11日に81歳の誕生日を迎える俳優・タレントの“辰兄(たつにい)”こと梅宮辰夫さん(うめみや・たつお 80歳)が、週刊誌『週刊新潮』のインタビュー取材に応じ、昨年9月から今年1月にかけて2つのガン手術を受けていたことを激白しています。
梅宮辰夫さんは『週刊新潮』の取材に、「正直なところ、自分の『ガン』について語るのは気が進まなかったんです。芸能人はイメージ商売だから、ひとたび「病気」が知れ渡ると俳優生命を脅かしかねません。溌剌とした役柄は演じづらくなるし、ロケの途中で倒れることを撮影スタッフに心配されて、キャスティングの段階で外されてしまうかもしれない。」
と語りつつ、ここ最近は考え方が少し変わってきたとして、昨年9月に「前立腺ガン」、今年1月に「尿管ガン」の手術を受けたと告白しています。
また、この2つを含めてこれまでに6度のガンに見舞われたと明かしています。
梅宮辰夫さんが初めてガンを発症したのは今から45年前の1974年のことで、当時30代半ばだった梅宮さんは「睾丸(こうがん)ガン」を患い、そのガンが左肺に転移して「肺ガン」、それからしばらくガンを発症していなかったようですが、約7、8年前には初期の「胃ガン」が見つかり、2016年には「十二指腸乳頭部ガン」によって11時間に及ぶ手術を受け、胆のうやすい臓、胃の一部を切除しています。
こうした複数のガンと人知れず闘ってきた梅宮辰夫さんは、「人生で6度ものガンに打ち克って、この年齢まで生きてこられたのだから、これ以上、隠し立てすることもないだろう、と。むしろ、僕が闘病について洗いざらい話すことで、まさにいまガンに直面して悩み、傷つき、希望を失いかけている人やその家族にエールを送りたいと思うようになったわけです。」
と、ガン闘病を告白した理由を説明しています。
そして、今年1月に受けた「尿管ガン」の手術では腎臓も摘出したことによって、現在は人工透析をしていることも告白しており、「人工透析が必要になると、連日公演が続く舞台の仕事は受けられない。海外に釣りに行くことも難しい。果たして、そこまでして生き延びることに意味があるのか――。改めて人工透析という現実を突きつけられて、『うーん……』と悩み込んでしまった。」
と語っています。
しかし、腎臓を摘出したことで人工透析をしなければ命にかかわり、人工透析に対して複雑な思いを抱いていた梅宮辰夫さんの背中を押したのは、闘病生活を支えてくれている家族たちの思い、付き合いの長い主治医からの「梅宮さんは絶対に生きるべきです」という説得だったそうです。
<↓の画像は、梅宮辰夫さんと家族の写真>
(左から娘・梅宮アンナさん、妻・クラウディアさん、孫・百々果さん、梅宮辰夫さん)
こうして梅宮辰夫さんは今年1月に手術を決断し、2月末に退院したばかりといい、「本当に大変なのはこれから。何しろ、1日おきに4時間の人工透析を受けることになる。人工透析を30年、40年と続けている患者さんには本当に頭が下がる思いですよ。80歳まで人工透析をせずに生きてこられたことを、僕はありがたく思わなければならない。」
と語っているのですが、これらの告白を受けてネット上では、
- 何度も病気もはねのける体力と精神力は、凄いと思う。まだまだ、元気でいて欲しい。
- こんなに何度も癌になりながら、打ち勝ってきたのは本当にすごい。余生は自由気ままにすごしていただきたい
- まだ俳優として頑張ろうとしているお父さんに対して、アンナは何考えているのやら。今こそ、親孝行して欲しい。
- 激ヤセした頃から薄々ガンだろうなと思っていたが6回も闘病し、それらに打ち勝ってきたのは驚き。
一時代を共に築いた盟友(山城新伍、松方弘樹、安岡力也)たちの相次ぐ死で精神的にも体力的にも消耗しきっているから仕事に対する意欲を無くされたのは無理もない。
まだまだ元気な姿を見たいと思うが余生をのんびり穏やかに過ごして頂きたい。
アンナもいい加減、父上を安心させるべく脛かじり人生に終止符を打ってくれ。 - 金スマを拝見したときに、もう死を覚悟されているんだな、と感じました。うちの父も何度も病に伏せていて、あと2年持てば良い方だと死を覚悟しています。
不思議ですが、人は死を覚悟すると穏やかになるのですね。残された時間、ご家族と幸せな時間を過ごせますように。 - 45年前の癌は肺に転移までしてたのに克服して、80過ぎてなお生きてるのがスゴイ 多くの癌患者が梅宮さんにあやかりたいと思うはず 隠さずにどんどん話してもらいたい
などのコメントが寄せられています。
梅宮辰夫さんの一人娘でタレント・モデルの梅宮アンナさん(46)は昨年10月、情報ワイドショー番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)の取材に応じ、梅宮さんが“生前整理”として東京都内の自宅を半年前の4月に売却したことを明かしたほか、「ガン体質なので3ヶ月に1回、大腸と胃にポリープができる状態を何十年もやっているので…。そのたび、3ヶ月か半年ごとに内視鏡でとっている」
と語っていました。
こうした話を梅宮アンナさんがしていたことや、昨年12月放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にゲスト出演した梅宮辰夫さんの姿が激変しており、病的に痩せていて口調にも覇気がなく、明らかに体調が良くない様子だったため、ガンなど何か重い病気を患っているのではないかという声が相次いでいました。
<↓の画像が、昨年12月放送『ダウンタウンDX』に出演した梅宮辰夫さんの写真>
『ダウンタウンDX』に出演した時は「前立腺ガン」の手術を受けてから約3ヶ月程度で、それからさらに「尿管ガン」の手術を受け、現在は人工透析をしているとのことから、さらに体力などが落ちているかと思いますので、引き続き無理をすることなく、少しでも長く大切な家族との時間を過ごしてほしいですね。