ダウンタウン・松本人志さんが11月8日に、性加害疑惑報道を巡り起こした週刊誌『週刊文春』との裁判を取り下げてから早1ヶ月経ったものの、現時点で活動再開にあたって具体的な情報は出てきておらず、復帰計画は暗礁に乗り上げた状態にあると週刊誌『女性自身』が報じています。
松本人志さんが早々に訴訟を取り下げた背景には、『M-1グランプリ』の審査員や『大阪・関西万博』のアンバサダー復帰があるのではないかとも報じられていましたが、吉本興業の元会長で『2025年日本国際博覧会協会』のシニアアドバイザー、万博催事検討会議の共同座長を務める大崎洋さんは先日、松本さんのアンバサダー復帰について「活動休止中なので、なかなか難しいんじゃないかと思う」と語りました。
<↓の画像が、元吉本興業会長・大崎洋さんの写真>
これに続いて、松本人志さんが1月まで司会を務めていたフジテレビの『まつもtoなかい(現・だれかtoなかい)』が来年3月に終了、そして裁判前に出演すると話していた『ワイドナショー』も同じタイミングで終了することが明らかにりました。
女性自身によれば、各テレビ局はスポンサーや視聴者が松本人志さんのテレビ出演に否定的な反応を見せていることにより、番組への起用に対して二の足を踏んでいるといいます。
また、相方・浜田雅功さんが松本人志さんの裁判に反対していたとの情報も伝え、「浜田さんが一番、松本さんの復帰を待ち望んでいるといっても過言ではありません。裁判中は、親しい後輩に『アイツはいつまで(裁判を)やってるんや』とボヤいていたそうです。そして訴え取り下げ後は、周囲の関係者たちに相方の復帰についてどうすべきか相談していると聞いています。」
と、吉本興業に近い芸能関係者が語っています。
そうしたことが背景にあり、松本人志さんが訴訟を取り下げてから約10日後に放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)では、「ガキの使いは空前のまっちゃん不足。まっちゃんの店を巡ってまっちゃんを補給する」として、都内に存在する「まっちゃん」の名が付く飲食店を巡る企画を実施したとみられていて、松本さんの周囲は復帰を待ち望んでいるとしています。
そして、女性自身の報道を報道を受けてネット上では、
- 早く復帰して浜ちゃんがほんと寂しそうで辛い
- まわりはいいから来年は復帰しなさい。番組が面白くなくなってきてるから、いまだダウンタウン超えたやつ見たことないのよ。それだけレベルの違いがあるんよ
- 普通の感覚なら恥ずかしくて出て来られないだろ
- なんで裁判途中でとりさげたん? 最後までやってやらんかい 謝意までして 応援してたのに見損なったわ
- 浜ちゃんももう諦めた方がいいね。テレビ局へのお詫びも吉本に任せっきりで自分は動かない。そんな姿勢では無理だよね。
- 早期復帰に期待。禊のタイキックを受けてハイすいませんでいいわ
- 性加害の疑いだけで、社会から葬られるのであれば暗黒社会だ。テレビ局は松本氏を堂々と復帰させるべき
- 松本さんが白というなら記者会見の一つも開いて堂々とやればよかったのに、一度も会見もせずに隠れたままではますます疑いが強くなってしまった。
初動から裁判の取り下げまで一連の対応が本当にダサいしカッコ悪い。今さらやっていないと言っても世間は信用しないでしょ - 松本の復帰を待ち望んでいるなら、浜田から世間の普通の感覚を教え諭してあげたら。
コンビ組んでつきあい長いんやからこそ「あんな幕引きじゃ世間は全く納得してないで」「復帰したいなら60超えたオッサンが人として当たり前の立ち居振る舞いをせなアカンで」と
などの声が上がっています。
松本人志さんが出演していた各番組では、裁判の終結前から過去のVTRで松本人志さんを番組に登場させ、世間の反応をうかがっていました。
これに対して松本人志さんのファンからは当然歓喜の声が上がっていましたが、批判の声も噴出し、先月1日に『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ)で松本さんの姿をVTRで放送したところ、局にもクレームが寄せられたそうで、それによって番組復帰は難しいと判断されたとも女性自身は伝えていました。
これに続いて、ダウンタウンの初代マネージャーで“育ての親”とも言われる大崎洋さんが、松本人志さんの万博アンバサダー復帰は難しいとの見解を示し、開幕まで残り4ヶ月で活動再開の見通しが立っていない状況なので、そう語るのも当然と言えば当然のことではあるのですが、大崎さんが公の場で復帰は難しいと発言したのはかなり大きいとされています。
『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』は、もし松本人志さんがアンバサダー降板となった場合、コンビで受けた仕事だけに浜田雅功さんも降板となる可能性は高く、今後さらに大きな波紋を広げることになりそうだとしています。
記事では広告代理店関係者が、「裁判を取り下げたうえに、責任説明を果たしていないとなると、さすがに万博のスポンサーなどが納得するのは難しいでしょう。性的問題に厳しい国際社会から『日本というのはそんな国なのか?』と思われる可能性もありますから、そのような状況を分かったうえで大﨑さんは『難しい』と発言したのでしょう。ただ、裁判を取り下げた以上、相手女性への配慮から“言えないこと”も多く、記者会見も難しい。スポンサー出稿に頼る民放番組への出演は、さらにハードルが高くなるでしょうね」
と語り、万博のアンバサダーからの降板によって、テレビへの出演はさらに難しくなるだろうと予想しています。
先日には『日刊ゲンダイ』が、吉本興業が運営の劇場『なんばグランド花月(NGK)』で年明けに漫才を披露する案も、世間の批判を受けて白紙となり、仕切り直しを余儀なくされているとしていました。
松本人志さんは、週刊文春の性加害疑惑報道を受けてX(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす」と宣言し、そして約5.5億円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めて訴訟を起こしましたが、裁判で白黒つけることなくあっさりと取り下げ、さらに会見はしない意向を弁護士が発表し、一連の問題から逃げたという印象を世間に与えてしまっています。
そのため、復帰に反対する声が上がるのは仕方がないですし、問題について自らの口で語らないのであれば、今後しばらくテレビ以外の場で活動していくしか方法はないと思いますが、吉本興業のサポートを受けて今後どういった形で表に出てくるのか、引き続き動向を注視していきたいですね。