元プロ野球選手でタレントの板東英二さん(ばんどう・えいじ 80歳)が表舞台から姿を消し、芸能界引退説が浮上していることを22日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
週刊文春の記事では大阪のテレビ局関係者が、「ラジオ番組も全て終了。姿を見なくなり、実質的な引退と言われています」
と語り、板東英二さんの去就をめぐり、大阪のテレビ・ラジオ局関係者たちがザワついているとしています。
板東英二さんは今年、ラジオ番組『板東英二のおばあちゃんと話そう』(MBSラジオ)のほか、『板東・板東・晴れ・板東!』(ラジオ関西)、『板東英二の How are you 元気 ごきげんよう』(エフエム愛知)、『板東サンデー』(CBCラジオ)、『板東英二のプロ野球バンバン伝説』(ニッポン放送)といった冠番組が相次いで終了し、レギュラー番組がゼロ本となりました。
7月には転倒して頭部を強打したことで検査入院、そのまま仕事復帰することなく、唯一のレギュラー番組だった『板東英二のおばあちゃんと話そう』は終了しています。
旧知のテレビ関係者は、板東英二さんの異変を感じていたことを明かしており、「3年ほど前までは1つの質問に、笑いを混ぜつつ10倍の答えが返ってきて、しゃべるリズムも早かった。しかし、今年6月に再会した時は会話が要領を得ず、同じ話の繰り返し。一昨年の夏に奥さんを喪(うしな)い、気落ちしたのかもしれない」
と語っています。
また、近年は以前よりも怒りっぽくなっていたといい、その例として昨年6月放送のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)での出演シーン全カット事件を挙げ、「もともと怒りっぽい人でしたが、スタッフが間に入らなくてはならないほど一般人相手に凄み、放送できないと判断された」
としています。
前出の在阪ラジオ局関係者によれば、板東英二さんが7月に転倒事故を起こした後には、マネージャーがラジオ局に出向き、「体調面から、これ以上続けることはできなさそうです」と番組降板の意向を伝えていたといい、その時の様子について「引退をも感じさせるトーンだったそうです」と明かしています。
こうして板東英二さんは表舞台から姿を消し、週刊文春の記者が坂東さん行きつけの大阪にある飲食店を訪ねると、「以前は、よく娘さんやお孫さんと来て、好好爺の風情で食事を楽しまれていました」と明かした上で、ここ最近は姿を見ていないと答えたそうです。
そして、板東英二さんの自宅へ行ったところ、すでにもぬけの殻だったといい、10月に入ってから引越し業者が家から荷物を運び出し、家を引き払っていたことが判明したとのことです。
板東英二さんと最近、電話で話したという知人は、「9月ごろ、『退院しました』という電話をもらいました。『東京にいる子供のところへ行くことになりました』と言っていたので、お話しできる状態なのだなと安心しました。」
と明かしています。
また、個人事務所のマネージャーを務めている人物にも現在の様子について聞いたところ、「体調面、引退、あるいは認知症ではないかなど、色んな方にご心配をおかけしております。が、本人はそんな悪い状態ではなく、日常生活も普通に送れています。高齢ということもあり、今は医師の指導のもと、仕事をセーブしています。しかし本人は、『死ぬまで仕事をしたい!』という人ですので、医師からの許可が下りれば復帰を考えたいと思っています」
との回答があったそうです。
板東英二さんも今年で80歳となっており、7月には転倒して頭部を強打する事故も起こしていることから、無理をして仕事復帰することなく、芸能界を引退してもいいのではと思いますね。
週刊文春の記事では旧知のテレビ関係者が、以前に比べてしゃべるスピードが落ち、同じ話を繰り返すようになったと明かし、加えて最近は怒りっぽくなっていたとしており、これらは認知症の症状にも当てはまります。
ただ、マネージャーは普通に日常生活を送れていると明かしているので、現時点ではそこまで心配する必要はないのかもしれませんが、今後またトラブルが発生する可能性もあるため、引き続き様子を見て、仕事復帰するかどうか慎重に判断してほしいです。