暴露系YouTuberで国会議員の“ガーシー”こと東谷義和さん(52)がインスタグラムで、元俳優・成宮寛貴さん（本名＝平宮博重 40歳）が違法薬物を使用している証拠として公開した写真が原因で、成宮さんの知人男性が暴力団関係者から恐喝被害に遭ったことを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』に告白し、ネット上で物議を醸しています。
東谷義和さんは今月頭に、自身のオンラインサロン『GASYLE（ガシる）』で成宮寛貴さんの薬物使用疑惑について言及し、インスタグラムでは、「この写真はオレと警察当局しか持ってない写真！来週ガサ入れ前にオレがGASYLEでさらし、インスタにアップしてる！」
として、薬物に強いルートから入手したとする写真を公開しました。
丸で囲んだ部分にコカインがあるとし、さらに写真右手前の男性は成宮寛貴さんの恋人・Aさんだと説明した上で、「さ、どーする？成宮くん 飛ぶか、認めるか、抜きにいくか！明日さらなる事実をGASYLEで配信するから楽しみにしとけよ！！」
としていました。
＜↓の画像が、東谷義和さんがインスタグラムで公開した写真＞
東谷義和さんはその後のライブ配信等で、Aさんから連絡が来たことを明かしつつ、こちら側が指定した病院で薬物検査を受けるよう要求したものの、受け入れてもらえなかったなどと説明していました。
この件でAさんはデイリー新潮の取材に応じ、「僕はガーシーに、成宮くんと一緒に写ったデタラメな『コカイン使用の証拠写真』を晒され、名誉を毀損されました。そればかりか、その写真をガーシーに提供した暴力団関係者から、『写真を下げて欲しければ500万円を払え』と脅迫されたのです。僕の親友も巻き込まれ、実際、それぞれ10万円ずつを脅し取られています。先日、すべての証拠を持って警視庁に出向き、被害を訴えました」
と、問題の写真を巡って恐喝被害に遭っていたことを明かしています。
＜↓の画像は、デイリー新潮の取材に応じたAさんの写真＞
また、「僕も成宮くんもお酒を飲んでいただけで、コカインなんか絶対やっていません。」とキッパリ否定した上で、「この写真は僕が撮影したものなので、はっきり覚えています。ガーシーは最近の写真とか言っていましたが、2年くらい前に、成宮くん、X、僕の3人で恵比寿の居酒屋で食事した後、二軒目に寄った六本木の会員制バーの個室内で撮ったものです。過去に流出写真がきっかけで芸能界を去った成宮くんが、コカインをやっているところを笑いながら撮らせるわけないでしょう」
と語り、身の潔白を主張しています。
東谷義和さんに写真を提供した人物・X氏（30代）は、「関東圏の某ヤクザ組織に出入りしている暴力団関係者です。キャッシュカード詐欺や恐喝未遂で逮捕された前科もある」
と、闇社会に詳しい事情通が明かし、そんなX氏とAさんは3年ほど前に出会ったといいます。
問題の写真は2年前に、Aさんが初めてX氏を成宮寛貴さんに紹介した時のものとし、「Xは当時、不動産屋に勤務しており、成宮は住まいを探していた。2、3回、僕を交えて会った程度。深い関係ではない」
とAさんが説明しています。
AさんはさらにX氏について、「背後にいる暴力団を利用しながら、人を脅してカネをかすめ取ることを生業としているようなヤバい男」「僕も彼とつるんでいた時期に、やりたくもない仕事を彼に無理やり押し付けられた過去があります。僕自身もXから事あるごとにカネをむし取られ続けました。総額で1,500万円くらいにはなる」「最後はわけがわからないまま借金まで負わされた。そして、1年くらい前に彼から逃れるために東京を離れた」
と明かしています。
しかし、問題の写真が公開される10日ほど前に突然、成宮寛貴さんの弟の元職場に「マサト」を名乗る男から電話があり、Aさんと連絡を取りたいという話で、それを聞いたAさんは成宮さんと対応を話し合い、2人の共通の友人というBさんに対応を依頼したとのことです。
Bさんがマサトを名乗る男に連絡すると、Aさんを出すよう脅され、その後タイミングよくX氏から電話が入り、「マサトとAが会う席を作ったほうがいい」と告げられたといい、その後も2人とやり取りをする中で、X氏と男がグルだということが分かったとBさんは明かしています。
X氏は最終的に「あんまりそういう態度取っていると、Aと成宮がコカインやっているの、マジでガーシーとかに上げさせるからね」と脅してきたものの、Aさんはどうせウソだろうと思いスルーしていたところ、翌日に東谷義和さんがインスタグラムで写真を公開したそうです。
これに驚いたAさんは東谷義和さんのインスタグラムにDM（ダイレクトメッセージ）を送り、「僕は一般人で成宮くんとは公私共に仲良くさせていただいていますが、結婚もして子供も生まれたばかりで同性愛者でもないです、晒された事で会社や友人からも心配され、嫁とも子供が生まれたばかりなのに離婚問題になっています」「生電話で全部受け答えするので、日時決めて今日でも配信でAと何日に生電話配信するで～って告知してください」
などと訴えたといいます。
これに対して東谷義和さんからは、「してないんやったら、生配信でオレの指定するとこで尿検査やって君も成宮くんも立証すればええやん！それが一番やない？」「とにかくお前1人電話でても、なんの解決にもならんから、ちゃんと成宮だせよ」
と返信があり、双方のやり取りは噛み合わないままだったとのことです。
＜↓の画像が、Aさんと東谷義和さんのDM写真＞
また、X氏は10月3日にBさんに電話をかけ、「明日と明後日、2回写真上がる。明日は成宮のゲイ友達ということで、お前も入ったスリーショットが上がる。あさって、お前らが一緒に風呂入っている写真も出るらしい」と告げ、それを止めてほしかったら50万円払えと要求し、Bさんはプライベートを晒させる恐怖心から10万円を振り込んでしまったそうです。
X氏はさらに「成宮とAを呼び出せ」とBさんに要求、何度も脅されて疲弊したAさんとBさんは5日にX氏と対面、その場には恐喝役の男も同席し、その男からはAさんが500万円、成宮寛貴さんが4,000万円を支払えば、東谷義和さんが公開した写真を削除させ、さらに新たな写真も出さない等と言われたそうですが、払える金額では無かったため、Aさんは10万円を恐喝役の男に渡し、その場を離れたといいます。
AさんとBさんはその翌日、警視庁渋谷警察署に被害届を提出しようとしたところ担当刑事からは、「今日は被害届を受け取れないが、また来てもらうことになる」「先に捜査を進めた後で、正式に被害届を受理して立件に向けて動きたい」
などと言われたとしています。
東谷義和さんがインスタグラムで写真を公開したことが原因で、こうした恐喝被害に遭ったAさんは最後に、「彼があんなデタラメな男の話を信じて、写真をアップしたから恐喝された」「国会議員が恐喝の舞台を用意し、事実上、恐喝に加担していたのです。知らなかったではすまされない。僕はガーシーに対しても、名誉毀損で刑事告発するつもり」
と怒りをあらわにしています。
デイリー新潮はX氏に電話取材を行い、X氏は10万円をAさんから受け取ったことは事実と認めた上で、「あれは借金を返してもらっただけのこと。僕はAに280万円を貸している」「（Bさんから受け取った10万円は）Aと一緒に使っていたんだから返せよと言った。これ以上、俺も公開しないからと。これは恐喝にならないでしょう。恐喝していたのはマサトで、僕は間に入っていただけ」
と説明し、受け取ったお金は借金の返済だと主張しています。
東谷義和さんに写真を提供したことも認め、「写真はあれ以外にもあります。吸引している写真もあります。神奈川県警が捜査しているのも事実です」
と語っています。
デイリー新潮は東谷義和さんにも質問状を送付し、この件について問い合わせており、情報提供者のX氏が前科ありの暴力団関係者と知っていたのかとの問いには、「XというやつとAというやつが成宮と一緒に薬物をやってることは様々な情報網で裏どり出来ていることやけど、暴力団と関係があるどうのこうのは全くしらん」
と回答しています。
また、X氏がAさん等を恐喝したことを知っていたのかとの問いには、「俺もそのような音声やら色んな人間からインスタアップした後にそのような情報聞いたわ。そのシャブ中らが俺の名前を勝手に使って恐喝してるという話やけど、XもAも俺は会ったことすらないし、そんな話を事前に知るはずが無い」
などと回答し、恐喝等はX氏が勝手にやったことだとしています。
このトラブルに対してネット上では、
- マジかよガーシー最低だな
- 暴力団と繋がるガーシー議員終了のお知らせ
- 恐喝の件についてはガーシー全く関係なさ過ぎる
- ますます日本に帰国出来なくなったな
- 酷いな 東谷の言う指定したところで検査しろとか電話して来いとかも見せ物になるし当たり屋みたい
- これって東谷議員とヤクザのマッチポンプって事？
- ヤクザから写真を買ったなら反社への利益供与
などの声が上がっています。
東谷義和さんはこの記事が出る前にインスタグラム等でライブ配信を行い、週刊新潮から取材が来たことや、どのような回答をしたのかなども明かしていました。
成宮寛貴さんの薬物使用疑惑については、複数の情報提供を受けて暴露に至ったもので、情報源はX氏だけではないなどと語り、X氏はやAさんとは一度も会ったことがなく、暴力団関係者ということ等も知らなかったと主張しています。
また、X氏らによる恐喝行為にも一切関与しておらず、お金なども一切受け取っていないと語っています。
その上で東谷義和さんは、逆に週刊新潮が暴力団関係者らと繋がり、自身を陥れようとしているのではないかと疑っており、Aさん側の主張やデイリー新潮に対して怒りをぶち撒けていました。
- 東谷義和さんが週刊新潮の記事に言及のインスタライブ動画（Instagram）
実際のところはどうなのかは定かではありませんが、東谷義和さんが反社会的勢力から情報提供を受け、証拠とする写真を公開したこと、さらにAさんの顔を公開、実名も掲載して糾弾していたことは事実です。
また、Aさんは東谷義和さんに対して違法薬物使用や、成宮寛貴との関係などは事実無根だと否定したものの、インスタグラムの投稿は削除することなく掲載を続け、それが原因でAさんとBさんは恐喝被害などに遭ったとのことから、東谷さんに全く非がないとは言えません。
ネット上では反社との繋がりなど、国会議員として完全アウトな大問題との声も上がっていますが、今後このトラブルが大きな波紋を広げ、議員辞職、除名といった事にまで発展するのか否か、今後の展開にも注目したいところです。