総合格闘家・CHAN龍選手が亡くなった原因、崔領が死の真相は水抜きと明かす。計量失敗で失格、無理な減量で死亡か

総合格闘技団体『修斗（しゅうと）』の選手で、今年1月に2022年度フェザー級新人王のタイトルを獲得したばかりのCHAN龍選手（ちゃん・りゅう 本名＝岩本龍弥）が、出場予定だった試合直前に急死していたことが明らかになりました。21歳でした。

CHAN龍選手の訃報は『日本修斗協会』が公式サイト上で伝え、「CHAN-龍選手は、当初、7月23日に開催されたプロフェッショナル修斗公式戦 後楽園ホール大会へ出場を予定しておりましたが、大会前日に行われた計量会場に姿を見せず、CHAN-龍選手との連絡が途絶えた為、地元・徳島で捜索が行われました。大会終了後にCHAN-龍選手がお亡くなりになっていたことが、所属するMMA Zジムの安芸佳孝代表より報告がありました。ご親族からの強い意向もあり、大会や選手に与える影響を考慮し発表は控えておりました」と、訃報を伝えています。

最後に、「今回このような形で皆様にご報告を差し上げることは大変残念でなりません。この事実を受け止めCHAN-龍選手が戦った修斗の舞台を未来に残していきたいと思います。心よりCHAN-龍選手のご冥福をお祈り申し上げますとともに、これまでCHAN-龍選手への温かい声援、ご支援頂きました皆様には心よりお礼を申し上げます。」と綴っています。

CHAN龍選手は2020年1月にプロデビューを果たし、プロ通算成績は7戦6勝で、最新の世界フェザー級ランキングで7位、環太平洋フェザー級で6位となっています。

今年1月には新人王のタイトルを獲得し、その後は環太平洋フェザー級王座を争う『インフィニティリーグ2023フェザー級』に参戦したものの、3月の大会で前日計量を時間内にパスできず、これによって不戦敗になると共に運営から厳重注意処分を受けており、これ以降はそれまで定期的に更新していたツイッター（現・X）、インスタグラムの更新を停止していました。

そして、7月の大会で前日計量に姿を見せなかったことにより、2度目の不戦敗になると共にリーグ戦への出場権を剥奪されていました。

＜↓の画像は、フェザー級新人王のタイトル獲得後の＞

このトラブルを巡って格闘技ファン等の間で物議を醸す中で、総合格闘家・プロレスラーの崔領さん（さい・りょう 45歳）がフィエスブック上で、「前回の試合で計量失敗という失態を犯したため、今回、計量前夜に必死で汗抜きでロードワ中に倒れて誰にも見つけられる事なく次の日に帰らぬ人となっていた。逃亡した訳ではない事を皆に知ってほしい。」と綴り、減量中の事故で急死したと明かしていました。

＜↓の画像が、崔領さんのフェイスブック投稿写真＞

崔領さんによれば、CHAN龍選手は大量の汗をかくことで体内の水分量を減らし、体重を一気に落とす“水抜き”などと言われる減量を行っていたといい、この手法は脱水症状によって意識障害などを引き起こすリスクや、血液がドロドロになることで脳梗塞や心筋梗塞を発症する恐れがあり、元K-1選手の魔裟斗さんも過去に無理な水抜きをしたことで倒れたことを明かしています。

CHAN龍選手は3年前にプロデビューし、今後のさらなる活躍に期待されていただけに、前回の計量失敗を受けてより追い込み、無理をした末に亡くなったというのが事実とすれば残念でならないですし、CHAN龍選手の死を教訓として、他の格闘家たちもくれぐれも減量で無理をし過ぎないように注意してほしいですね。

CHAN龍選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。