『日本中央競馬会(JRA)』所属の松若風馬騎手(まつわか・ふうま 28歳)が2日に、飲酒運転で物損事故を起こしていたことが明らかになりました。
JRAの発表によると、松若風馬騎手は2日午前3時20分ごろに滋賀県草津市内で飲酒運転し、物損事故を起こしたとして道路交通法違反容疑で検挙されたとのことです。
<↓の画像が、松若風馬騎手の写真>
この事件に対してJRAは規程により、この事件を裁定委員会に送付し、正式な処分決定まで騎乗停止となり、今週末に新潟で予定していた計9レース全て乗り替わりとなりました。
JRAはさらに、角田大河騎手(つのだ・たいが 21歳)が1日20時30分ごろ、函館競馬場の馬場内に自動車で侵入し、芝コースを損傷させたとして処分決定まで騎乗停止にすることを発表しました。
<↓の画像が、角田大河騎手の写真>
これにより角田大河騎手は、今週末に札幌で騎乗予定だった計14レースが乗り替わりとなっています。
函館競馬場でのレースは7月14日で終了していますが、その後も調教に使用されています。
<↓の画像が、車のタイヤ痕が残った函館競馬場・芝コースの写真>
8月1日には、函館市内で『函館港まつり 第69回道新花火大会』が開催されていたのですが、ニュースサイト『GJ』によると、角田大河騎手が運転する車には後輩騎手も同乗していたそうです。
記事では競馬記者が、「角田河騎手の方も酒気帯び運転の可能性があるそうです。この日は『函館港まつり』の初日で花火大会があったのですが、『向正面から花火を見たかった』のだとか……。酔っぱらっている様子で、芝コースにはタイヤの跡もくっきり残っています。」
と語り、角田大河騎手にも重い処分が下される可能性があるとしています。
GJは角田大河騎手にも飲酒運転の疑いがあると伝えていますが、『中日スポーツ』がJRA関西広報室に取材したところ、「当日、函館市内で開催されていた花火大会を観覧するためにコースに侵入したという。飲酒はしていなかった。」
と伝えています。
そして、松若風馬騎手と角田大河騎手が起こした事件に対してネット上では、
- 競馬界不祥事多すぎる
- まだ飲酒運転する奴いんのかよ 競馬村の村民は意識低すぎ
- やっぱり騎手になる奴って世間ズレしてんだな
- 競馬学校って本当に競馬のことしか教えてないんだろうな 偏差値30くらいの高卒の方がまだ一般常識ありそう
- 角田のヤバすぎだろw騎乗停止が何日でどうとかの話じゃねえぞ JRA史上初だろこんなん
- 大河は前代未聞すぎてな 芝管理してる人全員にぶん殴られろ
- 角田は捕まってないだけで酒気帯び物損みたいなもんか 角田のほうがとんでもないやらかしに見える不思議
- 角田は2年連続でやらかしてるから引退やむ無しだろ
- これ引退になりそう ちょっと見たことないレベルだし調教も行う芝走路破壊は安全面的にも論外
などの声が上がっています。
角田大河騎手は昨年4月にも、スマートフォンの使用が禁止されている認定調整ルーム(ホテル)で今村聖奈騎手と通話していたことが発覚し、この問題により30日間の騎乗停止処分を受けており、2年連続で不祥事によって騎乗停止となっています。
そのため、松若風馬騎手の飲酒運転による物損事故も非常に大きな問題ではあるのですが、角田大河騎手も飲酒運転疑惑に加えて、調教などに使用する大事なコースを車で損傷させるという前代未聞の不祥事を起こし、昨年にも問題行為によって処分を受けていることから、引退もやむなしといった声も少なくありません。
また、騎手による不祥事が多すぎとして競馬ファンからは批判や呆れ声なども多く、4月には『佐賀県競馬組合』に所属し、『佐賀県調騎会騎手部会』の会長を務める山口勲騎手(54)が、酒気帯び運転によって道交法違反容疑で逮捕(後に不起訴処分)されています。
6月には池添謙一騎手(44)が、後輩の富田暁騎手(27)と酒席でトラブルになった後、調整ルームで顔面を殴るなどの暴行を加えるという事件を起こしており、富田騎手は鼻と肋骨を折る大ケガを負ったとも報じられています。
7月には、『愛知県競馬組合』所属の岡部誠騎手(47)が、騎手や主催者職員、馬場管理係員、厩務員、調教師らに対するセクハラなどのハラスメント行為、粗暴行為によって騎乗停止や戒告処分を受けました。
同月には、国内最多勝利を誇る大ベテランの的場文男騎手(67)が、同僚騎手との金銭トラブルが発覚して騎乗停止処分を受けるなど、騎手の不祥事は高頻度で発生しています。
そして、また新たに松若風馬騎手と角田大河騎手が事件を起こして騎乗停止となり、過去に飲酒運転で逮捕された騎手らは4ヶ月ほどの騎乗停止処分を受けているのですが、果たして2人にはどれほどの処分が下されるのかに注目したいです。