ダウンタウン・松本人志さん(60)が、性加害疑惑を報じた週刊誌『週刊文春』を名誉毀損で訴えた裁判が、まさかの和解で決着を迎えるとの話をニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が伝えています。
週刊文春は昨年12月末から今年にかけて松本人志さんの性加害疑惑を報じ続け、松本さんは今年1月に裁判に注力することを理由に芸能活動を休止し、同22日に名誉毀損で同誌の編集長と発行元の『文藝春秋』を相手取り、約5.5億円の損害賠償を求めて民事提訴しました。
3月から裁判がスタートしましたが、松本人志さん側は性被害を訴えているA子さん、B子さんを特定するために、週刊文春側に個人情報を出すように要求、文春側は女性2人の誹謗中傷などを懸念してこれを拒否しました。
その裏で、松本人志さんサイドは探偵を雇って女性を特定、素性調査をしていたことを週刊文春に報じられました。
<↓の画像は、松本人志さんの性加害を告発したA子さんの写真>
さらに、松本人志さんの代理人・田代政弘弁護士が、A子さんが性被害を相談していた中村信雄弁護士に接触し、週刊誌がA子さんと中村弁護士の不倫を疑い、その記事を出そうとしていると伝え、自分だったら記事を止めることができるとも話していたことが明らかにされました。
<↓の画像は、松本人志さん側の代理人・田代政弘弁護士の写真>
その後、中村信雄弁護士のもとに女性週刊誌の元編集長が訪ねてきて、A子さんとの不倫記事のコピーを見せながら、「うちの社では見送ったが、他社に持ち込めば記事になる」「松本さんの件で、文春とA子さんの間に入ってもらえませんか」「出廷せずに和解すれば、A子さんには5,000万円でも1億円でも渡せます」などと、ゆすりをかけてきたとも中村弁護士は週刊文春の取材に明かしていました。
この報道に対して松本人志さんサイドは、探偵を雇ってA子さんを尾行調査していたことや、中村信雄弁護士と接触したことは事実と認めた一方、女性週刊誌の元編集長との繋がりをキッパリと否定し、週刊文春の記事には事実に反することが多数掲載されていると主張していました。
このように法廷外バトルも過熱し物議を醸した後に、8月14日に2回目の弁論準備手続き(争点と証拠の整理手続き)が行われる予定でしたが、急遽延期(次回の時期は未定)となりました。
その詳しい理由は明らかになっておらず、週刊文春の代理人・喜田村洋一弁護士はメディアの取材に「裁判所が決定したんです」と説明したうえで、新たに20個ほどの証拠を提出したとも明かし、A子さんが証人として出廷する可能性もあると語りました。
<↓の画像が、週刊文春側の代理人・喜田村洋一弁護士の写真>
弁論準備手続きは延期となるも、週刊文春側が複数の証拠を出したことで今後の展開に注目が集まる中で、まさかの和解決着の可能性が高まっているとピンズバNEWSは伝え、「実は松本さんと文春側が和解に向けて動いていると言われていて、早ければ9月の早いタイミングにも結論が出るのではないか、とも囁かれています。関係者の間では有名な弁護士の見解がかなり話題になっています」
とワイドショー関係者が語っています。
関係者の間で注目を集めているのは、『サンデー・ジャポン』(TBS系)にレギュラー出演している細野敦弁護士の見解とし、細野弁護士は自身のYouTubeチャンネルで先日、「8月中に和解ができるのかどうかってところじゃないですかね。水面下で進行している和解、合意の話が、そんなに長くは引っ張れないと思うので」
などと語っていました。
これはあくまでも細野敦弁護士の推測でしかありませんが、弁論準備手続きが直前に延期となり、次回期日が未定という状況などから、両者が和解に向けて動いていて、成立する可能性が高いとみられるといいます。
さらに、松本人志さんの芸能活動再開に向けて、水面下では関係各所が調整を進めているとの情報を民放キー局関係者が明かしており、スポンサー絡みの調整も無事終われば「『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)への出演が叶う可能性も高そう」だとしています。
松本人志さんは週刊文春の報道にブチギレ激怒し、1月から芸能活動を休止してまで裁判に集中していたわけですが、ここに来て和解に向けて進んでいる理由は、松本さん自身が早期の芸能活動再開を希望しているためといい、一方の文春サイドもなるべく早く裁判を終わらせたいとの思いがあり、和解交渉が始まったとみられているとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- 何かこうなってくると腑に落ちない気もする
- 和解し復帰するなら、松本さんは記者会見開いてちゃんと説明しないと
- 自分だけシレッと復帰して、捨て駒にしたスピードワゴン小沢はそのまま見捨てるんですか? 宮迫以上に汚くないですか?
- 自らの意思で休止したのだから、和解せずとも復帰はできると思うが
和解したとて世間は真実がわからないと受け容れ難く、復帰してもいばらの道かもしれない - 白黒つけるのも時間がかかりすぎ、性加害で警察沙汰になった山川穂高、伊東純也、佐野海舟、みんな復帰してるし。馬鹿馬鹿しくなったとみた。
- なんだかなぁ…事実無根なら徹底抗戦して勝ちをもぎ取って欲しかったな
闇営業問題の時も「動きます。」からなんの動きもなかったし、口先だけ感が否めないよ - ふーん。和解ねー。最後まで戦うことなくカネで解決か。
復帰したところでもう松本人志では笑えないのに。良くて生暖かく見守られるだけの存在になってお終い。
最後まで戦って勝訴勝ち取ってしか復帰なんて無理やろ。
などの声が上がっています。
週刊文春は松本人志さんの性加害問題について、A子さんや周囲の関係者たちの証言を集め、裏付け取材も尽くして報じたものとして、記事には十分な自信を持っていると当初から主張しており、そしてA子さんも松本さんに性加害を認めてもらうために徹底的に争っていくと宣言していました。
一方の松本人志さんは週刊文春の報道は事実無根と完全否定していて、双方ともに一貫して一歩も引かない姿勢を見せていたにも関わらず、和解にて決着を迎えるというのはどうにも腑に落ちないですし、和解するにしてもどういった条件となるのかが重要で気になる部分です。
松本人志さん側が求めているのは休業による損失の支払いもそうですが、何よりも名誉の回復で、第1回口頭弁論後にメディアの取材に応じた田代政弘弁護士は「一般論では和解で終わることもある」としたうえで、和解の条件は名誉の回復だとし、「相手が誰であろうと強制的な性加害はまずない」と語っていました。
週刊文春としては、松本人志さんの性加害は無かったとしたら完全な負けを意味し、松本さん側が求めている謝罪広告を出すわけにもいかないでしょう。
そのため、和解交渉はかなり難航するのではないかと思いますが、松本人志さんとしては少しでも早くこのトラブルを解決し、仕事復帰したいとのことから、A子さんの主張を一部認めるという可能性もあるのでしょうかね。
ただ、多くの松本人志さんファンは身の潔白を信じていて、週刊文春との裁判に完全勝利して堂々と復帰することを望んでいるとみられます。
そして、和解したとしてもその詳しい条件は恐らく公表はされず、真相不明のままヌルっと復帰されてもファンのモヤモヤは残ったままとなり、復帰自体は喜びつつも、以前のように応援することはできないのではと思いますが、果たしてこの騒動は本当に和解にて決着となるのか、引き続き動向を見守っていきたいです。