暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和さん(50)が、1日深夜にYouTubeで緊急ライブ配信を行い、警察に対して怒りや不信感をあらわにすると共に、自身が起こした「BTSに会わせる詐欺」の一部被害者の情報を晒すと言ったり、一時はYouTuber引退も宣言するなど暴走し、東谷さんを応援するファン等の間でも物議を醸していました。
東谷義和さんはYouTubeを始める前に複数の女性等に対して、人気K-POPグループ『BTS』のメンバーに会わせるという名目で数十万~数百万円のお金を振り込ませながら、その約束を果たさずに行方をくらまし、このトラブルをニュースサイト『NEWSポストセブン』や『文春オンライン』、さらに人気YouTuber・ヒカルさんも取り上げ、ネット上で騒動に発展していました。
その後、YouTubeチャンネルを開設した東谷義和さんは、YouTubeなどで得た利益で詐欺被害者に返金していくことを宣言したものの、YouTubeの広告収入が入るのは5月下旬を予定しており、一刻も早く返金するために、4月下旬に『東京美容外科』の麻生泰・統括院長(あそう・とおる 50歳)から4,000万円を借り、『アトム市川船橋法律事務所』の高橋裕樹・代表弁護士を通じて、被害者との示談交渉を開始しました。
しかし、東谷義和さんや高橋裕樹弁護士によると、現在も2割ほどの被害者と連絡がつかない状況にあるとし、東谷さんや高橋弁護士がYouTube等で返金対応に関するアナウンスをした後、当初は被害届を受理しようとしなかった警察(警視庁)が複数の詐欺被害者に連絡し、示談交渉に応じることなく被害届を出してほしい、YouTubeチャンネルを停止させたいとも語っていたことが判明したとのことです。
東谷義和さんはこの話を聞いた時に唖然としたといい、完全な“不当逮捕”だと主張しており、あくまでも憶測ながら、これまでYouTubeで様々な暴露をしてきた俳優の新田真剣佑さんや綾野剛さんの所属事務所が動き、関係する政治家なども絡み、警察が急に動き出したのだろうと思ったとしています。
そして、連絡が取れない2割の被害者たちに対しては改めて、示談に応じないにしてもまずは連絡をしてほしいと強く訴え、もし連絡もしてこないのであれば、被害者の情報を晒すと発言しました。
この脅しとも取れる発言がファン等の間でも物議を醸し、東谷義和さんを支援している麻生泰院長、高橋裕樹弁護士もYouTubeでのライブ配信でこの件に言及し、東谷さんは後に発言を撤回、被害者の情報は晒さないと明言しましたが、モチベーションの低下などでYouTubeを辞めると一時宣言していました。
さらに、その後行った配信では一連の言動を謝罪し、YouTuber引退も撤回して今後も活動を続けると明言しましたが、情緒不安定で発言が二転三転する様子にファンからは心配や、今後を不安視する声などが上がっています。
東谷義和さんの言動に対して、批判的な記事を出している週刊誌『女性セブン』は、「BTSに会わせる詐欺」の被害者の中に1人でも、絶対に許さないという人がいれば刑事告訴に繋がるとし、記事に登場する社会部記者は、「警察もこれだけ広く被害が出ている詐欺事案は放置できないと考えているようです。なにより“詐欺をしても後で返せばいい”という開き直りが動画によって社会にまかり通れば、類似した犯罪が誘発されると警戒しています」
と明かしています。
警察が急に詐欺事件での立件に向けて動き出した背景には、一部の芸能事務所や政治家からの圧力があったのか否かは不明ながら、綾野剛さんが所属する『トライストーン・エンタテイメント』の山本又一朗社長は、自民党の議員等と繋がりがあることが明らかになっており、様々な憶測が飛び交っています。
いずれにせよ、東谷義和さんが詐欺行為をしたのは事実で、詐欺被害者の中に示談交渉には応じず、厳罰を求める人がいたとしても不思議ではなく、この件に関しては今後どういった展開を迎え、YouTubeチャンネルは“垢BAN”となってしまうのか否か、引き続き動向を見守っていきたいです。