24日に開幕を迎える東京パラリンピックのジョージア(グルジア)代表で、柔道選手のズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者(zviad gogochuri 34歳)が、傷害容疑で逮捕されたことで物議を醸しています。
ズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者の逮捕容疑は、12日午前8時20分ごろに羽田空港近くにあるホテルの廊下で、60代の警備員に飛びかかって押し倒し、首を絞めるなどの暴行を加えて、肋骨骨折など全治1ヶ月の大ケガを負わせた疑いが持たれています。
<↓の画像が、傷害容疑で逮捕されたジョージア代表のズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者の写真>
ズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者ら選手団は11日に来日し、徳島県での事前合宿に参加予定だったものの、入国時の検査で選手団の中に新型コロナウイルスの陽性者がいたため、成田空港近くのホテルで隔離生活を送り、事件当時は酒を飲んでいたとみられています。
警備員の男性はフロアを警備中に、酒を飲んで騒いでいるところを注意したそうなのですが、その後ズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者は突然走って飛び蹴りをしてきたため、身をかわしたところ押し倒されたといい、男性は警視庁に対して「部屋を出てきて、いきなり無言で自分に向かってきた」と話しているといいます。
<↓の画像は、ズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者の逮捕報道写真>
警視庁の取り調べに対してズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者は、「何も言い訳はない」と容疑を認めているとのことです。
視覚障害を持つズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者は、2016年のリオデジャネイロパラリンピックにも出場し、柔道男子90キロ級で金メダルを獲得しており、2018年のワールドカップなどでも優勝を果たしていました。
<↓の画像は、リオデジャネイロパラリンピックで金メダル獲得のズヴィアド・ゴゴチュリ容疑者の写真>
しかし、傷害事件を起こしたことでパラリンピックへの参加資格は剥奪され、このまま帰国となる見通しとなっており、ジョージアのパラリンピック委員会はメディアの取材に対して「選手の不名誉な行動を確認し失望している」などとコメントしています。
そして、この事件に対してネット上では、
- 90キロの大男に柔道技かけられたんではたまったもんではないな。柔道の技だけ教えて、精神は教えられていないのかな?逮捕されてよかった。
- ジョージアは帰国させると言っていたが、日本国内での傷害事件だから当然、日本の法律で罰せられ、服役し、賠償をしてから本国に帰すんでしょ?
まさか、強制送還ではい終わり!ではないでしょう? - 本当は目が見えてるんじゃないの??いずれにしろ、他国にパラリンピックできて、酒飲んで、何もしていない人に重傷を負わすなんて選手以前に人間としてどうなの?怪我された方が本当に不憫。
- 帰国の前に日本で起訴・裁判が必要ですね。柔道の重量級トップ選手が何の罪もない人を暴行してるんだから、かなり危険で悪質。
- 柔道などのマーシャルアーツを学ぶ際に『自己防衛以外では絶対に相手に技を使ってはならない』みたいな事を最初に教えられている筈なのでは?
パラ選手とは言え、一般人(しかも60代の初老)がオリンピック柔道代表に投げられたらひとたまりもないでしょう?
処されるべき罰(刑?)を受けたら、とっととジョージアに帰って下さい。
などの声が上がっています。
ロシアやトルコに隣接するジョージア(グルジア)は柔道の強豪国として知られているのですが、前大会で金メダルを獲得するほど素晴らしい実力を持つ選手が一般人を暴行し、全治1ヶ月の大ケガを負わせたというのは非常に残念です。
悪質極まりない事件であるため、無抵抗の警備員に対して一方的に暴力を振るったのが事実だとすれば、今後起訴して実刑など重い処分を下してほしいものです。
ちなみに、7月末には柔道のジョージア代表で銀メダルを獲得した66キロ級のバジャ・マルグベラシビリ選手、73キロ級のラシャ・シャフダトゥアシビリ選手が、ルールを無視して観光目的で外出していたことが判明し、大会組織委員会は2選手の大会参加に必要な資格認定証の剥奪をしたのみで、それ以上の処分に関しては明らかになっていません。