』が3月に報じた記事によると、複数のテレビ局が森七菜さんのドラマ起用を見送っているとのことです。
さらに、事務所独立騒動によって、出演が内定していた来年放送予定の民放ドラマの出演予定者から、森七菜さんの名前が消えてしまったとの情報も伝えています。
それによって現時点で出演が内定している作品は、『Netflix(ネットフリックス)』で来年2月配信予定という実写ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』ぐらいのようで、このドラマは騒動以前に主演が内定していたそうです。
森七菜さんはまだ若いですし、これから出演作品で良い演技を披露して結果を残していけば、世間の評価も少しずつ変わっていくのではないかと思いますが、独立騒動によって著しくイメージが悪化している様子から、以前の勢いを取り戻すにはかなり時間がかかりそうですね。