松浦勝人が東谷義和とYouTubeコラボで音事協批判し波紋。女性蔑視発言でエイベックスに抗議も…言動巡り賛否の声
『エイベックス』の代表取締役会長で、音楽プロデューサーの松浦勝人さん(まつうら・まさと 57歳)が17日夜にYouTubeで、国会議員となった暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和さん(50)と初の対面生配信を行い、その中での言動が波紋を呼んでいると『日刊ゲンダイ』が報じています。
かねてからYouTubeでのコラボを約束していた松浦勝人さんは、東谷義和さんが滞在する中東・ドバイを訪れて生配信を行い、『楽天グループ』の三木谷浩史会長兼社長に関するトークから始まり、AKB48グループが所属する『AKS』(現・Vernalossom)の身売り話、そして様々な芸能人の名前も出しながら業界の裏話を披露しました。
日刊ゲンダイによると、特に業界関係者を驚かせたのが、1963年に設立された芸能界を束ねる業界最大の団体『日本音楽事業者協会(音事協)』をネタにしたことだったとしています。
松浦勝人会長は音事協の理事を4年以上務め、毎月行われる理事会の会議に出席していたことを明かし、「その会議が、まああのー素晴らしい会議で。『僕はこんな素晴らしい会議にはとても付いて行けないなあ』と思って辞めました。」「音事協も終わるね。一番よくないと分かっているのは(音事協を)作ったタナベさん。怒られるかもしれないけど、本当なんだもん」
などと語っていました。
これらの発言についてスポーツ紙記者は、「松浦会長が名指しした『田邊さん』とは、『田辺エージェンシー』田邊昭知社長のことでしょう。ガーシー氏との対談で松浦会長は『昔はTSKだったからねー。(音事協も)恐かった』とも語りました。Tは田邊社長、Sは『バーニングプロダクション』の周防郁雄社長、Kは『ケイダッシュ』の川村龍夫会長のことだと思います。いずれも“芸能界のドン”と呼ばれる方々です。音事協を動画のネタに使ったことにはさすがに驚きました」
と明かしています。
松浦勝人会長と言えば、6月にYouTubeで行った生配信で複数の女優の名前も挙げながら、「ブス」「ババア」などと発言したことで大きな波紋を広げましたが、松浦会長はその後の配信で謝罪しつつ逆ギレする場面もあり、それもまた物議を醸しました。
日刊ゲンダイの取材に関係者は、「あの動画のおかげでエイベックスには表からも裏から、他の芸能事務所から激しい抗議が来ました。CMスポンサーとの契約に絡むデリケートな話もあり、向こうの事務所さんが怒ったのは当然です。芸能事務所のトップである松浦会長がそれを分からないはずがないのに、どうしてあんなことを言ってしまったのか……。今回の音事協批判にしても、エイベックスから音事協の会合に参加している社員もいるわけです。もう溜息しか出ません」
と語り、松浦勝人会長の奔放な言動によって事務所に悪影響が及んでいるとしています。
この報道を受けてネット上では、
- 一度既得権益をぶち壊してもらいたい。洗いざらいしゃべって日本全部を洗濯してください。
- そのTSKとやらは埃まみれでドロドロなんだから、やるならバンバン叩いて芸能界を健全なものに建前上はしてもらいたいな
- 内部から音事協に文句も言えないって構造自体が風通し悪いよね。何十年も同じ人が権力持ったままってのが悪いとは言わないけど、色んな癒着、忖度とかが生まれやすいし、そこからきな臭い話も発生しやすい。
色々と腐りやすい体質になってると思うよ。一回ぶっ壊してくれた方が音楽業界も色々やりやすいんじゃない - ただ周防さん、田邉さん、川村さんが今の芸能界を仕切ってることをグダグダ言ってただけで、悪口もいってないし、たいしたことない内容だったけどね。
配信前に松浦さんが周防さんに直接電話して電話にでなかったことはおかしかったですけど - 芸能界と言う特殊な環境の中で、セクハラ、パワハラを受け抑圧されているアイドルやタレントを守る為に芸能界のドンにも批判の矛先を向けると言うのなら、芸能事務所会長として大した者だと思うが、この人は事務所会長として守るべきタレントやアイドルまで攻撃対象としている時点で矛盾している
- 音事協は黎明期に引き抜きなど、事務所間で血みどろの抗争にならないようにするための談合組織なので、それほど悪いものではないのだけど、組織自体が権威を持ってしまったので現在じゃ足枷だわな
などの声が上がっています。
松浦勝人会長はかねてから自身のYouTube配信の中で、“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングの周防郁雄社長等との関係や人柄を語るなどしていましたが、今回は東谷義和さんとのコラボということもあり、これまで以上のぶっちゃけトークを披露していたので、業界内で波紋を広げているのは事実かもしれないですね。
松浦勝人会長が批判的な発言をした音事協は、タレントの引き抜き行為によるトラブル帽子、様々な権利の確立、タレント雇用環境の改善などを目的に設立され、こうした団体がルールを設けて睨みを利かせていることで業界の秩序が保たれている一方、事務所移籍や権利関係などを巡るトラブルも度々発生しています。
そのため、松浦勝人会長の音事協批判を支持する声も多く上がっているものの、エイベックスも業界内で大きな力を持っており、これまでに様々な問題も報じられてきたことから、どっちもどっちという指摘もあります。
そして、日刊ゲンダイによると松浦勝人会長の言動によって、エイベックスは様々な被害を被っているとのことですが、“女性蔑視”発言が物議を醸した6月に『フライデー』が報じた記事でエイベックス社員は、「下々の者には会長が何をやっているか全くわかりません。朝礼にたまに姿を見せるくらいで、社内では『また釣りに行ってるみたい』なんて話が聞こえてきますね。それに対して、社員は怒りを覚えることはなく、ただただ無関心。今回の“蔑視発言”も『またか』といった感じで、何とも思いませんね」
と語っていました。
実際のところはどうなのかは不明ながら、少なくとも松浦勝人会長はエイベックスの顔的存在なので、事務所のイメージなどに悪影響を与えるような言動は控えた方がいいのではないかとは思いますね。
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- https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/309946
- https://friday.kodansha.co.jp/article/250695