プロ野球『中日ドラゴンズ』の松坂大輔投手(まつざか・だいすけ 38歳)が、今年2月に負傷した右肩のリハビリ中に、千葉県内でゴルフをしていたことを17日発売の週刊誌『フライデー』がスクープし、中日の加藤宏幸球団代表は松坂投手に処分を科したことを発表しました。
松坂大輔投手は今年2月の春季キャンプ中、ファンとハイタッチを交わしていた際に右腕を引っ張られ、過去に手術を受けている右肩を痛めてキャンプを離脱し、その後は関東圏の医療施設で治療のために、定期的に練習を欠席する申し出をしており、球団側はこれを許可していました。
そうした中で、5月の練習日に千葉県内でゴルフをプレーしていたことが『フライデー』の取材で判明し、同誌の取材を受けた松坂大輔投手は14日、加藤宏幸球団代表に電話で「フライデーから取材を受けました」と報告したそうです。
事情を聞いた加藤宏幸球団代表は松坂大輔投手に、「こちらとしては、(チームの)練習日にゴルフをやるのはまずいぞ、と。休日のゴルフは禁止していないけれど、練習日はダメでしょう」
と口頭で注意したと明かし、「チームの規律違反に当たるし、他のみんなの手前もあるのでペナルティーを科した」
と説明しています。
また、詳しい処分内容については明らかにはしませんでしたが、注意を受けた松坂大輔投手は、「自覚が足りませんでした。申し訳ありませんでした」と謝罪し、十分反省している様子だったとしています。
中日の与田剛監督はこの件について、「詳細が全部入ってきてないし、本人ともまだ詳しい話もできてないので何とも言えない」とした上で、「リハビリを兼ねてトレーニングの一環として、ゴルフをやるというのは今まで聞いたことがないね。試合にも出てないのにリハビリ中にやってていいのかと、一般常識的にも言われやすい」
とコメントしています。
松坂大輔投手の右肩の痛みは回復に向かっており、14日にはナゴヤ球場に姿を現し、ランニングやキャッチボールをした後には、5月6日以来3度目となるブルペンに向かい、負傷後初めてキャッチャーを座らせて22球、立たせて50球を投げました。
<↓の画像は、4月29日に投球練習した際の松坂大輔投手の写真>
集まった報道陣の取材に応じた松坂大輔投手は、「立ち(投げ)から座らせてで予定通り。違和感なく投げられた」と語り、今後についてはフリー打撃の打撃投手を務めた後、5月下旬にも実戦復帰となる可能性が高まっていました。
松坂大輔投手が練習日にゴルフをしていたことをスクープした『フライデー』によると、松坂大輔投手は同級生で、親友の日本テレビ・上重聡アナウンサーと共に千葉県内の高級カントリークラブを訪れ、もう1人別のタニマチ風の男性と現地で合流しラウンドしていたといいます。
<↓の画像は、上重聡アナと松坂大輔投手の写真>
松坂大輔投手は軽快なスイングを見せ、昼過ぎにプレーを終了させると右手でゴルフバッグを掴んで駐車場へと向かい、松坂投手は1人でゴルフ場を後にし、上重聡アナとタニマチ風の男性は別の車で東京都内方面へと向かったそうです。
<↓の画像が、『フライデー』撮影の写真>
球団関係者によると、この日はお互いの空き時間が奇跡的に重なったことで急遽、2人が大好きなゴルフをしようとなったといい、松坂大輔投手はプレー後に練習へと向かったようです。
なお、『フライデー』の取材に対して日本テレビ広報部は、「社員のプライベートに関してはお答えしておりません」と回答しています。
そして、この問題に対して野球ファンからは、
- これは昨年の復活に感銘を受けた人たちへの背信行為以外の何物でもない
- 関東圏の医療施設で定期的に治療してた事も、疑われますね。すでに何日練習欠席してたのか…。
- 今までは同情的に見てたが、これはさすがに冷めた。プロとして自覚が無さすぎる。もう引退してもらっていいよ。
- こうなると、ファンに引っ張られて怪我というのも信憑性が低くなる
- 練習サボってゴルフなんて残念な人。怪我しててでもしたいぐらい好きならプロゴルファー目指して頑張って欲しい。NPBは彼を永久追放でお願いします。
- 二人共有名人だから勘違いをして、ファンを舐めているね。普通に解雇で良いと思うが。
- 以前も交通違反の替え玉をした事があったよね。なんか自分はいいんだって特別感をもっているんだね
- ガッカリしました。どのツラさげてチームメイトに謝罪するのか知らないが、もうアドバイスを求める若手もいなくなるんじゃないかな。
投手陣は故障者続出で苦しいが、なんとかやりくりしてるし、ムードも悪くない。士気も下がるしもう戻って来なくていいです。
などと猛バッシングを浴びており、好感度や信頼を一気に失ってしまった様子です。
右肩負傷で調整中ではあるものの、休日にゴルフをしていたのであればここまで問題視されることは無く、なぜ欠席した練習日にゴルフをしてしまったのか理解に苦しむところで、チームやファン等を裏切る行為だと言われても仕方がないかもしれません。
ケガなどによってしばらく不調が続いていた松坂大輔投手は昨シーズン、11試合登板し6勝4敗(防御率3.74)と2010年以来の勝ち越しとなっていたため、“怪物”の復活に野球ファンも期待を寄せていました。
そんな中で、今年2月にはファンサービスをしていたところ右肩を負傷してしまったのですが、これに対しては同情の声が多く寄せられ、負傷から約3ヶ月でかなり回復した様子を見せており、実戦復帰は目前となっていました。
それにも関わらず、チームの練習を欠席して上重聡アナらとゴルフをプレーし、チームやファン等を幻滅させてしまったわけですが、松坂大輔投手も十分反省しているとのことなので、今回の件で失ってしまった信頼などは今後の実戦で成績を残すことによって、少しずつでも回復させていけるよう頑張ってもらいたいです。