芸トピ

女子レスリング伊調馨らにパワハラ問題で栄和人が辞任届、第三者機関の調査で認定。セクハラ疑惑もあり今後さらに追及へ?

栄和人が強化本部長辞任、伊調馨選手へのパワハラ認定で日本レスリング協会謝罪。至学館大学学長・谷岡郁子も処分しろの声

五輪で4連覇達成の伊調馨選手(いちょう・かおり 33歳)やコーチを務めていた田南部力さんに対し、パワハラ行為などをしていたとする疑惑が浮上していた『日本レスリング協会』の強化本部長・栄和人さん(さかえ・かずひと 57歳)が、選手強化本部長の職を辞任することを6日に発表しました。

これは日本レスリング協会から調査を委託された弁護士3人による第三者機関が、内閣府に告発状を提出した関係者、栄和人さん、伊調馨選手ら19人に聞き取り調査(調査対象期間:2008年8月~2018年3月8日まで)を行った結果、4点のパワハラ行為が認められたことを受けてのもので、栄さんは6日付で協会へ辞任届を自ら提出し受理されました。

第三者機関の調査結果を受けて、パワハラを否定する声明を発表していた日本レスリング協会は6日、「伊調選手、関係コーチ、その他の関係者の皆さまに、この場を借りて深くお詫び申し上げます」と頭を下げて謝罪し、福田富昭会長(76)は「パッと(報道を)読んで、感触そのものを言ってしまった。申し訳なかったと思う。しっかりと改革をしていかないといけない」と語っています。

<↓の画像は、報告書の結果を受けて、謝罪した日本レスリング協会・福田富昭会長(中央)らの写真>

一方、栄和人さんが監督を務めている至学館大学(愛知)はこの調査結果に対して「コメントや会見をする予定はない」、伊調馨選手のコーチを務めていた田南部力さんが所属の警視庁広報は「調査結果を見ていないのでコメントできません」としています。

第三者機関による報告書によれば、日本代表合宿に参加した伊調馨選手に対して栄和人さんが、「よく俺の前でレスリングができるな」と発言したことなど、以下の4項目がパワハラと認定されています。

  1. 2010年2月にNTC(ナショナルトレーニングセンター)で、伊調馨選手に対して「よく俺の前でレスリングができるな」、などど言った。
  2. 2010年9月の世界選手権で、田名部力コーチに「伊調の指導をするな」と言った。
  3. 2010年9月の世界選手権および11月のアジア大会の選手選考について、露骨に伊調馨選手外しを行ったこと
  4. 2015年2月、NTCで田名部力コーチに「目障りだ。出て行け」などと罵倒した

その一方で、内閣府に提出された告発状に記載された「ロンドン五輪後の男子合宿への参加禁止」「リオ五輪後の警視庁への出入り禁止」「現在までにおける練習場所確保への妨害」については、パワハラと認定されていません。

しかし、第三者機関とは別に内閣府も告発状に記載のパワハラは事実なのか否か、聞き取り調査を進めています。

<↓の画像は、女子レスリングパワハラ問題の相関図写真>

(A氏は田南部力コーチ)

そして、栄和人さんの辞任が発表されたことを受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

このパワハラ問題では週刊誌などが様々な情報を流したことによって情報戦となり、パワハラを訴えている側にも黒い疑惑が浮上するなどしていましたが、結局は栄和人さんによる一部のパワハラは認定されるという結果を迎え、週刊誌『週刊文春』の報道によれば、10名を超える至学館大学の関係者から被害が明かされていることから、今後さらにパワハラやセクハラ等が炙り出されることに期待したいものですね。

また、この一連の騒動の最中には、栄和人さんが監督を務める至学館大学の学長であり、日本レスリング協会の副会長、会長指名理事を務めている谷岡郁子さん(たにおか・くにこ 63歳)のブチギレ会見も物議を醸すことになりましたが、谷岡さんも今回の問題では責任を取るべきだという声も多く上がっています。

<↓の画像は、ブチギレ会見で話題になった谷岡郁子さんの写真>

谷岡郁子さんは3月15日に開いた会見で、「もし母校である至学館で練習する必要があるなら、私たちはいつでも歓迎である旨は申しました。栄監督が率いるレスリングチームの道場は彼個人のものではない。私が『使わせる』と言えば、伊調馨さんはいつでも使うことができます」「その程度のパワーしかない人間なんです、栄和人は。パワーのない人間によるパワハラが一体どういうものであるか、私には分かりません」などと語り、栄和人さんのパワハラや圧力などを否定していた以上は、栄さんのパワハラ認定を受けて最低でも謝罪をする必要はあるのではないかと思います。

この一連の騒動はまだまだ終わりではないことから、引き続きどのような展開を迎えることになるのか、伊調馨選手本人はパワハラ認定の結果を受けて、今後どういったコメントを発表するのか注目していきたいですね。

【追記 4/6 23時5分】
パワハラ認定を受けて伊調馨選手が6日、所属する『ALSOK(綜合警備保障)』を通じて、「本日、レスリング協会が第三者委員会による調査結果について公表しましたが、まだ内閣府の調査が続いておりますので、最終的にはその調査結果を待ちたいと思います。日本レスリング協会がアスリートファーストの確立に尽力されることを信じており、私も協力してまいります。あらためて応援してくださっている皆さまに感謝申し上げます」というコメントを発表しました。

また、馳浩副会長は『ALSOK』の監督から「本人は恐怖心があって外に出られない状況だった。そろそろ体を動かしたい。練習場所を確保してほしい」という申し入れがあったことを明かし、「伊調さんは近いうちに練習着に着替えてトレーニングする気持ちになっている」とコメントしました。

関連記事

カテゴリー

  1. 噂・疑惑
  2. 事件・事故・トラブル
  3. テレビ番組・映画
  4. 熱愛・結婚・妊娠
  5. 音楽
  6. ジャニーズ
  7. アイドル
  8. スポーツ
  9. 不倫・浮気
  10. 破局・離婚
  11. アナウンサー
  12. 出産・ママタレ・子育て
  13. 雑ネタ
  14. 暴露
  15. 訃報
  16. 海外