今年4月に大手芸能事務所『スターダストプロモーション』からの退所を発表し、現在はゲームの実況配信などをしている俳優・板垣瑞生さん(いたがき・みずき 24歳)が、インスタグラムで突然事務所を辞めた理由や経緯を説明し、精神的な病気を発症していたことなどを初告白しています。
板垣瑞生さんは、10歳の時にスターダストからスカウトされて芸能界入りし、2014年に事務所の先輩だった山田孝之さん主演映画『闇金ウシジマくん Part2』で俳優デビュー、同年から佐野勇斗さん(26)らと共にボーイズグループ『M!LK(ミルク)』でも活動していました。
<↓の画像は、M!LK在籍当時の板垣瑞生さん(前列中央)の写真>
その後も、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』『麒麟がくる』、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』などに出演し、今年は1月期放送の山下智久さん主演ドラマ『正直不動産2』(NHK)や深夜ドラマ『ブラックガールズトーク』(テレビ東京系)、ムロツヨシさん主演映画『身代わり忠臣蔵』などに出演していました。
<↓の画像は、『麒麟がくる』で森蘭丸役を演じた板垣瑞生さんの写真>
そうした中で、3月に突如スターダストの公式サイトからプロフィールなどが削除され、スタッフが更新の公式X(旧ツイッター)も事前告知なくアカウントごと消え、公式ファンクラブも閉鎖し、予定していた写真集発売記念イベントも中止となりました。
ドラマ出演中にこうした不穏な動きが次々に起きていたものの、その理由について説明が一切なく、板垣瑞生さんもSNSの更新を停止していたことで心配の声が相次いだほか、その理由を巡って様々な憶測も飛び交う中で、『スポーツニッポン(スポニチ)』が“契約解除”されたとみられると報じたことで憶測に拍車をかけました。
それから約1ヶ月後に板垣瑞生さんはインスタグラムを更新し、病名は伏せながら病院に入院していたことや、事務所と話し合いの末に退所することが決まったと報告し、6月から活動を再開しました。
それから半年近く経った今月26日に、スターダスト所属のアイドルグループ『私立恵比寿中学』(略称:エビ中)の星名美怜さんが、突如「契約終了」によってグループを脱退、事務所を辞めたことが電撃発表され、その詳しい理由は明らかにされておらず、板垣瑞生さんのパターンと酷似しているとの声がネット上で上がっていました。
『ピンズバNEWS(双葉社)』も板垣瑞生さんと星名美怜さんの退所について取り上げ、「円満なわけがない」「板垣さん同様、非常にマズいことがあったんだろうな、という話が関係者の間では飛び交っています」
などと報じていました。
これらの報道を受けて板垣瑞生さんは29日にインスタグラムを更新し、退所に至った経緯、理由を説明しています。
退所の経緯は、今年1月ごろからストレスやプレッシャーにより、「精神的に非常に不安定な状態になり、不眠や拒食等の症状が出始めました(中略)前事務所含め誰にも言えないまま、ただ一人で耐えることしかできない時間が続きました」
とし、それによって症状はどんどん悪化していったといいます。
スターダストがファンクラブ閉鎖などを発表した3月ごろには、周囲から見ても明らかに異常な行動を取るようになっていたといい、その当時の記憶は曖昧としながら、「明らかに俳優として人前に出ることが難しいほどに心身共に弱っていたと記憶しています。(中略)この頃突発的に『俳優を辞めてアーティストになろう』と考えてしまい、前事務所に対して事務所の退所と俳優を辞めることを申し入れ、更に俳優を辞める覚悟を見せようと勝手に考え、前事務所になんの相談もなく髪の毛を坊主にしてしまうなどの行動をとってしまったと記憶しています。」
と明かしています。
こうした異常言動を受けて事務所側が仕事継続は不可能だと判断し、イベントなども中止して退所の運びとなったとのことです。
また、退所後は精神状態がさらに悪化し、「日常生活もままならないほどに取り乱してしまった結果、病院に入院し、心身の回復のための長期療養をとることになりました。病院で治療を受ける中で、徐々に自分自身の精神状態がおかしくなっていたことに気づくことができました。そして約1ヶ月の入院生活を経て、精神的にも安定を取り戻し始めたため、4月には無事退院をすることができました。」
と説明しています。
そして、退院後に事務所にあいさつへ行き、事の経緯などを説明したうえで謝罪したとしています。
スターダストの対応については、精神不安定な状態を考慮したうえでのものだったと自身は受け止めているとし、心遣いに感謝しているとも綴っています。
現在は、知人のサポートを受けてライブ配信やイベントを行っているとしたうえで、「現在は、もう一度俳優として皆様に私の演技を見て頂くために、所属させて頂ける事務所を探しながら、ライブ配信やその他企業様から頂いた仕事などを積極的にやらさせて頂いております。」
と現状を報告しています。
<↓の画像は、板垣瑞生さんの近影>
さらに、病気になった経験を通して何か世間の役に立てる活動はないか模索中といい、ボランティア活動等も視野に入れているとのことです。
板垣瑞生さんは突然姿を消す直前にインスタグラムでライブ配信を行い、雪が降る中で上着のフードを被って1人で歩き、「ナイフぐらい危ない俺のラップ」「ライザップじゃ鍛えられねえ俺のラップ」「付けてやるぜ あいつらにバッテン」
といった意味深なラップを披露し、ファンからは心配の声が上がっていました。
また、Xでは写真とともに、渋谷でスキンヘッド姿の板垣瑞生さんを目撃したとの情報が投稿され、一体何があったんだとファンを騒然とさせていました。
<↓の画像が、Xに投稿された目撃情報とスキンヘッド姿の写真>
こうした異常言動から一部では、かつてスターダストに所属していた女優・沢尻エリカさんのように、違法薬物でも使用しているのではないか、逮捕されるのではないかとの憶測も飛び交っていたのですが、当時は「躁うつ(双極性障害)」のような状態にあったのかもしれません。
板垣瑞生さんは少し前から事務所に猛プッシュされ、映画やドラマの仕事が激増しており、2022年には映画・ドラマ合わせて計10本に出演、昨年と今年も複数の作品に出演するなど多くの仕事を抱えていたので、肉体・精神的疲労が許容量を超えてしまったのだろうと思います。
そして、現在は俳優業再開に向けて、新たな事務所探しなどをしているそうで、応援し続けてくれているファンに再び活躍する姿を見せられるように、引き続き事務所探しや新たな活動を頑張ってほしいです。